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やる気にさせるほめ方の秘訣

こんにちは。

昨日、ブログに書きました、やる気にさせるためにほめるということ。とても重要なことだと思いますので、今日も同じテーマで書きたいと思います。

1936年の初版発行以来、全世界で大ベストセラーとなり、日本でも数多くの人たちに影響を与えた本に、D・カーネギーの「人を動かす」があります。そのなかに「人を変える九原則」というのがあります。

その第1章が「まずほめる」で、また第6章に「わずかなことでもほめる」と、ほめることの重要性をくどいぐらいに説いている。

初版以来70年間売れ続け、最近文庫本となってもヒットしているこの本の内容は、誰でも頭でわかっているのに実際行動するとしたら二の足を踏んでしまう、ということが数多く書かれていますね。

それを実行できるかどうかが、成功する人とそうでない人の分岐点になるのではないでしょうか。

たとえば、会社の社長がぶすっとしたまま、従業員の給料をいやいやながら上げるよりも、たとえ給料は変わらなくても、社長が従業員の能力を認め、常に心から感謝の気持ちを伝えほめる方がお互いにとってプラスになります。

しかしただやみくもに人を持ち上げるだけでは見え透いたお世辞と取られ、かえって逆効果になる場合もある。そこがなかなか難しい。当然そこには、うまいほめ方のポイントが必要です。

では次に人をやる気にさせるほめ方とはどんなものか。

第一に、ほめる人が、ほめられる人の長所を発見し、「こころからほめよう」と決心することですね。人には皆、どこかにいい点、ほめられてしかるべき点があると思うんですよ。そこを感謝の気持ちでほめる。別に難しいことではなく、自分がいいなって思ったことを口に出すだけでいいのではないでしょうか。

第二に、ほめられる人の長所を具体的に表現すること。

たとえば、「君の挨拶はいつ聞いても気持ちいいね」とか、「会議の資料が良くできている」とかいうことでもいいんです。逆によくないのは、「最近、頑張ってるよね」とか「楽しく仕事してるよね」とか、何をほめているのかわからないほめ言葉。

「全然頑張ってないのに、何か頑張ったのかな」「楽しく仕事してるって、真面目にやってないって皮肉?」とほめられた方はかえって疑心暗鬼になったりする。

表現が抽象的だとお世辞に聞こえたり、悪くすると嫌味を言われたりしているのではないかと勘ぐられることにもなりかねないから注意です。

そして第三のポイントは、他の人の前でほめるということ。

かつて、創業以来業績が順調で、従業員が明るくキビキビ働いている会社の朝礼に参加させてもらったことがあります。その会社は、従業員数30名ほどの販売会社なのですが、とにかく明るく笑いの絶えない朝礼には驚かされました。

若手社員に話す機会を与えようということで、持ち回りで3分間の自由スピーチを従業員全員の前でさせ、そのあと社長のコメントがあるのですが、そのコメントがとてもユーモアに富んでおり、また随所にほめ言葉がちりばめられていて、その社長はよく従業員を見ているな、と感心させられました。

その後、成績の良い営業マンの発表があり、名前と数字が発表されると全員が拍手して、その営業マンの労に報います。

見ていると、社長にほめられ、他の従業員から祝福された人はとてもうれしそうです。社長にあとで聞いたところでは、朝一番に行う朝礼はその日一日の仕事の成果を左右しかねないので、とにかくほめ言葉を多くして従業員の気持ちを乗せることが大事だとの事でした。

 朝一番でほめられた営業マンは、そのままの笑顔でお客さんのところへ出かけていけますよね。

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