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社内のグループ活動で、やる気を高める法

 こんにちは。

 今日からいよいよ8月。

暑いとか、脱水症状をおこすとか、もう、だめ死にそうとか、なんだかんだ言っても (← 自分で言ってるだけだろ!) あと1ヵ月で9月ですよ。

間に夏休みもあるし…。 

う~、あと少しの辛抱じゃ、扇風機フルパワーで凌ぎきられば…。(← それが言いたかっただけなのね )

私事はともかく、土曜日は、以下のことを書きました。

1924~1932年にかけて、アメリカのウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場で、興味深い実験が行われました。後に、経営管理学、産業心理学の分野であまりにも有名なホーソン実験です。

 この実験は、照明など作業条件の変化が作業員の能率に与える影響を調べる目的で行われました。ところが当初予測していた作業条件の変化に関係なく能率が上昇し、普通なら作業環境が悪化すれば能率が落ちるはずなのに、一概にそうとも言えない結果が現れたのです。

 普通、人間って疲れると作業能率が落ちますよね。ところがなんと、作業の環境が悪化しても、長時間労働で疲れても、かえって能率があがったケースがあったというのですよ。

 さて、その理由はどうしてか、というところまでお話したのでした。

 今日はその続きです。

 ホーソン実験には、数多くの作業員の中から参加者を選抜して行われました。選ばれた者は、おそらく経験豊富で作業能率の良い作業員が選ばれたのでしょう。

 作業員たちにとって、偉い大学の先生の行う実験に参加することは一種のステイタスを感じたに違いありません。今と違って、大学へ行くことはそれだけでエリートになることを意味していたし、彼らを教える教授は雲の上の人だったのでしょうから。

 だから、実験自体、晴れがましい自己主張の場であったはず。少々疲れても、少々作業環境が悪くても、我々は選ばれたエリート集団だと胸を張って実験に取り組んだ。

 つまり、実験に選ばれたという作業員のプライドと仲間意識がいい方向に作用し、作業条件の変化に関係なく、能率が徐々に上昇していったのがその理由でした。

 たとえば小学校のクラスで、足の速い子が4人、クラス対抗のリレー選手として選ばれるようなもの。少々疲れても、小雨が降っていても、クラスの代表としてみんなのために全力で頑張りますよね。

  この実験を主催した一人であるハーバード大学のレスリスバーガーはこんなことを言っています。

●人は感情を持った『社会的動物』であり、公式組織(会社のような公の組織)の中に自然発生的(仲間意識的)な『非公式組織』を作り、その影響が非常に大きい。

 たとえば従業員は会社に所属していても、社内に自発的な仲間グループといったものを作り、そこから受ける影響が、会社から決められた部や課という所属の影響と同程度か、場合によってはそれ以上になることがあるということ。

 この場合は、会社の作業員グループが公的組織。そしてそのなかに経験豊富で作業能率の良い非公式組織が生まれ、同じスキルを持つという仲間意識の影響を受けたのがその理由です。

 ただホーソン実験は、自然発生的にできた集団ではありませんが、同じような意味を持ったと考えていいでしょう。

 昨日、お話した高校野球や駅伝の例も同じことが言えると思います。一人では、それほどやる気がでなくても、同じ目標を持った集団の一員となれば、大いにやる気が触発される。

 つまり人は、自分のためというよりも、自分が心底愛着を持っている仲間のためというほうが力を発揮できる場合がある。

自分が愛着を持っている組織の一員として、同じ目標向かって団結して頑張っている仲間のためなら、人は底知れぬ力を発揮するのです。

だからもし、会社の中で、あるいは学校、組織のなかで、人をやる気にさせたいときはグループ活動を取り入れればいいのではないでしょうか。

 グループ活動を仕事の中に取り入れることは、いくつかのメリットがあります。

 まず、メンバーの一人としての責任感と自覚が生まれてきますから、おのずと仕事に張り合いが出る。

 そしてグループ内の自由な情報交換と与えられた役割が、仕事への参加度合いを高めます。

 メンバー全員の参加度合いを高めるためには、メンバーそれぞれに、役割地位を与えることが効果的です。グループで仕事をする場合は、それぞれの能力より士気と団結が何より重要だからです。

 野球でもサッカーでも、一人のスーパースターだけではなかなか勝てません。個人技ももちろん大切ですが、選手一人一人が与えられた役割をしっかりこなし、チームワークがとれ、目標に向かって一丸となって突き進んでこそ、いい結果が出るのですね。

 また人は、自分が所属する集団の規範にあわせて態度を決め、行動するといわれます。

 以前述べたように、経営者や上司から「やれ!」と命令されるより、本当に信頼できる従業員の仲間同士、みんなで討議して決めたことは守る傾向にあるのです。

 このことは会社の経営方針、経営目標を、社員全員の目標として達成しなければならない場合に応用できるのではないでしょうか。

 またこれらのことは、次回にお話しする会社の中に気のあった仲間同士の非公式組織を作り、その集団同士で競争してみようという発想を思いつかせてもくれたのです。

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