« 阪神が猛然とやる気を出す理由 | トップページ | サザンオールスターズに関するマーケティング戦略考 »

オタクと日本一まずいラーメン

 こんにちは。

 昨日の午後、お客さんとの打ち合わせにサンプラザ中野、いや中野サンプラザで有名な中野へ行ったんですよ。

 打ち合わせが終わって、少し時間ができたので駅の周辺をぶらぶらしました。

 それで、商店街の突き当たりにあるショッピングセンターに入ったのです。そこは、マニア向けの雑誌、書籍、雑貨、おもちゃなどを扱う商店が多数入居していて、見て回るだけでも楽しめました。

 ある商店では、怪獣のおもちゃがたくさん並んでいます。昔よく見た、塩化ビニール製。

 懐かしがりながらウィンドウを覗いていると衝撃的な事実が判明したのです。

 すべての怪獣の名前が言える…。

 そのウインドウには、ウルトラQとウルトラマン、ウルトラセブンに登場した怪獣のおもちゃが数十体並んでいました。

 しかも、その怪獣の身長、体重、登場シーンまで…。

 何でそんなことを覚えているのだろう。やっぱり、自分はオタクなのだろうか。

 少しブルーになって、店を出ました。

 それにしても、驚いたのはそのおもちゃの値段。

 カプセル怪獣ミクラスの12,600円はまだいいとして、ナメゴンがなんと682,500円ですよ。

 チクショー、ミクラスのおもちゃ持っていたのに…。

 さて、今日の昼食はラーメンライス。はじめて入ったラーメン屋ですが、まずかった。

 …といっても、とんでもないほどまずいのではなく、普通にまずいのですが。

 そういえば、以前、「日本一まずいラーメン屋?」というテーマで、記事を書きましたっけ。

 その頃を思い出した今日の出来事でしたので、再アップさせていただきます。

 一度、お読みになった方はスルーしちゃってください。

 それでは…。

 どうしても忘れられないラーメン屋さんがあります。 多分、私の長い人生経験において、一番まずいラーメンだったと思うので。

 場所はちょっとはばかられますが、東京都心の一画。現在IT活動の中心地となりつつある場所の大通り沿いにその店はありました。今から4~5年前の話で、先日その場所へ行ってみたらその店はもうありませんでした。

 私がなぜその店に入ってしまったか。それは立地と店構えの古さです。東京でも有数の大通りに面し、おそらく30~40年は営業を続けてきたであろう威厳がその店構えに感じられました。

 この場所で長い期間、生存し続けてこられたのだから、きっとうまいに違いないと考えたのです。時間は正午近く。店の前の人通りの多さから、店内は混んでいると予想して、私はその店に入りました。

 がら~ん。 えっ?! どうして? お客は一人しかいないじゃん。

 30人近く入れる店内のカウンターに、中年の男性がひとりだけ。それだけでもやめておくべきだったのに、私は訝りつつもカウンターに腰掛け、味噌ラーメンの大盛りを注文しました。せめて普通盛りにしとけばよかったと後で後悔するのですが。

 店主は、60歳ぐらいの親父。私の注文を聞くと、フッと自嘲気味に笑みを浮かべました。そのあと、アベックが店内に入ってきます。合計4名。とうとう私がその店をでるまでほかには誰も入ってきませんでした。 

 都心の一等地にある間口の比較的大きなラーメン屋。しかも昼食時のかきいれどきに、お客がたったの4人ですよ。しかし店内は、そのアベックがしゃべりまくって結構うるさかったです。

 待つこと20分。やっと味噌ラーメンが私の前に姿を現しました。それを見て、絶句。思わず店主を見て、心の中でさけびました。

 麺が伸びきってるじゃん。しかも何これ、どうして味噌ラーメンのスープが透き通っているんだよう!!

 この状態をどう表現したらいいのでしょうか。さすがに大盛りだけあって、量は申し分ない。だけどその量は、麺が伸びた分で大方カバーされている。しかもどうやって作ったら、味噌ラーメンのスープが透き通るの?

 店主は私と目を合わさず、アベックの分のラーメンを作る作業に没頭しています。とにかく私はそれを食べてみることにしました。

 はしで麺をすくい上げただけで、ふにゃふにゃになっているのがわかります。しかもそのスープ。インスタントの味噌汁についている味噌を、基準量の4分の1だけ使って作った味噌汁といったらいいでしょうか。

 今までしゃべりまくっていたアベックのところにもラーメンが行きました。突然、二人は沈黙。店内に、針一本落としてもわかるような静けさが漂います。外へ一歩出たら、車や人々の喧騒に包まれる都心の一等地でなんじゃこの森閑とした雰囲気は。

 かつてテレビで見たカリスマラーメン屋の店主は、お客の私語や携帯電話を許さず、ピリピリとした緊張感が店内に満たされていました。おいしい、まずいの差はありますが、特殊な状況下におかれると、人は押し黙ってしまうんですね。

 ここでマーケティングの有名な定説があります。

●お客さんに不満があっても、直接苦情を言うのは4%にすぎない。後の96%は、ただ怒って二度と来ないだけである。

 自分の場合、あとの96%に入るのだと思います。一杯500~600円のラーメンでいちいち苦情を言っていたのではたまりません。しかし、次の数字は、商売をしている人には致命的な事柄なのではないでしょうか。 

●1件の苦情があれば、同様の不満を持っている人は26人はいると推定される。

●不満のある人は、それを平均10人に話す。13%の人は20人以上に話している。

 経験上思うのは、ほとほどにおいしいラーメンというのは、あまり記憶に残っていないということです。ところが、まずいラーメンは、結構、記憶に残っている。その不満がいつまでも頭に残っていて、かなり時間が経過していても、何かの拍子に人に話すんでしょうね。

 今の私みたいに。ちなみに上記の数字は、インターネットがなかった時代のものです。今は下手したら、1人の不満が数千人に知れ渡ることにもなりかねませんね。

 しかし、救いの道もあります。昨日のブログに書いたように、お店側が苦情に対して適切な対応を行った場合は、次の結果になるのです。

●しかし、苦情を言った人のうち60~70%の人は、苦情が解決された場合、相手と再び取り引きしてもよいと考える。しかも解決が迅速に行われた場合、その比率は96%にまで跳ね上がる。そしてよい噂話として、人に話す。 

 それにしても、件のラーメン屋。何十年も、あんなまずいラーメンを出し続けてきたのでしょうか。土地建物が自分の所有だったら家賃はかからないとしても、どうやって採算を取ってきたのかなぁ。誰も、「まずい」と指摘する人はいなかったのかなぁ。

 いまだによくわからない。謎は深まるばかり…。 

Banner2_8 ← ブログ存続にご協力お願いします。

|

« 阪神が猛然とやる気を出す理由 | トップページ | サザンオールスターズに関するマーケティング戦略考 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/97372/5872016

この記事へのトラックバック一覧です: オタクと日本一まずいラーメン:

» 「金色の玉がニつ!?」 [日子のさらさら日記]
 今日は、「ウルトラQ」第3話「宇宙からの贈り物」で登場するナメゴンです{/face_en/}   この回の有名な台詞といえば、一の谷博士が夜7時台の子供番組で言い放った             「金色の玉が二つ!?」でしょう{/face_ase2/}  記事のタイトルにするかどうか彼氏ともめましたが、結局しちゃいました・・・。  ちなみに、金の玉を暖めるとナメゴンが出てきます。注意しましょう... [続きを読む]

受信: 2005年10月30日 (日) 02時35分

« 阪神が猛然とやる気を出す理由 | トップページ | サザンオールスターズに関するマーケティング戦略考 »