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人をやる気にさせ、目標を達成する法

 昨日は、下書きの原稿をアップロードしたり、突然削除したりとご迷惑をおかけいたしました。

 今日お届けするのは、おととい間違えてアップロードしてしまった原稿です。加筆した部分も結構あるので、再度お読みいただければ幸いです。

 ここ3日間、「人をやる気にさせる法」のひとつとして、上司の人間的な魅力を「坂の上の雲」の人間描写から考えてきました。

 今日からその方法論として、いつもの心理学をベースにお届けしたいと思います。

 今日は、仕事なり、勉強なりで人にやる気を持たせる方法。

 この点について、いつも大変お世話になっている多胡輝氏の「心理トリック」には以下の記述があります。

●目標に至る心理的距離が近ければ近いほど、それだけ早く目標を達成しやすい。

 いわゆる、もうすぐ目標が達成できる、と目標が手に届くところにある場合、よし、もうひと頑張りだ! と人はやる気になるというのです。

たとえば、みんなで山に登った経験のある方はわかると思いますが、いいリーダーはいきなり頂上を目指しません。

1時間ほど山を登ってみんな疲れてきたら、「よし、あそこに見える大きな木の下で休むからがんばれ」とか、「あと10分ぐらい上ったら、登りが楽になるよ」とか言って皆を励まします。他のメンバーは、苦しい息の下で、もう一息で楽になれるのだから頑張ろうとリーダーに遅れないで付いて行こうとする。

少しずつリーダーの設定するサブゴールともいう目標をクリアしていくうちに、いつの間にか頂上に着いてしまったってことはあるんじゃないでしょうか。

これが悪いリーダーだとしたら、「あと少しだ、頑張れ、頑張れ」と励ますものの、いつまでたっても頂上に着かない。他のメンバーから頂上まであとどれくらいですか、と聞かれてリーダーが「あと3時間ぐらい同じような登りが続くよ」と答えたら、

もう嫌じゃ~、早く帰って寝よ。てなことになりかねない。

これと同じことが日常の仕事にも言えると思うんですよ。

サブゴールを設定すれば、遠い目標を近くに感じさせ、あと少し頑張れば目標を達成できるのだと思わせることも可能ではないか。

たとえば、知り合いがやってる楽天日記なんか、やる気にさせるのがうまいな~と思いましたよ。

最初始めた頃、「あなたのホームページのアクセスカウンターが、 10アクセスを超えました。」なんてメールが来たときは、ずいぶん細かいな~と思ったそうです。

次は、50。その次は100。200,300,…ときて、1000アクセスまで、100アクセス刻みにサブゴールが設定され、そのたびにお知らせのメールが来る。100アクセスなんて、普通に更新していれば、2~3日で可能でしょう。

よし、あと1000まで、50だ、10だ。とやっているうちに、日記を続けることが習慣になっている。

さすが楽天。ちゃんと心理学のインセンティブ法をわきまえていますな。

仕事でも勉強でも、これと同じことが言えると思いますよ。

サブゴールの設定は、人をやる気にさせるという点において非常に重要だと思います。なぜなら、人が人一倍頑張るときというのは、目標が十分手の届くところにあり、あと一歩で達成できる寸前のときだからです。

それなら、人をやる気にさせたい人は、常に手に入る一歩手前のサブゴールを、彼らの前に与えてあげればよい。

また世の中にはサブゴールが設定してあるということでうまくまわっているようなことがいくつかあります。

たとえば会社の中に、係長、課長、部長というサブゴールがなく、平社員と社長だけだったら、出世欲のある社員はやる気を失ってしまうでしょう。

大相撲って、最もサブゴールを有効に活用している世界なのではないかと考えるのですよ。

番付表を見ても、序の口は序二段、幕下は十両、十両は幕内、幕内は関脇・小結、関脇は大関、大関は横綱、というように、常に自分の手の届く範囲内に目標が設定されています。

そしてだいたい何勝すればどこまで上がれるかという基準も比較的明確。

さすがに江戸時代から続く力士のインセンティブシステムは、見事というほかありません。(相撲自体の歴史は、日本書紀にも記述されているそうです)

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