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仕事をゲーム感覚で楽しみながら成果をあげる法

 こんにちは。

今日は、社内で仕事をゲーム形式で楽しくやった実例を書こうと思うのですが、大丈夫かな。

えーっ!? あそこの会社、そんなふざけたことやりながら仕事してたの~?なんて言われそう。別に私は構わないのですが、今いる人たちがうしろゆび差される可能性がなきにしもあらず。

でも、もう20年近くも前の話ですから、もう時効かも…。ええい、書いてしまえ!

あのときは楽しかったなぁ。あんなに笑って、また真剣に仕事した記憶はそれほどありません。

それにしても、若気の至りというか。今考えてみれば、上司に相当迷惑をかけたのかもしれない。

若手社員に思う存分自由にやらせてくれ、かついざという時の責任だけはしっかり取ってくれる…。そんな当時の支店長と私の上司でありました。

いわゆる前にブログで書きました「テゲのある上司」。それに反して私は、上の人の立場も考えない型破りな若手社員であったかもしれません。

親孝行したいときに親はなしと言いますが、当時の上司は定年退職してしまった人が多いです。遅ればせながら、感謝いたします。

また前ふりが長くなりそうなので、さっそく行きましょうか。

今から20年近く前、私はある銀行の支店で営業マンをしていました。そしてあるとき、この銀行の目玉商品の一つである保険つき定期預金の推進責任者をすることになったのです。

 ところがこの年は不況で、大口法人先の解約が相次ぎ、わが支店は目標達成率では全店で、ビリから6番目と低迷していました。

目標達成の期限は8月31日。そういえばちょうど今と同じ8月の初めですね。期限まであと一ヶ月しかない。目標まであと40件以上獲得しなければならず、この数字は通常では不可能と思われていました。

当然周りの人たちの私に対する風当たりも強くなる。  

「もっとみんなにハッパをかけろ!」「成績の上がっていない人を朝礼で発表し、すぐにでも取りに行かせろ!」という声が日に日に強くなっていきます。

 でもねぇ。こういうやり方は、好きじゃないのですよ。これから一ヶ月間、支店の雰囲気は暗黒の闇に葬られてしまいますから。どうせやるなら、明るく楽しくやるほうがいい。

 そのようなどうしようもない状況の中で、子供のころに読んだ豊臣秀吉の伝記を思い出しました。清洲城の石垣を3日で修理する話です。

秀吉は人足の頭を呼び、なぜ3日で完成させなければならないかという話を順々と説き、人足を4つの班に分けました。そしてその4つの班の中で一番早く石垣の修理が完成した班全員に、褒美を出すと告げたのです。

人足たちはそれを聞くと、寝食を忘れて働き、3日後には見事、不可能だと思われていた石垣の工事が完成したという話。

 この話を思い出すと同時に、これと同じことが理論的に書かれている一連の本があったことを思い出しました。

もうおわかりですよね。多湖輝先生の書かれた「心理学のノウハウ本」です。

さっそくそれらの本を五六冊、本棚から引き抜くとその日、夜遅くまでかかって次のようなキャンペーンの企画を作り上げたのです。

当時作った企画書の一部をそのままご紹介しますと…

<企画案: 大相撲○○支店場所>

  1. 保険つき定期預金の獲得キャンペーンである8月一杯は、そのキャンペーンを大相撲8月場所と呼び、大相撲形式で盛り上げる。 
  2. 支店35人(支店長はじめ役席者、女子行員も含め)全員に相撲の四股名をつける。
  3. 支店35人のうち、支店長と副支店長を除いた33人を、一斑8人から9人の4つの班に分け、それぞれの班を大相撲の部屋に見立て、支店の4人の役席者をそれぞれの部屋の親方とする。 
  4. そして私を含めた若手営業マン4人をそれぞれの部屋の部屋頭とする。 
  5. 支店長を当時の春日野理事長をもじった春日部理事長と呼び、副支店長を解説者の神風さんをもじった鼻風さんと呼ぶことにする。( 注:当時副支店長は慢性鼻炎でありました) 
  6. 特に個人的ノルマは設定しないが、大相撲と同じ番付表と部屋別の保険件数獲得表を作成する。
  7. 支店長、副支店長を除いた力士は全員、最初、十両からスタートする。
  8. 保険を1件獲得すれば幕内力士、4件獲得すれば大関、6件獲得すれば横綱に昇進する。 
  9. 保険獲得表1件から3件までは、獲得数に応じて番付が常に変わる。同じ獲得数なら早く獲得した力士の番付が上に来る。(従って1件しか獲得していなくても、他の力士が1件も獲得していなければ、東正関脇の座につける) 
  10. 個人的ノルマを設定しない代わりに、ひとつの部屋として12件の目標を定め、これは連帯責任として必ず達成してもらう。
  11. 一番保険を多く獲得した力士を優勝力士として、祝賀パレードを支店の中で行う。また他に、賞として、準優勝、三賞を定め、それぞれ粗品を進呈する。
  12. そしてキャンペーンを盛り上げる方策として、誰が優勝するか、どこの部屋が優勝するかと言うクイズを支店全員に無記名で投票してもらい、結果を朝礼で発表する。→ キャンペーン終了後あたった人には粗品を進呈。 

 粗品は取引先の文房具屋から300円程度の小物を購入。営業マンは商品の中身よりも、みんなの前で拍手を受けながら表彰されるのがうれしいはず。

  …という企画を立て、支店長や上司からOKをもらいました。こんなふざけた企画、よく通ったものだと思います。

「なんでもいいから絶対、達成してくれ」という雰囲気だったので、認めてくれたのでしょう。

 そのあとが大変でした。もう支店中、リオのカーニバルのような大騒ぎ。

 この続きはまた明日。 

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