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日本には、ほめる文化が欠落している?

 今日は暑かった…。

 炎天下、1日中歩き回りましたよ。毎日、えらそーなことをブログに書いている人間としては、現場で汗水たらして働いている経営者さんや従業員さんの生の声を聞かなきゃ、机上の空論になってしまいますからね。

 …とか、恩着せがましいことを書いておりますが、単にほっつき歩いてお客さんと世間話をするのが好きなだけなのです。これがまた仕事に結びつくのだから、趣味と実益を兼ねているわけでして…。

 それにしても、今日はどれくらい自動販売機で飲み物を買ったろう。200メートル歩くごとに1本買ったような気がする。

 暑ければ暑いほど景気が良くなる。日本経済の景気浮揚に少しばかり貢献したことで、今はとても充実した気分です。

 ふう…。今日は疲れているので前ふりはこのくらいにして、先週からの続きの「人をやる気にさせる法」の具体例を行きたいと思います。

  人をやる気にさせる方法として、まず誰もが思いつく方法は「ほめる」ということではないでしょうか。

 しかし、そんなの当たり前だのクラッカーじゃん(←これは世界遺産にも登録されるべき古典的ギャグ。出典:てなもんや三度笠)、いちいちそんなの書くなよ、うざいな~、なんて思われる人はいらっしゃるかもしれません。

 しかしですね。一見、誰もがわかっていることであっても、実際に現場で、本当にうまく部下をほめている上司がどれだけいるのだろうかと思ってしまうのです。

「部下のやる気がない」と嘆く上司は、職場で一言のほめ言葉も発していない場合があまりにも多い。

 知り合いに、ある中規模の建設会社の総務部にいた友人がいるんですよ。

 彼は大変な頑張り屋で、仕事の幅を広げ、会社のどんな要望にもこたえるという目的で、自腹でさまざまな資格スクールや通信講座を受けました。

 そして、宅地建物取引主任や行政書士、社会保険労務士といった資格を次々に取得していったのです。ところが3つの資格を取得した頃から、経営者や上司、同僚が彼に冷たくなって行ったらしい。

 いくら資格試験の勉強をしているといっても、会社の仕事に穴を空けたことはないそうです。休み時間や業後、休日に勉強を続けていた。それでも周りからは、たんに付き合いの悪い奴と思われたらしい。

 面と向かって小言を言われるのではなく、無視され続けたとか。

 不況の時代で、彼の会社もリストラによる社内の生き残りゲームのような要因もあったそうですが、結局彼は経営者や上司、同僚からの嫉妬からくる嫌がらせに耐え切れず、退職を余儀なくされました。

 彼は退職後こんなことを話してくれました。2年間の勉強の末やっと資格を取得したことを上司に報告したとき、一言のねぎらいの言葉もなかったばかりか完全に無視されたことで、まったく仕事をする気がなくなってしまった、と。にっこり笑って、「良く頑張ったな」と一言でも言って欲しかった、と。

 大企業なら従業員の資格取得に伴う報奨金規定などきちんとしたシステムができているところが多いのですが、中小企業では経営者や現場のさじ加減ひとつでこのようなことが起こります。

  当然ほめられてしかるべき成績を上げながら「ほめられる」という期待が報われないと、従業員は怒りや興奮で俄然、反抗的になったりやる気をなくしたりするのです。

 営業でノルマをきちんと達成したのに、経営者が「営業はノルマを達成するのは当たり前だ」と一言のほめ言葉もなかったばかりに潰れていった営業マンはいったいどれだけいるのでしょうか。

 かつて朝日新聞の天声人語に、「日本にはほめる文化が欠落している」と書かれていました。

 日本人は、ほめ下手でけなすことには熱中するのですが、ほめることには妙に照れるところがあるといいます。

 寅さんの映画で有名な映画監督の山田洋次氏は、著作「寅さんの教育論」の中で、人をほめることが映画作りでいかに大切か、ということを述べていました。

 監督は、「目立たないところで工夫したりしている人を発見したら、うんと感謝してほめる。大声でくどいほどほめる」と著作の中で書いています。そして実際映画を撮っているときも、どこでほめようかということをいつも考えているそうです

 監督の映画に出演した新人俳優の多くが、その後大きく成長したということを皆さんよくご存知でしょう。

 そういえば、先日、おいちゃん役の松村達雄さんも亡くなってしまいました。独特の風貌と声で、存在感がありましたよね。

 ああ、寅さんの新作が見たい…。

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