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やる気にさせる指導法

  こんにちは。

 昨日テレビでサザンオールスターズの特番をやっていました。コンサートライブの模様と桑田さんへのインタビューが同時進行する。

 やっぱりいいな、サザンは…。

 曲のよさはいまさら言うまでもないことですが、年を経るに従って、桑田さんの歌がうまく丁寧になっていくような気がしました。もちろんノリの部分の爆発力は健在ですよ。

 デビュー当時は、完全に大学の学生サークルみたいな感じでしたね。当時ライバル視されていた世良正則&ツイストは最初からプロのようでしたが、サザンは勢いだけでやってたみたいなところもありました。

 デビュー曲の「勝手にシンドバット」のタイトルだって、「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバット」をくっつけただけですから。

 そのサザン。デビュー当時はいろいろな新人賞にノミネートされ、授賞式に出るんですよ。ああいうバンドって、俺たちは賞のためにやってるんじゃない、と辞退するのが普通だった。

 だけどサザンは出る。短パンにトレーニングウェアスタイルで…。

 当時はアイドル全盛で、演歌の新人もノミネートされる。当然、授賞式では浮きますよね。しかも、最優秀賞は取れないから、まったくかっこ悪い。

 スポットライトの当たる受賞者の脇にたたずむ場違いな格好の若者たち。

 でもそれにめげずに何度もノミネートされる授賞式へ出る。

 受賞できないのはわかっているし、出ても完全に浮いてるから出なければいいのにと思いました。またデビュー当時は、ラジオ番組に自分たちの曲をかけてもらうため、メンバー全員ではがきのリクエストを書いていたそうです。

 これまたかっこ悪い。

 でも、かっこ悪いことを繰り返していると、いつの間にかすごくかっこよくなっていくのだと、昨日テレビを見ながら思いました。

 当時のバンドで、今も第一線で活躍しているのは、サザンのほかにはほんの一握り。

 なんかその辺に、生き残りの秘訣のようなものが隠されているような気がします。

 …いかん。今日はサザンの話だけで終わってしまう。その話題の続きはまた日を改めて、遅ればせながら本題へ行かせていただきます。

 さて、先週からの続きの「人をやる気にさせる方法」。

 子供の頃、いい先生に出会って、勉強や体育にやる気が出たっていう人は多いのではないでしょうか。

 実業家や研究者、スポーツ選手の半生記が好きでよく読むのですが、子供時代、自分の将来を左右するような先生との出会いが書かれているケースが多いですね。

 そういう先生って大抵、ほめ方がうまい。

  以前、「やる気にさせるうまいほめ方」でも書きましたが、勉強やスポーツをすることが楽しく好きになるようなほめ方をする。

 最初はそれほど勉強ができるわけでも、スポーツが得意なわけでもなかったかもしれません。しかし好きこそものの上手なれということわざ通り、朝から晩まで集中して取り組んでいるうちに、いつのまにか第一人者になっている。

 そういうやる気にさせる先生のパターンがあるらしい。あまり見たことはないのですが、NHKのBSでやっているBS演歌塾なんかはこのパターンですね。

 たとえば、出演者の素人がまず歌う。すると審査員の先生(名前は度忘れしましたが)が、まず「大変お上手です。よくできていました」とほめる。(第一段階:賛辞)

 そして、「ただ、最初の出だしとさびの部分をこうすれば、もっとよかったですね」と審査員の先生が模範例を示す。(第二段階:指摘)

 最後に、「あなた、なかなかいい線いってますよ。これからも頑張って練習してください」と励ます。(第三段階:激励)

 有名な作詞家や作曲家の先生から、このような形で指導されると、やる気が出ますよね。素人の出演者の顔を見ていると、もうホントに生き生きとしていて明日からカラオケで練習しまくるぞという気迫まで感じます。

 その番組。最後に一番上達した人が、プロモーションビデオの演歌歌手みたいに自分が指導を受けた曲を歌うシーンがあるんですよ。

 いつもテレビでプロの演歌歌手の歌を聴いているこちらとしては、決してそれだけほめられるほどうまくはないと思います。

 でもきっと、今回を契機にもっともっと練習を重ねて、いずれはプロの歌手としてデビューする人もいるんじゃないかという気もしました。

一流の先生にほめられたという事実は、何にも変えがたい自信となりますよね。これからものすごく真剣に、歌のレッスンに取り組むに決まってますから。

この点について、多胡輝氏の「言葉の心理作戦」には、以下の記述があります。

● 暖かい感化的な言葉で包まれた情報は、人を発奮させる力を持つ。

上記の演歌道場の審査員の講評の仕方は、ちょうど暖かい感化的な言葉で包まれた情報なのだと思います。

 たとえば、「大変お上手です。よくできていました」と「あなた、なかなかいい線いってますよ。これからも頑張って練習してください」が暖かい感化的な言葉。

「ただ、最初の出だしとさびの部分をこうすれば、もっとよかったですね」は、指摘、いわゆる批評という冷たい情報ですね。

その冷たい情報を、暖かい感化的な言葉で包むことによって、出演者に、批評に対する拒絶反応を起こさせないように、「よし、もう一度頑張ってレッスンしよう」という気持ちにさせるとか。

審査員の先生の批評が、出演者の目標である「歌をもっとうまく歌うこと」に転化するわけだそうです。

う~ん。山口百恵や森昌子がデビューするきっかけとなった「スター誕生」という番組の審査員は、もっと厳しかった気がするけど…。

でもあの番組の場合は、一流のスターに即なるという目標が明確だったし、ちょっとくらい厳しいことを言われたくらいで断念するような根性がなければプロにはなれないわけだから、あれでよかったんですかね。

きちんとほめていた審査員もいましたから。

それにしても、小学校時代の私の図工の先生もまさに、演歌道場の審査員の先生のような人でした。

そのときは、相当絵に打ち込んだんだけど…。

やっぱり才能もありか?

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