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うまい叱り方の秘訣

 昨日は、やさしい先生と厳しい先生のメリット、デメリットを中心に書きました。どちらがいいとは即断できませんが、人を育てる上において、厳しすぎても、やさしすぎても問題は生じると思います。 

 その場その場のシチュエーションに応じて、どういう対応をしたら生徒がもっとも成長するかということを考えて先生は行動しなければならない。いわば、やさしさと厳しさの使い分け。メリハリが大事なのでしょう。

 これはもちろん、人をほめることと叱ることにも当てはまりますね。

 昨日も書きましたが、いくら人はほめるとやる気が出るからと言って、ほめすぎてもいけない。中には、それほど実力が備わっていない若い人をほめすぎて天狗にしてしまうケースもある。

 だから「叱る」ということもまた、人を育てる上において重要なのではないか。

 しかし、ですよ。叱ることは、ほめることより数倍難しいと言われます。

 私事で恐縮ですが、私なんかいつも冗談ばっかり言ってるから、後輩に少し説教してやろうと真面目な顔でなんか言うと、

「あれっ? ビジベンさん。今日は深刻な顔しちゃってどうしたんですか? また変なもの食べたんじゃないですか?」 …なんてやられる。  

 フレンドリーはいいのだけれど、仕事は本来厳しいもの。少しはわかってくれぇぇぇぇぇぇ~!!!

 それはともかく、仕事柄、中小企業の社長さんとよく話をさせていただくことがあるのです。そのときよく耳にするのは以下の言葉です。

 最近の若手従業員は、何か言うとすぐ落ち込む反面、押し付けに反発する。本当に従業員のためを思って叱ったことが、相手はそうは受け取ってくれない。

 「怒られた」「もうこの会社にいても将来はない」などと思い込んで、将来を期待していた従業員に去られてしまったことがある、と。

 でも、最近の若者という言葉はちょっとひっかかりますね。この言葉、人類の歴史とともに歩んできた言葉ではないかと思えるふしもある。

 細かなことは忘れましたが、奈良時代の文献に、「最近の若者は、どうも何を考えているかわからない」なんてフレーズがあったそうな。 奈良時代の人から見れば、今生きている人類は皆、若者みたいなもんですからね。

 最近の若者だから、ひ弱なわけでも、落ち込むわけでも、押し付けに反発するわけでもないと思いますよ。

 少しえらそーなことを言いますと、最近の若者がどうというのではなく、人にはいろいろなタイプがあると言うことです。

 奈良時代にも、今と同じタイプの若者がいただろうし、未来もきっといるだろうということ。あながち時代背景だけが原因じゃないと思いますよ。

 上記の、若手従業員のためを思って叱り、会社から去られてしまった中小企業の社長さんは、叱ってもよいタイプの人間かどうか見極めないで、いきなりガツンと叱ってしまった可能性がある。

 たとえば、叱られても後遺症が残らないようなネアカ(根が明るい)人間は、多少きつく叱っても次の日になればケロッとしていてあとに残らない。そういう人間は、どんどん叱ってやってもかまわない。

 プロ野球の球団にも叱られ役というような選手がいます。野村監督時代のヤクルトの古田選手や巨人の元木選手。

 この前テレビで見ていたのですが元阪神の川籐選手は高校時代からなぜかチームで一人だけ怒られ、プロ野球に入ってからも、なぜか俺一人だけ怒られたと笑っていました。

 そういった人たちは、ストレスが発散しやすい体質を持っているため、あとに残らない。

 経営者にとっては、社内の叱られ役=引締め役になってくれるまことに貴重な人材です。

 では、ネクラ人間を不用意に叱るとどうなるのか。

 この続きはまた明日。

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