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30< X <50

先週の土曜日、渋谷の道玄坂を歩いていて、ちょっといいことがありました。この事実だけは記念として、是非残しておきたい!

その日の昼下がり、私は一仕事を終え、道玄坂を渋谷駅方面に向かって歩いていたのです。すると若い女性(どう見ても20歳代)が友人と二人、プリプリしながら坂を登ってきます。すれ違うとき、二人の会話が耳に入ってきました。

「信じられない!私たちが30だって? チョーむかつく(怒)」

何かあったのかな?とさほど気にも留めずに坂を下っていくと、後ろから突然、中年のおばさまに声をかけられました。

「ちょっとすいません。今、広告宣伝についてのモニター調査をお願いしてるんですが、あなた30代ですよね」

私の頭の先からつま先まで眺めながら、さも自信がありそうにアンケートの調査員は話かけてきます。さっきの女性は、このアンケートで頭に来ていたんだなとちょっと笑いました。

ここで30代だと答えれば、どこぞの部屋へ連れて行かれアンケートに答えると、恐らく図書券500~1000円をゲットできるのでしょう。ここだけの話、私はアンケート、モニターマニアとして知られ、毎月○万円をインターネットで稼いでいるのです。もっと言うと、ここ一年間銀行からお金を下ろしていない。個人的な小遣いは全部、ネットで稼いでいるのです。プロのモニタリストとして、のどから手が出るような話でしたが、「40をかなり過ぎているのです」と正直に答えました。

すると、「えっ」とそのおばさまは驚き、「どうもすいません。30代の方だけにお願いしているので」と謝りました。

どうしてどうして、こんな間違いなら大歓迎ですよ、とまでは言いませんでしたが、かなりウキウキと足取り軽く渋谷駅へ向かったのは言うまでもありません。

こんな小さなことにも喜ぶ私にも、かつてつらい過去があったのです。

忘れもしない去年の同じ時期、私が新宿のヨドバシカメラ本店前を歩いていると、かなりご高齢のおばさまに呼び止められました。そしていきなり、

「50歳過ぎてる?過ぎてるならアンケート、お願いしたいんだけど。答えてくれたら図書券あげるよ」

ガーン!

まだ40ですよ、と顔を引きつらせながら私は答えました。余裕の笑顔を浮かべようとしましたが、それが凍り付いているのが自分でもわかります。そのままブルーな気分で、新宿へとひとり寂しく向かいました。

そして一年の月日が流れた。

へへへ…。それが今度は、30代だってさ。やったね。と喜んだのですが、その差はいったいなんだったのだろうと思い直しました。

理由その一、新宿のおばさまは目が悪かった。その二、アンケートの人が集まらずあせっていた。その三、私個人に問題があった。

やっぱりその三かな。新宿のときは、ドブねずみ色のスーツというよりか背広に、老人がするようなジミーなネクタイをしていた。仕事がうまくいかず、目の下にクマがあったのかもしれない。

渋谷のときの格好は、白いシャツに下はジーンズ、そしてチャコールグレーの皮のジャケットを着ていた。その日は、お金もらったので、結構さっそうと歩いていたのかもしれない。

男って、けっこう着ている服や気分の持ち方で、二十歳近く年齢が違って見えるのですかね。

高校時代は、スティングに出てくるポール・ニューマンのファンで、早く自分も年を取りたいと思っていました。自分も年をとったら、口ひげを生やして、かっこいいスーツ着て、ポーカーでお金を儲けて…。

当時のポール・ニューマンがやっていた役の年齢に近くなってきましたが、理想と現実との間にはギャップがあります。

しかしまだ勝負がついたわけではない、頑張らねば!よし、口ひげだけでも生やそうかな。

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