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牛丼クロニクル 

男もすなるブログといふものを、便利屋もしてみむとてするなり…。

ブログを始めるにあたって、さて、何から書き始めようかしらんと思いついたのが、上記のフレーズ。紀貫之の「土佐日記」でしたっけ。

それはそうと、生まれて始めてのブログ。さて、何から書き始めたらいいのだろう。私のオフィシャルホームページ、「ビジネス便利屋のよろず公開講座」は、結構かたい内容なので、ブログのほうは肩の力を抜いて書きたいですね。

…と思って、今ひらめいたのが牛丼。そう、現在、アメリカのBSE問題でゆれる牛丼です。実はここだけの話、日曜日を除いて金、土、日曜日を間に挟んで月、水曜日とと松屋のキムチ牛めしばかり食べているのです。仕事柄、毎日都内を歩き回っているのですが、お昼、腹がすく時間になると必ず目の前に松屋のあの黄色い看板が目の前に現れる。というか、記憶のすみに松屋の位置がインプットされていて、無意識にそちらの方向へ足がむいているのかもしれません。

それにしても、あのキムチがいい!! 以前、「ためしてガッテン」で、日本人は、本物のキムチを食べていないと言っていましたが、あれは本場のキムチなのでしょうか。うまみ成分がたっぷり出ているという感じで…。でも、とくに松屋の肩を持つわけじゃありませんよ。言いたいこともあります。昔に比べて、生野菜の量が半分になったということ。やっぱり会社の規模が大きくなりすぎたからなのかなぁ。

思えば、私が牛丼と出合ったのは大学時代でした。当時、松屋はほとんどチェーン展開されておらず、渋谷のセンター街に、味噌汁が無料でついてくる牛丼屋が一軒あるといった印象だけでした。そのころは吉野家が、急速に店舗を拡大している時期で、普通盛りの値段が400円。それだけで、昼ごはんが食べられるなんて、「やす~い」と思ったものです。その後、280円まで値段が下がるなんて、当時誰が予想したでしょうか。

当時の店のレイアウトは、今とほとんど変わらなかったと思いますが、割り箸ではなく、再利用できる箸で、カウンターの上に易者の筮竹のように置かれていた記憶があります。学生時代は、週に1~2回は吉野家の牛丼を食べていましたね。もともと肉はあまり好きではないのですよ。でも、よく溶いたたまごをかけて、ショウガとともにかっ込む味は、400円というお金ではほかで味わえないものでした。

しかし、その吉野家に暗雲がたち始めます。1978年の終わりごろだったと思いますが、大学生だった私は、アルバイトの帰り、晩飯に牛丼を食べようと吉野家に立ち寄ります。まわりを見回すと、カウンターには私のほかに客がいません。まだ七時を少し過ぎた時間なのに、ですよ。嫌な予感がしました。少しして、私の前に置かれた牛丼を一目見て、目を見張りました。

に、肉がない…。

しかしよく見ると、銀シャリがやけに光沢があって、蛍光灯の光に照り映えている。少し茶色っぽいからたれはかかっているようだ。たまねぎも多少(2~3片)あるような。

どんぶりに顔を近づけてもっとよく見ると、光沢がある部分は全部脂身でした。肉の黒い部分がひとかけらもないのです。しかもそれさえ、ごはんの全面積からいったら、60パーセントもありません。

何だ、これは…。これは牛丼と呼べるのか!

と、店員を睨もうかと思いましたが、私も当時は若く、気が弱かったのです。 しかも店員もどんぶりをカウンターに置いたら、さっと厨房に逃げてしまったではありませんか。

どうしてだ。私がなにか店員の気に触ることでも言ったのか…。

そんな煩悶を繰り返しながら、脂身andたれ丼をかっ込みました。学生なので金もなく、おしんこや味噌汁を頼むというような贅沢はできません。

しかしその事件後も、行くどの店も同じような状態が続きます。いくら世間知らずの人間でも、おかしいと気づきますよね。そしてとうとう1980年に吉野家が倒産するという衝撃的なニュースが耳に飛び込んできました。急激な店舗展開に、人材と材料の供給が追いつかなかったのがその原因らしいです。

会社が倒産するということ、サービス業としての顧客満足がいったい何なのかを身をもって感じることができたのはその事件からかもしれません。こんな苦しい時代を乗り越えて、牛丼ファンとともに成長してきた吉野家には是非頑張ってほしい! 陰ながら応援しています。

その後も、牛丼には、その時代時代の色々な思い出がありました。いずれまた書いて、青春時代を振り返ってみたいな。

それにしても、最初からこんなにたくさん書いて、あとが続けられるのでしょうか。次回からは、肩に力をいれないでさらっといこう。

ところで、せっかく咲いた桜がほとんど散ってしまいました。今年は桜の咲いている時間がとても短かったような気がします。最後に、土曜日に撮ったうちの近所の公園の桜の写真を載せておこう。

桜の開花(もう散ってしまったけど…)とともにブログの開始です。

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2005

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