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会議で、主導権をにぎる法

 昨日のブログで、会議室で座る席の場所によって、会議のリーダー的立場になれる可能性があると書きました。

 その席とはどこか。

 結論から言いますと、当たり前と思われるかもしれませんが、上座です。

 上座とはどこかというと、釈迦に説法かもしれませんが、会議室の入り口から遠い席。しかも窓際で、窓を背にしていればベストと本には書かれています。光源のそばに身を置くことによって、自分を大きく見せることができるからです。

 もちろん、元から上の立場のある人は、どこに座っても、それ相応の影響力を行使できるはずです。しかし、同じ階級にある者、または職位に関係のない会議に関しては、ある程度この説は確かだと思えるのです。

 会社に勤めていたとき、ある会議に出席したことがあります。その会議は、会議室に入った順番で自由に席を選べる形になっていました。

 一般の傾向からして、そういう形だと入り口から近い下座から席が埋まっていきます。私も下座に着席して、会議が始まるのを待っていました。すると後から遅れて、新入社員が入ってきたんですよ。彼が入ってきたときは、下座は全部埋まり、まさに窓を背にして座る上座しか空いていませんでした。新入社員は仕方なく、上座に座りました。

 私が下座から見ると、上座に座るその新入社員が後光に包まれ、すごく荘厳に見えるのです。

  皆もそう見えたのかもしれません。司会者が、半分茶化す意味もあって、議題が変わるたびごとに彼に意見を求める。

 何回かそういうやりとりのあと、最後、なんと新入社員の意見が通ってしまったんです。それがどういう内容のものだったか覚えていませんが、さほど大した意見ではなかったのではないでしょうか。会議の後、なんであんな意見が通ってしまったのだろうと、同僚と話した記憶が残っていますので。

 今から考えると、それは上座に座った効果ではなかったのか。

 そのとき下座に座った私は、その他大勢のなかに埋没してしまった印象があります。なにか話しても、不思議と注目が集まらない。

 いつもは、「また、あの野郎。おかしなことを言ってる」と皆から笑われるんですけどね。

 また、会議の場で印象を強めるには、いつも決まった席にすわるのがよいと言われます。そのたびに席を変わるというのは、ほかの人の印象に残りにくいからだそうです。確かに、発言力のある人は、いつも決まった場所に座る傾向が強いのではないでしょうか。

 逆に言うと、たまたま下座に座った人。目立たない場所に座った人は、議論から疎外されがちになり、あとあと不満が残ることにもなりかねない。

 全員が、会議に参加しているという雰囲気を作るためには、議論の大勢が決まりつつある段階で、下座に座っている人たちの意見をじっくり聞くことも重要です。それだけ、会議の場で座る場所というのは大事なんですね。

 それから、いつも自分の意見に反論する相手っていませんか? そういう論敵が、自分の真ん前に座ると、より対決姿勢が明確になってしまう。徹底的に相手とやりあいたいという人はいいかもしれませんが、そうじゃない人は自分の正面に、協力者にすわってもらうことも一法です。そして、いつも反論する相手が口を開く前に、協力者に「賛成」と賛同してもらうことです。

 それは、あなたの発言直後に、バックアップする形で言って貰えればベスト。反対者が、反論するため発言する機会を奪う形になりますから。

 これについて有名な事例があのますよね。関が原の戦いを前にした徳川家康です。

 上杉征伐で、豊臣恩顧の大名を引き連れ、今の栃木県小山にいた徳川家康は、石田三成の挙兵を聞き、反転して彼を討つ作戦に出ようとします。しかし、大阪城には今一緒に小山にいる豊臣恩顧の大名の妻女が人質になっている。今、石田三成征伐を宣言しても、彼らが味方についてくれるかどうかわからない。

 そこで家康は、彼らの中の協力者に、いち早く自分に味方すると宣言してもらいます。その作戦によって、どっちつかずだった大名も味方にし、関が原へ向かうことができたのです。

 ところでその協力者って誰でしたっけ? 福島正則と山内一豊だったと思うのですが…。この辺の事情は、司馬遼太郎の「関が原」に詳しく書かれています。

 そういえば、司馬遼太郎氏の一連の著作も一流のビジネス書と言えるかもしれませんね。

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