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今年読んで面白かった小説ベスト5( 平成17年下半期 )

 こんにちは。

 今年も残すところ、あと数時間となってしまいました。 

 さて、先日、ノミネートまでお送りして発表がそのままになっていた「私が面白かった小説ベスト5 ( 2005年下半期 )」。

 そろそろ書きませんと、年が変わってしまいそう。

 と言っても、ずいぶん前でしたから本人も何を読んだのか忘れてしまいました。

 ちなみに私が今年の下半期に読んだ本を、もう一度あげますと以下のとおりです。

 
7月

 この国のかたち 1 司馬遼太郎
 この国のかたち 2 司馬遼太郎
 空中ブランコ 奥田英朗
 この国のかたち 3 司馬遼太郎
 この国のかたち 4 司馬遼太郎

8月

 真田太平記 1 池波正太郎
 真田太平記 2 池波正太郎
 真田太平記 3 池波正太郎
 真田太平記 4 池波正太郎
 真田太平記 5 池波正太郎
 真田太平記 6 池波正太郎

9月

 この国のかたち 5 司馬遼太郎
 この国のかたち 6 司馬遼太郎
 クライマーズ・ハイ 横山秀夫
 即身仏の殺人 高橋克彦
 ななつのこ 加納朋子

10月

 オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎
 Pの密室 島田荘司
 暗殺の年輪 藤沢周平
 博士が愛した数式 小川洋子
 胡蝶の夢 (1) 司馬遼太郎

11月

 胡蝶の夢 (2) 司馬遼太郎
 胡蝶の夢 (3) 司馬遼太郎
 亡国のイージス 福井晴敏
 なんとなくクリスタル 田中康夫
 100億稼ぐ仕事術 堀江貴文

12月

 顔 (FACE) 横山秀夫
 真田太平記 7 池波正太郎
 真田太平記 8 池波正太郎
 真田太平記 9 池波正太郎
 真田太平記10 池波正太郎

 ちなみに今読んでいるのは、島田荘司の「龍臥亭事件」。

 いくら歴史小説が好きだといっても、さすがに真田太平記4レンチャンでは少しきついので、肩の凝らないミステリーをコーヒーブレイクに読んでいます。

 まだ読み始めたばかりですが、期待にたがわぬ面白さですよ。

 それはともかく、上記の本の中から独断と偏見でベスト5を選ぶと次のようになりました。

 ちなみに読んだ順番です。

● この国のかたち 司馬遼太郎著

 この本は、夏頃に日記のネタで大変お世話になりました。司馬遼太郎は、小説はもちろん面白いのですが、司馬氏独特の「余談」部分を切り取っても、それ以上に面白い。

 この本は、その余談部分を独立させた本と言ったらいいでしょうか。

 太平洋戦争や吉田松陰の教育論など、多くの方たちからコメントをいただきました。

 司馬氏の歴史の見方、考え方は、いつまでも古くならない。逆に今の時代に生きている私たちが、昔の人たちに教えられる部分がこれほど多いのかということに驚かされます。

 我々は、自分たちが思っているよりメンタルな面で進歩していないのではないかと考えさせられましたね~。

● 空中ブランコ 奥田英朗著

 この作品は、「邂逅の森」の熊谷達也と直木賞を同時受賞した作品ですね。テレビドラマにもなった作品。ぶっとび精神科医とぶっとび看護師の取り合わせに驚かされ、素直に面白かったです。

 彼らのもとを、ストレスに悩むさまざまな患者が訪れて診察を受けるのですが、診察の模様がありえね~。

 逆に主人公の医師と看護師のほうが診察をうけたほうがいいくらい。でも意外と違和感なく受け入れられたのは、精神科に対するこちらの知識が浅いからでしょうか。

 本気で治療していると思えないのに、結果オーライで治療してしまっているのは皮肉な話ですね。

 でも、こういう作品を直木賞にするということ自体、変わっている。面白いからいいですけど。

● クライマーズハイ 横山秀夫著

 この作品は、横山秀夫の代表作ではないと思いますが、どうしても横山秀夫を入れたかったです。

 それにしても、すごいペースで本を出している作家ですが、どれを読んでも手抜きがない。

 まさに職人としてのこだわりが感じられますね。

 12月に読んだ顔 (FACE)は、それほどではないだろうと思って読んだのですが、これも面白い。さすがです。

「クライマーズハイ」は、最近、テレビドラマでもやっていましたが、新聞社の紙面づくりにかけるプロ意識とノウハウがわかって勉強にもなりました。

 それにしてもプロットの作り方のうまさがこの作品には顕著に現れていますね。

● 亡国のイージス 福井晴敏著

 この作品も、「ワイルド・ソウル」同様、メジャーなエンタテイメント部門の賞を3つも取った作品。映画化もされ(ちなみに映画はまだ見ていませんが)、小説の評判も上々なのはわかっていましたが、期待以上に面白かったです。

 とくに中盤のどんでん返し。さすが乱歩賞出身ですね。中盤まではミステリー的な要素もあるのですが、そのあとは海洋冒険小説一直線。

 さまざまなトラブルが次々に起き、絶対的に不利な立場の主人公が困難を一つひとつ乗り越えて形勢を逆転して行くあたり、映画の「ダイハード」や真保裕一の傑作「ホワイトアウト」を髣髴とさせる面白さ。

 少し違和感があったのはラストですかね。少し説明しすぎのような。ちょっとありえないシチュエーションもあったし。それを割り引いても、傑作なのは間違いありませんが…。

● 真田太平記 池波正太郎著

 司馬遼太郎の「胡蝶の夢」とどちらにしようか迷ったのですが、すでに「この国のかたち」をあげていますので。

 何といっても全12巻。まだ10巻しか読んでいませんが、量はもちろん質もいいです。

 ただどちらかというと、以前、NHKのドラマで見た「真田太平記」のほうが面白かったかも。

 オイラの場合、大抵、テレビや映画より本で読んだ方が面白いんですけどね。たとえば、横溝正史などのミステリーは、絶対本のほうが面白い。

 丹波哲郎の真田昌幸や渡瀬恒彦の真田信之、徳川秀忠役の中村梅雀は適役でしたね。

 でも絵になりやすい真田幸村ではなく、己の意思を消し、家を守ることに専念したどちらかと言うと絵になりにくい兄の真田信之を主人公に据えた点は斬新だと思いました。

 時代の波に乗って大きく発展したものの、経営戦略に失敗して華々しく散るベンチャー企業より、大企業の狭間にあって、目立たないけれど、地道に長く存続してゆく中小企業のほうが実際、大変なのではないかということを連想しました。

 今年はいろいろお世話になりました。

 来年も細々と続けて行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは皆様、よいお年を。

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効果のあがるチラシを作るために、一番大切なこと

 こんにちは。

 いよいよ今年もあとわずかになりました。

 そろそろお休みに入っている会社も多いのではないかと思います。

 そんなムードに掉さすようですが、久しぶりのビジネスネタで行きたいですね。

 あまのじゃくな性格は、今年も直りませんでした。来年こそは、と思うのですが…。

 
 さて、12月26日のブログで、いいチラシを作るためにもっとも大切なことは何かというテーマで書きました。

 それは、チラシを作る人が自分の売る商品、サービスに愛着を持つこと。

 つまり、その商品にほれこんだチラシの作成者が、自分の言葉でその商品のいい面をお客さんに説明することでしたね。

 かつて、近代の広告理論の元を築いたコピーライターのジョン・E・ケネディ(大統領ではありません)は、こんなことを言っています。

● 人に多く買ってもらうためには、人々になぜそれを買ったほうがいいのか、という理由を与えることである。

 つまり、お客さんがその商品を必要である場合は、それを買ったお客さんの生活なり仕事なりが大いに改善される。

 そのことをお客さんによく納得させるというのが、営業の重要なポイントである、と。

 ぶっちゃけた話、お客さんになぜそれを買ったほうがいいのかをわかったもらう。

 買う理由を、お客さんに与えるということですな。

 この点を念頭に入れて、以前、チラシを作ってみたのですが、なかなか効果がありました。

 商品やサービスをお客さんが買ってもらう理由を、こちらで考えられるだけ考え、チラシに箇条書きで盛り込んだのですよ。

 実践編はこの次にして、今日は抽象論で終始します。

 お客さんが商品を買う理由というのは、もうホント、さまざまです。

 それはお客さんが自分で気づいている場合もあるし、自分で気づいていない場合もたくさんある。

 それというのも、人間の精神構造にもともと大きな違いがあるからです。

 ここでまた、お約束の多湖輝氏の心理学の実践書シリーズには、「国民性の違い」として、次のような例があります。

○ アメリカ人…外向型。開放的、ざっくばらん、人懐っこい、気軽に打ち解ける。

○ ドイツ人…内向型。威厳を繕う、形式ばり、閉鎖的、とっつきが悪い。

 つまり、アメリカ人は、他人に立ち入らせたくない「私的な領域」が狭いのに対し、ドイツ人は広いから、上記のような国民性の違いが現れる。

 しかしドイツ人は、はじめはちょっととっつきにくくても、一度、「私的な領域」の中に入って深く交際するようになると、たちまち肝胆相照らす仲になるらしい。

 これと同じように、お客さんといっても、アメリカ人型、ドイツ人型、そのほかの型、さまざまな人がいるわけです。

 少し本筋から外れましたが、言いたいことは世の中、いろんな人がいて、当然、商品を買う理由も全部違うということ。

 そのため、顧客ニーズを把握することが営業にとってもっとも大事だとよく言われますね。

 これに反論する人はいないでしょうし、皆、頭ではわかっている。

 わかっているんですけれども、実際、営業の現場で見ていると、会社で商品開発したときのデータ、または営業マン自身の興味や価値基準をそのままお客さんに押し付けている場合が結構多い。

 たとえば、エアコンを買おうと思って電気店へ行く。

 すると販売員がやってきて、音が静かでさまざまな付属機能のついた新商品を勧める。実は買いに来た人は、エアコンが静かだといっても家の周りが騒音だらけであまりその点には興味がない。

 いろいろ聞いてみたいんだけど、あんまり突っ込んで質問すると無理やり買わされそうでためらうというケース。

 私だったら、とにかく安くて値ごろ感のある商品って決まってますが、あまりあからさまにそれを言うのもはばかられる。

 結局、別のディスカウント店でよくわからないまま買い、あとで後悔ということも結構ありました。
 
 要は、人はそれぞれ価値基準が違うということ。

 どこを突けば、お客さんは商品に興味を示すのか、いろいろ広く突いてみる必要がありますね。

 そのためにはお客さんの話をよく聞くことが大切かも。

● お客さんのバイイングポイント(買う理由)をいち早く察知し、そのバイイングポイントを徹底的に攻めることが営業の最短距離である。

 そのために、営業マンは、バイイングポイントを見出す感度を磨くことが大事である。

 でも、そんなこと、一朝一夕に磨けるもんじゃない。

 しかし、お客さんにタイミングよく質問し、ニーズを把握すればいいのだと言う人がいます。

 ロバート・コンクリン(ゆうこりんじゃないですよ)というトップセールスマンの書いた『説得力』という本の中で紹介されている方法です。

 これがあまりにあっけなくて、しかしそうかも、と納得する方法なのですよ。

 それはまた次回。

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三浦半島二子山 ウォーキングストーリー 

こんにちは。

 今日は、私が今年読んだ本の下半期ベスト5をお送りしようと思いましたが、まだ選考が長引いております。

 あせって発表したところ、先日の男子のフィギアみたいにトップと2位が入れ替わるような失態は起こせませんからね。

 そこで予定を変更して、お散歩ネタをひとつ。

 実はまた、ウォーキングというかハイキングへ行って来ました。

 この寒い時期に意外とお勧めなのがハイキングです。

 もちろん新緑や紅葉の時期がいいのですが、定番のハイキングコースはどこも混んでいる。

 以前、連休中に高尾山へ行ったのですが、山頂は家族ずれや学生サークルで黒山の人だかり。

 みんな一斉にゴザをひいて弁当を広げるものだから、あとから行くと座る場所もない。

 完全にお花見のときの上野公園や千鳥が淵状態ですよ。

 さすがにカラオケはなかったものの、日本酒で酒盛りが始まり、できあがってしまうオヤジたちもいたし…。

 そこへ行くと今の時期はいいですね~。どこのハイキングコースへ行っても閑散としています。

 もちろん寒いのですが、山道を10分も登れば熱くなってくるからさほど心配はない。

 山道で暑いともう地獄ですよ。

 これも以前出かけた八王子城址ですが、なんと真夏の炎天下、たしか40度近い記録的な猛暑の時期に行ってしまったのです。

 ホント、死ぬかと思いました。

 どうせ城跡だし、せいぜい丘程度のものだろうと軽く見ていたのが間違いのもと。

 汗をかくだろうと1リットルのペットボトルを持って行ったのですが、あっという間に全部飲み干してしまい、たまたま見つけた水のみ場でさらに1リットル追加。

 それもほんの1時間で飲み干してしまうし…。

 飲んだ分全部汗をかいたと思いますから、2リットルは汗をかいた計算になる。

 山城は、そう簡単に登れないように作ってあるということを忘れていました。

 昔の話はともかく、ハイキングへ行ったところ。

 私が出かけたのは、三浦半島にある二子山という標高200メートル足らずの小さい山です。

 三浦半島のガイドブックにあるハイキングコースはほとんど制覇していますが、たまたま行っていない場所でした。

 三浦半島は首都圏から近いわりに、山や川、そして湘南の大海原と行楽地のフルコースが味わえるところです。

 しかも比較的開けているので、食事や買い物にも困らない。

 …ということで、横須賀線の東逗子という駅から歩き始めました。

 駅前のロータリーから車道を直進し、県道を渡ると沼間小学校に突き当たる。小学校の敷地に沿って時計回りに歩くとハイキングコースの入り口です。

 住宅の間を登っていくとやがて山道に。少し上ると、上から降りてくるマウンテンバイクに乗った人たちとすれ違います。

 マウンテンバイクはやったことがありませんが、起伏のある山道を走らせると楽しいでしょうね。

 山道は谷づたいの登りでうっそうとした森がまわりに広がります。ハイキングコース横の斜面にはシダが密集して生えていて恐竜が出てきそうな雰囲気。

 ハイキングコースは整備されていて、登りもきつくないので子供でも大丈夫ですね。今年の春に出かけた埼玉県の伊豆ヶ岳にくらべれば楽勝です。

 一度も休まず、1時間ちょっとで二子山の山頂に立ちました。

 標高208メートル程度の山ですが、見晴らしはいい。

 東京湾とその反対側には相模湾の青々とした海が眼下に広がります。

 目を凝らすと、横浜のランドマークタワー。その右手に少しかすみがかって新宿新都心の高層ビル群がぼんやり見える。

 風が強くて寒かったのですが、やはり山登りの爽快感は山頂からの絶景ですね。

 悩みのある人は山へ登ったり、海を見たりするといいですよ。

 自分よりはるかに大きなものを見ることで、人間の悩みなんて自然の大きさから比べればはるかにちっぽけで、取るに足らないものだということがわかるはず。

 二子山を下り、森戸川渓谷へ向かいました。

 滑りやすい岩場が続きますが、伊豆ヶ岳の絶壁を登ったことから比べるとこちらも楽なルートです。

 もちろん油断は禁物なので、ゆっくり降りましたが。

 昼なお暗い沢底を渓流ぞいに歩きます。でも、ほとんど水が流れていないので、水の中の飛び石伝いに楽々歩けました。

 やがて渓谷沿いに作られた立派な林道に出て、そこを快調に歩いているとワッと言う光景に出くわしました。

 巨木が倒れ林道をふさいでいる。

一本ならまだしも、数本、折り重なるようにして倒れているのです。

 近くによって見ると、大量の土を抱え込んだ巨大な根っこの部分が高さ3メートルの大岩のようにこちらに迫ってくる。

 両手をまわしても届かないような巨木を根こそぎ倒したのは、おそらく風の力でしょう。

 最近、風が強い日が続きましたが、こちらのほうでは巨木を数十本も押し倒すような風が吹いていたのですね。

 自然の力はすごい。

 林道をふさいだ木々を、フィールドアスレチックの要領で乗り越えたり、下を潜ったりして突破して前に進みました。

 そこから10分も歩くと、次第に住宅がちらほら建ち並ぶ地帯に入り、ハイキングの終了が近づきます。

 新興住宅街を快調に歩き、桜山の下のトンネルを抜けるとすぐ京急の新逗子駅。

 ガイドブックには歩行距離10.5キロ、歩行時間3時間50分と書いてあるのですが、ゆっくり歩いたのに3時間弱で歩いてしまいました。

 時刻はまだ午後3時。

 帰るにはちょっと早いので、厨子海岸へ行ってみることにしました。

 山と川を満喫したので、仕上げは海ですね~

 風は強かったですが、晴れていて、ウインドサーフィンのさまざまな色の帆が波に照り映えてとても印象的でした。

 そして正面にはなんと富士山。

 逆光だったのとすこし霞がかかっていましたが、あの独特の輪郭はやはり存在感がありますね。

 今日はいろいろ見れたし、楽しかった~と思いつつ帰ろうとしたら、桜山の徳富蘆花の記念館の近くに古墳があると標識があるではないですか。

 古墳と聞いたら、是非行かねばなりませぬ。

 また急坂を登りました。
 
 さきほどから下草や木の枝の部分に、なにやら動くものが…。

 すわっ、曲者!

 と身構えながら目を凝らすと、野生のリスではないですか。

 自分の体と同じくらいの大きさの尾っぽがふさふさして暖かそうです。

 山頂に着き、見晴台に上ってみると、尾根の部分に沿ってかすかに前方後円墳のなごりがわかる。

 解説板をみると、古墳時代前期後半のもので、墳長は88メートル。

 古墳の前方部分にある見晴台からは、正面に富士山が見えました。

 古墳時代の人たちは、正面に富士山と相模湾、そして江ノ島の見える絶景ポイントに古墳を作ったのでしょうか。

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今年読んで面白かった小説 ベスト5 (下半期)

こんにちは。

 今日は、先日お送りした「私が面白かった小説」の下半期ベスト5をお送りしたいと思います。

 と言っても、まだ今年は終わっていないのですよね。

 大晦日のレコード大賞の発表にこの企画をぶつけようかと思いましたが、それほどのものでもありませんし…。

 それにしてもレコード大賞はどうなっちゃうんでしょうね。

 学生時代は、だれがレコード大賞をとるか、だれが新人賞をとるかで賭けをしました。

 …とはいっても、掃除当番を代わってあげるとか、持っている本やレコードをあげるとかいった可愛いレベルでしたけど。

 オイラは、ホント、見事に当たらなかったですね~。

 五木ひろしや森進一、布施明などその年に活躍して前評判の高かった歌手が大抵受賞するのですが、いつも穴馬ばかりを狙うから。

 ただ本人は穴馬を狙っている気はさらさらなくて、本当に一番だと思っているから始末が悪い。

 冷静に考えてみれば、大抵わかるんですけどね。

 今考えてみても、自分のアホさ加減に腹が立ちます。

 でも、最優秀歌唱賞は予想するのが難しいんですよ。

 和田アキ子がもらったとき、なぜだ~と絶句したのを覚えています。

 テレビを見ていたら、会場にいた人たちも、ええ~?と驚いたのがわかりました。  

 ただ、当時受賞したほとんどの歌手が第一線から離れてしまった現在、和田アキ子を選んだ審査員の先見性には敬意を表しますが…。

 中学、高校で自分は賭け事に向いていないとあきらめたのか、その後、一度も競馬や競輪をやったことがありません。

 それがよかったのか悪かったのか、どうなんでしょうね。

 それはともかく、本の話。

 私が2005年の6~12月に読んだ本は以下のとおりです。

 司馬遼太郎や池波正太郎のシリーズものを読んでいますので、冊数は多いですが、種類はさほどではないのかも。


7月

 この国のかたち 1 司馬遼太郎
 この国のかたち 2 司馬遼太郎
 空中ブランコ 奥田英朗
 この国のかたち 3 司馬遼太郎
 この国のかたち 4 司馬遼太郎

8月

 真田太平記 1 池波正太郎
 真田太平記 2 池波正太郎
 真田太平記 3 池波正太郎
 真田太平記 4 池波正太郎
 真田太平記 5 池波正太郎
 真田太平記 6 池波正太郎

9月

 この国のかたち 5 司馬遼太郎
 この国のかたち 6 司馬遼太郎
 クライマーズ・ハイ 横山秀夫
 即身仏の殺人 高橋克彦
 ななつのこ 加納朋子

10月

 オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎
 Pの密室 島田荘司
 暗殺の年輪 藤沢周平
 博士が愛した数式 小川洋子
 胡蝶の夢 (1) 司馬遼太郎

11月

 胡蝶の夢 (2) 司馬遼太郎
 胡蝶の夢 (3) 司馬遼太郎
 亡国のイージス 福井晴敏
 なんとなくクリスタル 田中康夫
 100億稼ぐ仕事術 堀江貴文

12月

 顔 (FACE) 横山秀夫
 真田太平記 7 池波正太郎
 真田太平記 8 池波正太郎
 真田太平記 9 池波正太郎
 真田太平記10 池波正太郎

 この中から、ベスト5ですか?

 シリーズで読んでいる作品は有利ですよね。「真田太平記」の文庫本は全12巻ですが、そのうちの10冊も読んでいる。

 司馬遼太郎の「この国のかたち」は6冊も。

 これはちょっと1冊の本とは比べられませんよね~。

 それに、「なんとなくクリスタル」を今頃読んでいるオヤジは珍しいかも。

 ところで、ホリエモンの本って、小説?

 自分の読書傾向に自ら突っ込みを入れていても仕方がない。

 また独断と偏見で、無理に選ぶと次の5冊でいかがでしょうか。

 …と思いましたが、長くなりましたので、それは次回。

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いいチラシを作るために、一番大切なこと

 こんにちは。

 クリスマスも終わり、いよいよ今年最後の週になりました。

 来年に向けてスタートダッシュをうまく切るためにも、すっきりと終わりたいものですね。

 さて、今日もチラシの話です。

 ちょっと抽象的な部分もありますが、これから書くことは、チラシを作る上において欠くことのできないことかも。

 オイラがチラシを作る上において、常に念頭にあるのは、歴史的なトップセールスマンの以下の名言です。

 やはり、苦労を重ね、何度も挫折や失敗を乗り越えて会得した彼らの成功法則は、ものを売る上においてもっとも大切なことを教えてくれますね。

 ただ抽象的な言葉なので、その精神をどうチラシの中で生かしていくかという点が難しいのですが…。

 能書きはこのくらいにして、さっそく行きましょう。

 それでは…。


 一般論ですが、売れない営業マンのパターンというのがあるんですよ。

 たとえば商品パンフレットの受け売り。

 セールストークを聞いていても一本調子で何を言いたいのか全然伝わってこない。売りたいという気持ちはわかるのですが、商品に対するこだわりが感じられないケースです。

 IBM創立者のワトソンは、世界最高のセールスマンともいわれた人ですが、こんなことを言っています。

「セールスのコツは、自分の製品が優秀だという信念を持つこと。そしてこの商品がお客さんの役に立つということを心から思っているかである」
  
 また、かつて家電のCMで彼が出ればヒット間違いなし、と言われた人がいたそうです。

 彼はCMの出演を引き受けるとき、その会社の製品を自宅に持ってこさせ、2~3週間愛用し、自分がとことん納得しほれ込んでからCMに出演したらしい。

 理由は、たった数十秒のCMでも、消費者に対する説得力が違うからだそうな。

 夏が近くなると各ビール会社の宣伝競争が白熱しますよね。

 やはり本当にそのビールにほれ込んで、おいしそうに飲んでいるタレントというものはわかるもの。出演タレントによってビールの売れ行きに大きな差が出るというのもわかる気がする。

 ところで、各企業のトップ営業マンに共通している点は何でしょうか。

 いろいろあると思いますが、これだけは間違いないと思われるのは、彼らは自分の扱っている商品にとことんほれ込んでいるということですね。

 自分が本当に良いと思わなければ、相手に自信を持って売り込めません。

 また彼らトップ営業マンに共通しているのは、自社の商品に対する信頼です。

 この素晴らしい信頼できる商品をお客さんに是非わかってもらいたい。わかってもらうために我々が存在しているのだという使命感ですな。

 彼らは一様に、この商品を売ることが世の中のためになるとまで思っているのです。

 その思いがエネルギーとなり、営業の原動力となっている。
 
 営業マンは、「自分の言葉で、自分の売っている商品を説明できるか」と自らに問いかけてみることが必要です。

 それから大事なことは、自分の売っている商品を十秒間でお客さんに説明できるか、ということですね。

 その商品について、今のところ興味のないお客さんが、営業マンに耳を貸してくれる時間はせいぜい十秒間。

 その十秒間に、お客さんに商品の関心を抱いてもらうにはどうするか。

 一言でお客さんの心をつかむバイイングポイントをしっかり把握する必要があるのですよ。

 それを言ったのは、営業活動を理論的に洞察した研究で有名なエルマー・ホイラーという人です。

 それに関連して、彼は、以下のようなことも言っています。

● 商品についてのすぐれたアイデアを、十秒で話せるようにせよ。できるだけ言葉を少なくする工夫をすることが、もっともよいアプローチを生む。

 

 オイラはチラシを作るとき、上記の「十秒で話せるようにせよ」の部分を「一目でわかるようにせよ」と置き換えて考えました。

 お客さんがチラシを見てくれる時間は、せいぜい数秒。

 一目でわかってもらえなければ、即、ゴミ箱行きです。

 レスポンス率の高いチラシを作るには、上記の鉄則を常に頭において置く必要があるでしょうね。

●2014年 「自己紹介チラシ」を実際に作るセミナーを企画させていただきました。

ワークショップ形式で、あなたの売りたい商品やサービスにマッチした自己紹介チラシを一緒に作ります。

 興味のある方はこちら



 ブログの記事「いいチラシを作るために、一番大切なこと」のノウハウが本になりました。 

 自己紹介チラシの作り方はもちろん、レイアウト見本まで記載されています。

 よろしければ是非、お読みください。

時代、場所、業種を選ばず、どんな人でも成功する「新規開拓営業の教科書

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 永嶋 信晴 著  青月社刊  2013222日発売

◆◆新規開拓営業の定番本。今後50年使える技術◆◆

第1章 新規開拓の極意は板とクギにあり!

第2章 1枚のコピー紙が新規開拓を変える!

第3章 心を鷲掴みにする対面営業エッセンス

 

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手作りチラシで、新規顧客を開拓する法

 こんにちは。

 今日は久々のビジネスネタです。

 やはり師走はいろいろあって忙しいですね。

 文章を書く仕事が入っていて、完成させるのにかなり時間がかかりそうなのです。

 大変なのは、文体にビジベンのキャラが使えないことかも。

 どこかで、オチをつけたり、冗談を書きたくなったり、そんな自分を抑えるのに一苦労です。

 少し身を清めなければと思う今日この頃。

 年末、年始は、真面目に仕事しようかなあ。

 そんなこと書くと、普段は真面目に仕事していないように見えますけど…。

 それはともかく、チラシの話でしたね。

 さて、前回はタイトルの付け方と用紙の色にまず注目しました。

 次に何を書くか。いわゆるコンテンツですか。

 商品やサービスは、チラシを作る人によってもちろん違いますから、共通の部分で行きましょう。

 これをコンテンツに入れると、確実にレスポンス率が高くなるというもの。

 これが、ビジベン流チラシ作成術 その4。

● チラシに代表者や営業担当者の顔のイラストを入れると注目度が増します。

 個人的な意見ですが、おそらく人は、人の顔の形をしたものには無意識に注目してしまう傾向があるからではないかと考えるのです。

 人によっては、人の写真やイラストをゴミ箱に捨てるのに抵抗があると言いますね。

 オイラの場合、今まで作ったチラシのほとんどすべてに、商品を売る人、サービスを提供する人の顔のイラストを入れました。

 やっぱり、これを入れると入れないとではレスポンス率が全然違う。

 タイトルよりもまず、イラストの顔が目に入って注目し、読んでみようという気になったというお客さんは多かったです。

 名刺にも写真を入れている人は多いですね。

 名刺は直接会って渡すものだから、当然お客さんと会うときに顔をあわせる。第一印象を鮮やかに残すという意味において効果があるのでは。

 ところがチラシは、新聞折込やポストに入れるだけ。

 電話で申し込もうにも、問い合わせをしようにも、相手の顔がわからないよりはわかったほうが、お客さんにとって抵抗感が少ない。

 ブログだってそうですね。やはりはじめてコメントを書く場合、どういう人か写真があったほうが、抵抗感が少ないような気がする。

 ただ個人的には、写真よりイラストのほうが、リスクが少ないような気がします。

 写真というのは、言うまでもなくそのまま。

 鬼瓦権造(おにがわら ごんぞう)みたいな、見るからに怖い顔をしていたり、意地悪そうな顔をしたりしている人もいないわけではない。

 直接会ってみれば、すごくいい人だとわかるのに写真になってしまうと、みんな引いてしまうことって多い。

 それなら、愛嬌のあるイラストのほうがいいですよ。

 私は元漫画研究会だったので、絵を描くことが好きですが、あまりうまくはありません。

 でも、怖い顔の人も、特徴をとらえ、笑顔で描くと、その愛嬌溢れる顔のイメージが、第一印象としてお客さんの頭に刷り込まれる。

 いつか第一印象の見栄えが大事だって書きましたね。

 そういう場合、イラストの愛嬌溢れた顔が第一印象になる。

 かつてクリニックで、非常勤の事務長をしていた頃、手作りチラシを作ったことがあります。

 院長先生は、ホントはすごくやさしい性格の人でしたが、体重が100キロ以上あって、見た目がちょっととっつきにくい。

 どうも怖い、とっつきにくい先生というイメージができてしまって、一時は閑古鳥が鳴く状況になってしまいました。

 これはちょっとそのマイナスのイメージを払拭しなければならない。

 そこでオイラが院長の顔を、愛嬌のあるイラストにして、印象を変えようとしました。

 そのイラストの描かれたチラシを簡易印刷し、自ら近隣の商店や住宅街にポスティングしてまわったのです。

 これが近隣の人たちにすごくうけ、来院してくれる患者さんが50パーセントも増えました。

 怖いと思っていた先生が、カバみたいな顔に描いてあり、しかもニコニコ笑っている。

 診察のときの印象は変わらなかったのですが、患者さんの頭の中には、どんなに愛想がなくても、あのカバみたいな愛嬌ある顔の印象が残っているのですね。

 いくら院長先生が相変わらず仏頂面して診察していても、患者さんはその別な一面を知っているから、真面目にふるまえばふるまうほどおかしくなったのかも。

 威厳を保つという点ではマイナスだったかもしれませんが、いまどき街のクリニックで、偉くて怖い先生は時代遅れですから。

 チラシのイラストだけで、受け取るお客さんの印象をよくすることもできるのですね。

 ところが以前別のケースで、ある会社がプロのイラストレーターに社長の似顔を依頼したそうな。

 見せてもらったのですが、これがうまい。原画を見たら、あまりのきれいさに驚きました。

 さすがプロ。

 そして、それを使ってチラシを作ったそうなんですよ。

 しかし、チラシの反応というか、社長の顔のイラストの反応はあまりよくなかったそうです。

 どうしてでしょうね。

 もしかして、うますぎるイラストを見て、お客さんが安心してしまうのではないか。

 きれいな美しいチラシに、プロの作った非の打ち所のないイラスト。

 あまりにも当たり前のパターン。

 オイラの描いたイラストは、ちょっと自慢話が入ってしまうのですが、チラシをまくと結構評判になります。

 お客さんが見て、描かれた人がかわいそう、とか、なんじゃこりゃ、変な顔~というリアクションが多いですかね。

「プロじゃないね、この下手さ加減は。もしかして、チラシをまいている会社の社員が自分で描いたの?」

 素人にしては結構うまいじゃん、みたいな。

 いわゆる、チラシで効果のあるイラストは、「ヘタウマ」ぐらいが丁度いいのではないか。

 お客さんが親近感を持ってくれるというのは、こういうイラストですね。

 やはり、チラシの素人が、自分たちで汗水たらして作った手作り感がいいのだ、と。

 チラシネタは、まだ続きます。

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第2章 1枚のコピー紙が新規開拓を変える!

第3章 心を鷲掴みにする対面営業エッセンス

 

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今年読んで面白かった小説 ベスト5 (上半期)

 こんばんは。

 おお、寒いっす。

 今日食べた豚汁定食では、さすがにこの寒さはしのげませんでした。

 やはり明日は、海鮮チゲを食べるべきか。

 しかし、なんと言っても、寒さ防衛の最終兵器ですからね、チゲは。

 ここで伝家の宝刀を抜いていいものなのかどうか悩む今日この頃です。

 これからもっと寒くなりそうだし…。

 マッチ売りの少女も、海鮮チゲ、そしてユニクロのエアテックコートがあれば、あんな悲劇が起こらなかったかもしれません。

 それはともかく、今年の1~6月に読んだ本の中からベスト5を選ぶのでした。

 この寒さのなか、選考は熾烈を極め、頭の中がショートしたみたいで火花が散っています。

 メジャーな賞の受賞作だったり、ベストセラーだったり、いろんな書評を読んだりして選んだ作品ばかりなので、つまらない作品というのはあまりなかったです。

 でも、たま~に、芥川賞受賞作や人気作家がやっつけ仕事で書いた作品の中に、なんじゃこりゃ~と思う作品が無きにしも非ず。

 ほかには、時代のトレンドにもなっている作風について行けないオイラの感受性の鈍さとか。

 たとえば、「○○入門」とか「○き○き大○き超○してる」。そして、若い人たちから絶賛されているらしい○坂○太郎も、なんかもよくわからない。

 こういうタイプの本を絶賛して読んでいる若い人たちとの間に溝ができてしまったようで、一抹の寂しさを感じますな。

 わからないけど、一応トライしてみようとする積極性は買って欲しいのですけどね~。

 それはともかく、こんな私でも、これは面白いと思った作品がたくさんありました。

 順位をつけようと思ったのですが、タイプが違うので順位がつけられません。

 読んだ順に、ベスト5を選ぶと次のような感じでしょうか。

 あくまで自分が読んで面白かったというだけの基準です。もちろん、たぶんに独断と偏見が入っていますので念のため。

● 世界の中心で、愛をさけぶ 片山 恭一

 作者が同年代なので、むしろ古風な香りのする作品ですね。マンネリという批判もあるようですが、言葉の一つひとつが美しい。個人的には、村上春樹の「ノルウェイの森」をはじめて読んだときのことを思い出しました。病気の女の子と彼女に思いをはせる男の子というシチュエーションは同じですね。まさにメロドラマの定番。

 
● 歳月(上・下) 司馬遼太郎

 明治の元勲、江藤新平を主人公にした司馬さんお得意の幕末英雄伝ですね。司馬作品にしてはあまり有名ではなかったので、ワンランク落ちるのかなと最初思いましたが、どうしてどうして。
 有名な「花神」「世に棲む日日」「峠」に匹敵する傑作です。江藤新平の波乱万丈の生涯は、坂本竜馬や高杉晋作、西郷隆盛、大久保利通、大村益次郎の生涯にひけをとりません。清廉潔白な人柄が墓穴を掘るという人の世の皮肉さは、今も昔も関係ないのですね。

● 火天の城 山本兼一

一口で言うと、安土城の築城を請け負う大工の総棟梁が、さまざまな困難に直面しながら城を完成させるまでのストーリー。伏線として、父と子の葛藤や仲間同士の軋轢、仕事にかける職人の意地みたいなものが織り込んである。
 興味深いのは、当時の築城の技術的な面が、職人の視点で細かく書かれていること。こういう切り口で書かれた、戦国の歴史小説は今まで読んだことがありません。書棚にある安土城の図面や航空写真と見比べながら、自分が安土城を作る職人の気分になって一気に読みましたね。
 

● ワイルド・ソウル 垣根 涼介

 メジャーな賞を3つ取ったということで読んだ作品。長いです。ブラジル移民の苦労を書いた冒頭の部分は読み応えがあります。かなりリアリティがあると思ったら、作者は現地で数ヶ月に渡って取材したとか。やっぱり行かないとこの雰囲気は出せないのかも。
 事件は日本を舞台にして起こるのですが、私がよく行く場所が出てくるので別な意味で楽しめました。作者も当然、下見に行ったのでしょうね。どっかですれ違っていたかもしれない。

● 邂逅の森 熊谷達也

 これは言わずと知れた直木賞受賞作。なかなか一般人にとって、マタギの世界というのは実感として理解できない部分があるのですが、この作品を読むとバーチャルリアリティのごとく体験できるかも。
 この作者も冬山をさんざん歩き、長期間マタギと寝起きを共にして、この作品を書いたとか。

 人間の一生は限られたもの。とてもいろんな経験をしたくても限界がありますよね。本を読めば、いろんな人生、いろんな場面を体験できる。

 やはり、いいですね~、本は。

 

 横山秀夫の「臨場」「影踏み」は、ワイルド・ソウルとどちらを入れようかと争ったのですが、物語のスケールで後者に軍配があがりました。でも、総合力はもちろん横山秀夫のほうが上でしょう。

 ちなみに、横山秀夫著「臨場」の書評は、以下のとおりです。

○横山秀夫著「臨場」

 やっぱり、うまいな~。短編という限られたページ数で、きっちり起承転結をつけ、しかもホロリとさせる部分もある。無駄がないリアリティー。
 カッチリし過ぎて、遊びがない部分が窮屈だという人もあるけれど、それもこの作家の大きな個性だと思う。遊びがない分、毎回、アイデア勝負となる。

 そのアイデアが、それぞれ秀逸で、よく同じ人の頭からこんなにアイデアが出てくるなと感心しますよ。

 村上春樹は大好きな作家の一人ですが、今回は他の作品に譲ったという形です。でも、今まで読んだ中でつまらなかった作品がひとつもないのはすごいですね。それほど多作というわけでもなく、厳選した作品を世に出しているということでしょうか。

 それから、今あえて本格ミステリーで勝負しようとした、「硝子のハンマー」の貴志祐介も捨てがたい魅力はありました。

 ちなみに、以前、「硝子のハンマー」について書評を書きましたね。

 ついでと言ってはなんですが、もう一度載せさせていただきます。

○ 硝子のハンマー 貴志祐介

 あの名作「黒い家」を書いた著者の本格ミステリー。

 途中まで、すごく面白かった。やはりミステリーなので、あらすじを細かく書けないんだけど、企業のセキュリティーがすごく細かく書き込まれていてリアリティーがある。

 本格モノって、トリックや謎に力を入れ、そこから物語を作っていくことが多いから、どうしても現実にはありえないようなシチュエーションになる場合が多い。まあ、それはそれでおとぎの世界の話として考え、素直に謎解きを考えられるから好きなんですが。

 途中まで読んでいて、これはまぎれもなく★四つの評価だなと思った。ただ最後の種明かしのところでちょっと作者の辻褄あわせのような苦しさも感じられて、惜しい~と★半分のマイナスと自己チュー評価させていただきました。

 でも、相当セキュリティーには細かく触れていて、その方面の知識を得られるだけでもこの本は「買い」ですな。

 ちなみに作者の出世作、「黒い家」は厳しく評価しても、四つ★評価以上なのは間違いありません。

 作品の作り方として、まず今まで考えられてこなかった密室殺人事件を作ろうとして、次にその方法論をいろいろ考え、それに対するシチュエーションや道具立てを組み込んで行ったのかもしれませんね。

 しかし、ちょっと不自然な道具が中にあったと思う。それにこれだけの長編にしては、トリックがちょっと小粒で、謎もそれほど読者をひきつけるにしては弱かったのかもしれない。

 もっとも短編のトリックで、ここまで面白く引っ張るんだから、作者の筆力はすごいと思えますね。

 
 なんか、次点の作品の書評のほうが長くなっちゃいました。

 平成17年下半期のベスト5は、年内に発表させていただきます。

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面白かった小説 ベスト5 平成17年上半期

こんにちは。

 いよいよ平成17年も残り2週間を切りましたね~。

 昨日は、パソコンで年賀状を作っていました。

 今はパソコンがあるから年賀状作りが簡単。

 昔は、年賀状を作るのも大変でした。

 わりと凝るたちなので、学生時代は一枚一枚手書きのイラストを書いていたのですよ。

 今より出す量は少なかったのですが、それでも書き終えるのに一週間近くかかったのを覚えています。

 中には、相手の同級生をからかった4コマ漫画もあったりして。

 正月開けに学校へ行ってから、正月早々やめてくれよ、と言われました。

 何でも、家族全員から、その年賀状をネタにして笑われたとか。

 何を書いたのか、あまり覚えていないのですが…。

 それはともかく、年が変わると手帳も新しいのに変えなければいけない。

 さっそく、来年用の新しい手帳を買ってきました~♪。

 オイラがここ数年使っているのは、能率手帳のウィック7。

 普通の手帳ですし、使い方も、ごくオーソドックスです。

 手帳っていうのは、使っているときはもちろんですが、年が終わってからもあとで読み返すと面白いですね。

 5年分の手帳を用意して、過去の同じ日に何をしていたかを比べてみると、新たな発見があったりする。

 数年前の自分と今の自分を比べてみて、成長しているか、はたまた後退しているか、わかります。

 また、あのときは大変だったけど、今思い返してみたら、大した悩みでもなかったじゃん、みたいなこともわかる。

 自分を客観視する上においても、手帳は有効利用できるのでは。

 さて、オイラの手帳利用法の唯一のオリジナルといえば、読書目録みたいなものを書いていることですかね。

 4年前からはじめたのですが、これがなかなかいいです。

 子供の頃から本を読むのが好きだったので、生まれてからどれほど本を読んだかわかりません。

 数年前、一度読んだ本を買ってしまったことがあって、これはいかんと本の名前を手帳に控えることにしました。

 せっかくだから、読んで面白かったかどうか、五つ星で評価することにしたんですよ。

 これも文学賞の選考委員になったような気分になって楽しめる。

 本は面白いんだけど、作家の性格が嫌いだから三ツ星だな、みたいな。

 …ということで、今日は、オイラが今年読んだ本の中で、面白いと思った小説ネタで行こうと思います。

 題して、「ビジベンは、こんな本を読んできた。2005年上半期」。

 上半期があるなら、当然、下半期もあります。それはまた、いずれ。

 今日は、私が今年の1~6月までに読んだ本ですね。

 読んだ小説は、以下のとおり、しめて34冊。

 このほかにもビジネス書を結構読んでいるので、かなりの活字中毒かも。

 まとまった時間がとれないので、電車や食事のときなど細切れの時間を利用して読むことが多いですね。

 それと、読みなれているからスピードも早いような気がします。

 図書館で借りた本がほとんどですが、なぜか日本人作家の本が多いのが特徴ですかね。

 最近、外人の登場人物の名前が覚えられなくて…。

 以下の本の中で、唯一最後まで読めなかったのが、「刑事の誇り」。

 ミステリーとしての評価の高い本ですが、なぜか横文字の登場人物の名前が全部同じに見える。

 あの名作、「薔薇の名前」を最後まで読めなかったミステリーファンは、もしかしてオイラだけなのでは。

 外人のプロレスラーの名前は、すぐ覚えられるのですが…。

 それはともかく、今年の上半期に読んだ本は以下のとおりです。発売された時期ではありませんので、念のため。

1月

 GOTH 乙一
 推理短編六佳撰 北村 薫/ 宮部 みゆき/選
 重力ピエロ 伊坂 幸太郎
 刑事の誇り マイクル・Z・リューイン
 死の壁 養老 孟司
 バカの壁 養老 孟司
 池袋ウエストゲートパーク 電子の星 石田 衣良

2月

 好き好き大好き超愛してる 舞城 王太郎
 小説 蒲生氏郷 童門 冬二
 世界の中心で、愛をさけぶ 片山 恭一
 ハリガネムシ 吉村 万壱
 鬼平と出世 山本 博文

3月

 鬼平犯科帳 池波 正太郎
 ワイルド・ソウル 垣根 涼介
 文鳥・夢十夜 夏目漱石
 天と地と (上、中、下) 観音寺潮五郎

4月

 神の子供たちはみな踊る 村上春樹
 斜め屋敷の犯罪 島田荘司
 東京湾景 吉田修一
 火天の城 山本兼一
 臨場 横山秀夫

5月

 介護入門 モブノリオ
 硝子のハンマー 貴志祐介
 歳月(上・下) 司馬遼太郎
 7月24日通り 吉田修一
 脳ドックは安全か 山口研一郎

6月

 法月綸太郎の新冒険 法月綸太郎
 アフターダーク 村上春樹
 長崎乱楽坂 吉田修一
 影踏み 横山秀夫
 邂逅の森 熊谷達也

 こうしてあらためて見ると、結構濫読ですね。

 夏目漱石や司馬遼太郎、観音寺潮五郎があるかと思えば、若手ミステリー作家の乙一や伊坂幸太郎、舞城王太郎もあったりする。

 また女性ファンの多い、村上春樹や片山恭一、吉田修一もありで…。

 大きく分けると、歴史もの、ミステリー、直木賞受賞作やベストセラーなど時代のトレンドを代表する作品に読書傾向が偏っているみたい。

 この中から、ベスト5を選ぶんすか。

 自分で言っておきながら、難しいっすよ。

 今日一晩、考えてみます。発表は次回。

 ところで皆さんは、どの小説を選びますか?

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効果のあがる手作りチラシを作る法

 こんばんは。

 今まで長々と、新規開拓におけるチラシの効用について述べてきました。

 いよいよ今日から、私が自分で作ってポスティングして効果のあったチラシの実例ですね。

 最初に申しておきますが、これから書くことは理論的な根拠は明確ではありません。

 いろいろなパターンでチラシを作り、レスポンス率を見ながら改良を加えて、より効果の上がるチラシを模索していった結果です。

 もちろん、どこがよかったか、という点はとても大事なことですが、人はそれぞれ好みというものがありますから、こうすれば絶対うまく行くなんてものは存在しない。

 最大公約数の人たちから、注目され、好感を持たれ、電話で問い合わせしたくなってくるというのがいいチラシなのだと思います。

 体系的にまとめられていないので、アトランダムに行きましょう。

 もちろん、ビジネス書で読み、自分でうまく行くかもしれないと思った事柄をためしてみて、実際、効果のあったチラシ作成のエッセンスです。

 理由はあまり詮索しないでくださいね。私自身もよくわからないことが多いですので。( ← なんじゃそりゃ )

 それでは…。


ビジベン流チラシ作成術 その1

● チラシのメインタイトルが重要。簡潔にどういう商品なのか、どういうサービスなのかが一目でイメージできるように書く。


 あまり突飛過ぎても意味が伝わりませんし、ありきたりのものでは興味を引かれない。

 そのチラシのテーマを的確に、短い言葉で表現できるかどうか。

 誰でもイメージできる商品、サービスを少しひねったものがベターですね。

 ちょっと抽象的ですが、個々にはありきたりでも、組み合わせると面白くなるものがありますよ。

 たとえば、リフォームのコンビニ、おもちゃの病院、カギの救急車、など街でよく見かけるネーミングですが、パッと見て、なんとなくサービスの内容を理解できる。

 しかも、ありきたりではない。

 リフォームのコンビニなんて、コンビニ感覚で気軽に安い値段でリフォームをやってもらいたいという人には、注目されるかも。

 またおもちゃの病院は、ちょっと壊れたらすぐ捨ててしまうのではなく、愛着のあるおもちゃを直して、長く使いたいという人にはほろっとさせます。

 琴線に触れるネーミングと言っていいでしょう。

 おもちゃのぬいぐるみや変身モノのヒーローが入院して点滴をうっている姿を想像するとほほえましくなりますし…。

 かぎの救急車は、鍵をなくして自分の家に入れない、なんて真っ青になっているとき、救急車のようにすぐ駆けつけてくれたら助かります。

 オイラの「ビジネスの便利屋さん」。略してビジベン、なんてのもそう。

 今はわりと当たり前のネーミングですが、当時はインパクトがありました。

 へぇ~面白いこと考えたね、とそのタイトルに興味を示して電話をかけてきてくださった経営者の方は多かったです。

 コンサルタントというチラシをポスティングしたときはまるで効果なし。

 当時の仕事は、コンサルと入り口は変わりませんでしたから、ネーミングはどうだっていい。

 ただ便利屋で入ってしまうと、まさに便利屋的な仕事を頼まれるのですが…。

 でも、依頼する会社からしてみると、最初から「先生」で入るよりも、「便利屋」のほうが依頼しやすいですよね。

 企業と最初の取っ掛かりができてしまえば、あとは実力次第。

 頭を使う仕事を任されるか、便利屋で終わるか。

 はい、いまだに便利屋で終わってますです。

 それはともかく、気軽に声をかけやすいという心理的な効果を狙ったわけです。


ビジベン流チラシ作成術 その2

● いかにもプロが作ったという色彩の豊富な凝ったものよりも、手作りの素朴なチラシの方がかえって目立ちます。

 これは日記の中で何度も書きましたが、自分の会社や自宅のポストの中を覗けば自明だと思います。

 最近は新聞オリコミのチラシもすごく豪華なものが入っていますね。

 自分の興味のある商品には目を通しますが、それでも即ゴミ箱行き。とにかく捨てていかないとすぐ部屋の中がチラシで一杯になってしまう。

 とくに消耗品で、安売りがテーマのチラシが豪華すぎると、かえってマイナスじゃないかと考えます。

 当然、価格にチラシの作成費用が商品に転嫁されていると考える人は多いでしょうから。

 こういう時代だからこそ、素朴でシンプルなチラシは、目立ちますね。

 またスモールビジネスの場合は、手書きで作り手の人間性がこめられていると、愛着がわいてきます。

 チラシは豪華なチラシも素朴なチラシも、お客さんの目に触れる頻度は同じ。

 同じ値段をチラシにかけるのだったら、コストの安いチラシを大量に作り、ポスティングの回数を増やすほうが、効果が期待できます。


ビジベン流チラシ作成術 その3

● チラシ用紙の色は、クリーム色が、レスポンス率が高い。


 これは、いろいろなカラーのコピー用紙をためしてみた結果です。

 確か、白、ブルー、オレンジ、グリーンなど、市販の色つきのコピー用紙はすべてためしてみました。

 すると、黄色、というかクリーム色のレスポンス率が高かったです。

 私は、カラーコーディネーターではありませんが、黄色は注目を集める色と聞いたことがあります。

 驚くことに、このことを経験的に知ったあと、あるビジネス書の中に、黄色のチラシに効果があると書かれていたのですよ。

 世の中、いろんな人がいる反面、基本的な事柄には同じ反応をしてしまうところが、人間の面白いところですね~。

 チラシネタはまだ続きます。それは、また来週。

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手作り自己紹介チラシで新規開拓する法

 こんにちは。

 うう、寒くなってきましたね。

 朝起きて、布団から出るのが一苦労。

 暖かい布団から、急に冷たい室内へ出るのは体に良くないんですよ。

 脳の血管がキュッと収縮して、血液の流れが滞る。

 怖い怖い脳卒中です。

 それを予防するためには、太陽が昇り、部屋が暖かくなるまで布団から出ないほうがいいのですね~。( ← 起きたくないだけだろ! とっとと、ストーブつけろ!! )

 それはともかく、今日は久しぶりのビジネスネタです。前回まで、チラシのネタでお送りしました。

 今日はその続きですが、書いている本人も忘れていますので、先週のおさらいから行きましょう。

 それでは…。

 そもそも、営業というのは新規開拓や取引先の担当者が変わった場合など人間関係を築くのにかなりの時間を要するものですよね。

 最初は大抵、名刺の交換から始まります。

 営業の飛び込み訪問では、なんとか相手に自分の名刺を渡し、もしうまくいけば相手から名刺を受け取るというのが最初の目標でしょうか。

 言うまでもなく、それくらい名刺は営業の場では大切なもの。

 ところが、あいにく名刺には会社名や役職などフォーマルな情報のみで、人と人とが打ち溶け合って親しくなるような情報が記載されていない。

 最近では、たとえば出身地や出身校、趣味、顔写真などを刷り込んでいる営業マンもいるようですが、全体から見たらごく少数でしょう。

 名刺に、ゴチャゴチャ書いてあるのを嫌うお客さんも無きにしも非ず。

 そういえば、新任挨拶で名刺を忘れた私の後輩に対して、「名刺は、武士の刀のようなものだ。それを忘れたら、昔だったら切腹だ」といって諭した社長さんもいたようですね。

 ただ名刺交換は、すでに相手の顔も、会社も、役職も知っているのに、一種の儀礼のような形で行う場合もある。

 名刺交換はすんだものの、そこから先がなかなか進まないということって結構ありますね。

 その後、何回か会って、お互いのインフォーマルな情報を知り合うようになって初めて、お客さんと営業マンは親しくなっていく。

 だから初対面の相手にいろいろ聞きたいことがあるけれど、最初から質問攻めにするのも、なんとなくしづらい部分はありますよね。

 一度では聞けず、何度か会って少しずつ聞きだし、自分と相手との間にいくつかの共通点を見つけて親しくなってゆく。

 う~ん。奥ゆかしいけれど、ビジネスの現場としては何とも非効率。

 それなら一番はじめに、こちらのインフォーマルな情報を紙に書いて、名刺とともに渡せば、相手との人間関係を築く時間を短縮できるのではないか。

 と考えて作ったのがこの手作りの自己紹介・挨拶文チラシ。

 よく、モノを売る前にヒトを売れ、と言いますが、まさにそれを意図したものですね。

 最初は、名刺プラスアルファのグッズとして考えたのですが、これをチラシとしてポスティングしてみたらどうかと考えたのです。

 この発想は、別にオイラが考えたのではなく、ある雑誌で以下の成功事例のエピソードを読んだからでした。

 それは、26歳の自動車セールスマン。

 担当地区内を飛び込み訪問で軒並みまわったのですが、玄関を開ける前にインターフォンで断わられる。

 こういうシチュエーションって、どうしようもないですね。

 お客さんの顔が見えないのだから、取っ掛かりがつかめない。

 どうすれば玄関を開けてもらえるかと考えて、「消防署から定期点検に来ました」とかウソを言って、消火器を売っていた営業マンがいましたっけ。

 言うまでもなく、犯罪ですよ。

 もちろん、その営業マンは、合法的なやり方で、玄関を開けてもらえないだろうかと考えたそうです。

 お客さんの立場で考えたら、どこの馬の骨かわからない人物に対して、不用意に玄関の扉を開けませんよね。

 だったらインターフォンで断わられる前に、担当地区の人たちに自分がどういう人間なのか、知ってもらうことを考えたそうです。

 それで作ったのが、自己紹介チラシ。

 具体的には、まず、自分の似顔絵、受けそうなプロフィールを入れる。

 それから、「○○君の1日」というシリーズものの漫画にして、自分の仕事や断わられたときの様子、失敗談などを手書きで描き、それを毎日コピーして、郵便受けに入れて回った。

 約1週間、それを続けたところで各家庭を回り、「チラシでおなじみの○○です」とインターフォンで自己紹介、実績をあげたとのこと。

 この記事を読んだとき、なるほどと思いましたね。

 気に入ったのは、まず自分のプロフィールを相手に示すこと。

 本を買うとき、まず、著者がどういう人間なのかなと思って、最後の方のページを開けてみる人って、結構いるんじゃないですか?

 新聞や雑誌でもそうですね。

 自分の写真があって、そこに略歴とかが書いてあると、なにげに目を通してしまいますもんね。

 ブログだってそうですよ。

 ホームページのアクセス対策として、本人の写真を載せ、プロフィールを細かく具体的に書くこと、なんてよく書いてあります。

 それから、そのチラシを作った営業マンのいいところは、断わられたときの様子、失敗談などを面白く書いたところではないでしょうか。

 人が笑うときって、他人に対して一種の優越感を感じたときであると、本で読んだ記憶があります。

 他人の自慢話や成功談よりも、失敗談を聞くほうがなんとなく親密な気分を覚えるもの。

 そんなことを考えつつ、私も自分の自己紹介チラシを作ってみることにしました。

 そのエッセンスはまた次回。

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練馬ウォーキングストーリー 絶景編

 こんにちは。

 昨日は例によって、一日中外回りでした。

 でもやはりビタミンBの効果なのか、あまり疲れない。

 それなら日記を更新すればいいのに…。

 実は、いつもなら早く家に帰ってぐったりなのですが、調子が良いのでひと駅前で降りて、またウォーキングをしてしまったのです。

 昨日は軽く、3万歩は超えたでしょうね。

 さすがに多少疲れましたが、今日は筋肉痛がまったくない状態。

 何なんでしょう、このハイな気分は。

 言っときますけど、薬はやってないですよ、ヤクは…。

 でも確実に言えるのは、目が疲れなくなったこと。

 前は、一日10回以上目薬を点していたんですよ。すごく目が疲れて。

 ところが、ここ数日、目薬を点すことをまったく忘れてしまっている。

 パソコンの画面を見続けてもほとんど疲れないですね~。

 これは絶対ビタミンBの効果ですね。眼精疲労に効くと書いてありましたから。

 それにしても、よっぽど前はビタミンが不足していたと言うことですね。

 ファストフードばかり食べていましたから、今後気をつけねば。

 

 さて、おとといの続きです。今日がはじめての方は、前の日記を先にご覧ください。

私が小道を歩いていて聞いた、若い女性の悲鳴。

 臨戦態勢を崩さないまま、私は固まってしまいました。

そのあと聞こえてきたのは

 おおおおおおおおおおおお~

 …という、野太い雄叫びの声。

 男の悲鳴?

 もうおわかりですよね。

 ここは練馬区。なのに、豊島園の絶叫マシン。

 せっかく、前回は思わせぶりに終わったのに、次の展開を予想したコメントの方がいらっしゃいました。

 土地勘があると、やはりわかってしまいますね。

 練馬区なのに、豊島園なんですよ、なぜか。

 ここは以前、練馬城のあった場所なのに。

 なんで練馬園と言わないのでしょうね。

 絶叫マシンの定番、バイキングがブォォォォォ~ンと不穏な音を立てながら、大きく揺れているのがわかりました。

 民家の屋根越しに見える巨大な男の顔は、バイキングの支柱の上に取り付けられている。あまり意味ないと思うのだけれど…。

昼間見てもすごく不気味です。

 それにしても、ひっきりなしに聞こえる女性の悲鳴。

 これだけ始終聞こえてくると、この近所に住む人は、悲鳴に慣れてしまっているのかもしれません。

 もしもホントになんかあったときは大丈夫かしらん。

 でも、絶叫マシンの悲鳴とホントに危険な目にあっているときの悲鳴は聞き分けられるのかもしれませんが。

 今度、その微妙なニュアンスの違いを研究してみたい。

 さて、その豊島園の入り口にまわってみました。

 土曜日だというのに、すいてますね~。

 チケット売り場にたくさんのブースが並んでいますが、開いているのは一箇所だけ。

 しかもガラガラの状態ですよ。

 大人一人が入園と乗り物乗り放題で3800円。子供が同じく2800円と浦安の遊園地に比べてリーズナブルなんですけどね。

 待たなくて乗れるし、交通の便もいいのだから、結構穴場だと思うのですが…。

 ところで、豊島園の入り口近くに新たな施設がオープンしていました。

 それは、バーデと天然温泉、「庭の湯」。

 松尾芭蕉並みのスピードでウォーキングしていたので、中には入りませんでしたが、新しいし規模も大きいので、温泉好きの人にはいいかも。

 さまざまな種類の浴槽とボディケアやリフレクソロジーがあって、心と体のコリをほぐしてくれるらしい。

 とくに死海プールというのもあって、イスラエルの死海の塩を使った浮遊感が体験できるとか。

 愛地球博でも、呼び物のひとつでしたね。これは要チェックですな。

 今度、ゆっくり来てみよう。

 こっちもすいているといいのだけれど…。

 豊島園駅前に出て、次に向かったのは、十一ヵ寺。

 もと浅草田島町にあった11のお寺が、関東大震災後にこの地に移転したもの。

 広い道路の両側に寺が並ぶ景観はなかなか壮観です。

 東京の都心以外の都区内には、震災後、移ったという例がたくさんありますね。

 都心周辺には、その前にはもっと寺が密集していたのかもしれません。

 その後、豊島園通りを左折して白山神社の前を通り、平成つつじ公園を経て、西武池袋線の練馬駅前へ。

 駅前には、商店街や高層マンション、広い幹線道路もあって、なかなかの喧騒です。

 駅前から少し歩いたところに、練馬区役所がありました。

 ここも文京区役所ほどではありませんが、高層ビルなのですね。

 玄関のエントランスの広さがすごい。

 野球場ほどではありませんが、そんじょそこらの体育館より広くて豪華です。

 さて、ここのお勧めは、区役所20階の展望コーナー。

 ここの展望室は穴場ですね。無料ですよ。ちなみに都庁もそうですけど。

 周囲に高いビルはひとつだけ。

 だから遥か彼方まで眺望が広がります。新宿副都心のビル群、池袋、私が行った日は見えませんでしたが、気象条件がよければ富士山もしっかり見えるとか。

 また、展望レストランもあって、リーズナブルな値段で、夜景をみながらランチやディナーを楽しめます。

 まだ続きますが、明日は久しぶりにビジネスネタで行きます。

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練馬ウォーキングストーリー

 こんばんは。

 先週の土曜日にまた、ウォーキングに行ってきました。

 そこで、ビジネスネタはまたこの次にして、今日はお散歩ネタからひとつ。

 お散歩ネタにはやはり旬ってものがありますし、早く書かないと忘れてしまいますから。

 ところで、先々週は川越へ行きましたね。

 ウォーキングへ行ったのは二週連続です。

 なんか最近、すごく体調がよくなったみたい。

 口内炎と風邪で苦しんでいたときがウソのようです。

 仕事で外を歩いているときも、突然走り出したくなってきたりする。

 ちょっと前は、信号が黄色で点滅していると、まあいいやとやり過ごしていたのですが、最近はダッシュして渡り終えても、そのまま100メートルくらい走ってしまうのです。

 クライマーズハイじゃありませんが、ランナーズハイ、あるいはウォーカーズハイになっているのかも。

 いくら歩いても、全然疲れないし…。

 これも一種の病気なのかな。

 もしかして、口内炎予防としてビタミンBをまた飲み始めたからでしょうか。

 30代の頃、数年間飲み続けたことがあり、そのときは異常に記憶力が良くなった感じがしました。

 仕事や勉強というより、誠にどうしようもないことをいつまでも覚えている。

 昼食に入ったファストフードのメニューと値段が一目見ただけですべてインプットされたり、新聞のテレビ欄の番組と出演者が全部頭に入ったり…。

 ビタミンBって、よくわからないのですが、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素と聞きました。

 もしかして、脳細胞を活性化させる効果もあるのではないか。 

 医師に聞いたら、そんなことはありえないとにべもない返事でしたが…。

 でも、あの急に頭がクリアになる感じは、絶対、他力本願的なものがありました。

 またビタミンBを飲み始めたので、果たして記憶力が増強するかどうか、またためしてみます。

 もしかして、私だけ特異体質だったりして。


 それはともかく、ウォーキングに出かけたのは練馬です。

 なぜ、練馬へ行ったのかと聞かれれば、都営大江戸線が走っているから、と答えるでしょう。

 そのココロは、12月10日と11日は、大江戸線全線開業5周年記念として記念一日乗車券が発売されたのですよ。

 当日は、都営地下鉄の全区間が一日乗り放題で、なんと400円。

 しかも、それにあわせて、練馬周辺のウォーキングパンフレットが無料配布されていたのですね~。

 私の最寄の駅から往復720円の区間が400円になるのですから、それだけでも320円の得。

 これは、行くしかありません。

 さて、練馬。 

 練馬といえば、皆さんはどんな言葉をイメージされますかね。

 練馬大根、という人は、かなりの食通なのでは。

 そこで、練馬春日町駅を降りてまず向かったのは、駅から徒歩3分ほどのところにある練馬大根の碑。

 たくあん用として、生産されてきたそうですが、ここ数年、練馬大根への関心が高まり、それを原料としたうどんや焼酎が区内で発売されているとか。

 でもこれは、ガイドブックの説明文をそのまま書いただけ。

 個人的に練馬といえば、「がきデカ」のこまわり君ですね。

 最近、若い人に、死刑!と言っても、八丈島のキョン、と言っても、何それ?というリアクションが返ってくるので、寂しい限り。

 漫画の中で、東京都練馬区在住のこまわり君というフレーズが何度か出てきます。

 練馬○○クラブの登場シーンは強烈でした。

 これだけ一世を風靡した漫画なのに、以前の日記でご紹介した青梅の赤塚不二夫のように、町おこしとして採用されないのかなぁ。

 でも、あまりにもあくが強いですからね、あの作品は。私は好きなのですが…。

 練馬○○クラブの街として名前が知られたら、今の時代、洒落になりません。

 こういうテーマで笑いがとれたのだから、昭和ってやっぱりいい時代だったのかもしれませんね。

 それはともかく、見上げるような練馬大根の碑を見てから、さっそうと歩き始めました。

 環八を越え、古い商店が並ぶ通りをひたすら歩きます。調子がいいからスキップしたくなってきます。

 昔の古い農家を改造して作った店。木造でもろ昭和をイメージさせる銭湯。

 ケヤキの大木をそのまま残すために、家の形をそれに合わせて作ってある商店。

 通りを歩いているだけでも、見所は尽きません。

 通りから一本中に入った春日神社は、練馬城主豊島泰経が守り神として大切に保護したのだとか。

 そういえばこの通りは、春日町本通りと言うらしい。

 そこからちょっと小道に入り、昔の田園地帯を想像しながら、のどかな住宅街を歩きました。

 …と、突然。

 きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~

 という、絹を裂くような女性の悲鳴。

 すわっ、何事か。

 私は、ギョッとして、タイガー・ジェット・シンやアブドーラ・ザ・ブッチャーに対する猪木や馬場のごとく臨戦態勢をとりました。

 頭上を見上げると、なんと巨大な人間の顔。

 うつろな表情で、遠くを見つめています。

 女性の運命はいかに。

 ここで、コマーシャル。

 慣れるとおいしいくさやの干物。 ( by がきデカ)

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効果のあがるチラシ、あがらないチラシの研究

 こんにちは。

 今までずっとチラシの抽象論というか、能書きを長々と述べてきました。

 そろそろ、オイラはどういうチラシを作って、ポスティングしたかという事例について書かねばなりませぬ。

 ただそれに対して、確固とした理論はないんですよ。

 語弊はあるかもしれませんが、講演会の講師なら、実戦はさほどうまく行かなくても、確固とした理論を示し、参加者の納得を得られれば商売が成り立つ部分はある。

 こちとら、結果がすべて。

 いろんなビジネス書を読み、講演会へ参加して、理論武装してチラシを作っても、まったく泣かず飛ばずという例は日常茶飯事でした。

 いろいろなチラシを作ってポスティングし、レスポンス率の良し悪しをみる。その結果を参考に、試行錯誤しながら作り直していったというのが本音です。

 もちろん、成功した点に関してはいろいろ考え、理論づけはして行ったのですが、同じ状況でやってみて、すべてがうまく行くということもない。

 不確定要素も多々あるということですな。

 こちらとしては、成果が上がればそれで結果オーライみたいな部分はあったりして。

 ここだけの話なんですが、オイラの作ったチラシをある大学の教授が見たことがあるんですよ。

 かなり前ですが、ある大学のマーケティングのゼミから、実戦講座の講師として招かれたのです。

 さて、その先生。

 マーケティング分野ではわりと有名な人で、たまにテレビでコメンテイターなんかもやっています。

 理論は普段その先生から教えてもらっているからいいだろうと、成功したチラシ、失敗したチラシの実例だけを述べることにしました。

 そのまま講義みたいに話しても面白くないだろうと、クイズ形式でやってみたのですよ。

 学生さんたちに、オイラが今まで作ったチラシを渡して、レスポンス率がどれだけあったか、また、そう考えた理由について討議してもらいました。

 たとえば、何月の平日を中心に東京の○○の地域のビルオーナーを中心に5000部のチラシをポスティング…と、ファクターもしっかり示して。

 そしてはたして何件、お客さんから電話がかかってきたでしょう、とクイズみたいに聞き、学生さん一人ずつの予想数字と理由を黒板に書き込んで行ったのです。

 すると、オブザーバーの立場で座っていたマーケティングの教授も、その趣向を面白がり、自ら参加してしまった。

 なんと、大学の先生、一人だけ突拍子もないレスポンス率を言ったのです。

 確か、5000枚配って、30件以上電話があるはず、と。

 従って、レスポンス率は、0.6パーセント。

 ありえねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~

 実は、そのチラシ。

 表面上は実に購買意欲をそそるように作られているのですが、顧客の心理に及ぼす影響という部分で致命的な欠点があったのです。

 見た目は、無料耐震診断と書かれていて、とてもいい感じ。でも、そこから仕事を結び付けようという意図がほのかに読み取れた。

 もちろん、悪徳リフォーム会社ではないですよ。

 こちらが頭を下げたくなるくらい良心的な会社です。

 耐震診断はもちろん無料でアドバイス。問題がないケースは、もちろん、そのまま何もしない。

 問題がある場合は…。

 そのへんの言い回しがあいまいだったのでしょうね。若干、お客さんに不安感を与えたのかも。

 それと、阪神大震災の直後だったことも、便乗商法と取られて逆に災いしたのかもしれません。その企画は、震災のずっと前からあったのですが…。

 結果はなんと、5000件配って、1件も電話がかかってこなかった。

 つまり、レスポンス率ゼロ。

 ニーズはあるはずなのに。

 今も、耐震強度偽装問題など、自分たちの家に対する不安はいつの時代にも根強いものがありますよね。

 それはともかく、当初の私のもくろみは、学生たちのチラシのレスポンス率の甘さを指摘することでした。

 それなのに、大学の先生が参加してしまった。

 しかも、私からレスポンス率を聞く前に、自分の予想を言い、学生の前で自分の予想を理論付けてしまった。

 震災のあとだから、皆ものすごくこの問題にナーバスになっているはず…と。

 まだ学生さんの方が、現実的でしたね。

 皆、10~20件くらいだろうと予想したのですから。

 正解を言うと、先生の顔をつぶしてしまうので嫌でしたが、仕方ありません。ウソを言うわけにはいきませんから。

 その先生は、自分が突拍子もないことを言ったと気づき、照れ笑いをしていました。

 しかし、その目は笑っていなかったぁぁぁぁぁぁぁ~。

 専門家でも、配る前にチラシのレスポンス率を予想することはなかなか難しい。

 あまり理論づけてしまうと、逆に微妙なニュアンスの違いが読み取れなくなるのかも。

 ところが、これから話すオイラのチラシは、当時、0.3~0.5パーセントのレスポンス率は必ずあったのです。

 コンセプトは、昨日書きました手作りの自己紹介・挨拶文チラシ。

 でも最初は、チラシとして作ったものではなかったのです。

 そもそも、営業というのは新規開拓や取引先の担当者が変わった場合など人間関係を築くのにかなりの時間を要するものですよね。

 最初は大抵、名刺の交換から始まります。

 営業の飛び込み訪問では、なんとか相手に自分の名刺を渡し、もしうまくいけば相手から名刺を受け取るというのが最初の目標でしょうか。

 言うまでもなく、それくらい名刺は営業の場では大切なもの。

 ところが、あいにく名刺には会社名や役職などフォーマルな情報のみで、人と人とが打ち溶け合って親しくなるような情報が記載されていない。

 最近では、たとえば出身地や出身校、趣味、顔写真などを刷り込んでいる営業マンもいるようですが、全体から見たらごく少数でしょう。

 名刺に、ゴチャゴチャ書いてあるのを嫌うお客さんも無きにしも非ず。

 そういえば、新任挨拶で名刺を忘れた私の後輩に対して、「名刺は、武士の刀のようなものだ。それを忘れたら、昔だったら切腹だ」といって諭した社長さんもいたようですね。

 ただ名刺交換は、すでに相手の顔も、会社も、役職も知っているのに、一種の儀礼のような形で行う場合もある。

 名刺交換はすんだものの、そこから先がなかなか進まないということって結構ありますね。

 その後、何回か会って、お互いのインフォーマルな情報を知り合うようになって初めて、お客さんと営業マンは親しくなっていく。

 その点に着目したのが、オイラのチラシです。

 最近、真面目なことを書いて疲れましたので、その内容は、来週に。

 ブログの記事「効果のあがるチラシ、あがらないチラシの研究」のノウハウが本になりました。 

 自己紹介チラシの作り方はもちろん、レイアウト見本まで記載されています。

 よろしければ是非、お読みください。

時代、場所、業種を選ばず、どんな人でも成功する「新規開拓営業の教科書

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永嶋 信晴 著  青月社刊  2013222日発売

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第1章 新規開拓の極意は板とクギにあり!

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手作りチラシで、効率的に顧客開拓する法

 こんにちは。

 また図書館で、CDを借りてきました。

 西城秀樹のベストアルバムです。今、ヒデキといえば松井秀喜でしょうが、一昔前は、100人中80人は西城ヒデキの名をあげたでしょう。

 ヒデキ 感激!

 もちろん、桃太郎侍・高橋英樹も忘れてはいけません。東条ヒデキが最初に思い浮かぶ方もいらっしゃると思いますが…。

 CDを借りてみようと思ったのは、不謹慎ながら「脳こうそく」のネタがらみから。

 それにしても、西城秀樹が脳こうそくで倒れたというニュースは衝撃的でしたね。幸い、さほど重くなかったようで元気に復帰したようですが、若い頃の西城秀樹を知っている人間にとって他人事では済ませない出来事でした。

 さて、そのCD。

 声が若い。当時のシングルレコードからそのまま収録してあるのですね。

「ちぎれた愛」「激しい恋」「傷だらけのローラ」そして「YOUNG MAN」。

 思い出の曲はいろいろあるけれど、私は「薔薇の鎖」ですね。

 当時中学生でしたが、マイクスタンドを縦横無尽に振り回して歌う姿はかっこよく、新鮮でした。

 今はいろんなバンドのボーカルがやっていますが、私が始めてみたのが西城秀樹。

 当時テレビで見て、さっそく、掃除の時間にモップを振り回して真似して唄ったのを覚えています。

 そして、振り回したモップの柄が、教室の天井から吊り下げられた蛍光灯を粉砕。

 先生に怒られたのなんの。

 その西城秀樹が、脳こうそくか…。

 気をつけようと思う今日この頃。

 蛍光灯が割れて、ガラスの破片が頭に刺さると痛くて血が出るし…。

 それはともかく、今日は久しぶりのビジネスネタです。

 題して、手作りチラシで新規開拓する法。

 この方法は、個人的にとてもお世話になりました。この方法がなければ、今私がここで、えらそーにブログなど書いていられなかったかもしれませぬ。

 前にも書きましたが、自分で行うチラシのポスティングが一番いいのは、お金がほとんどかからないこと。

 最初は、ワープロもなかったので、全部手書き。

 従って製作費用は、紙とペンとコピー代だけです。

 しかしもっといいのは、自分で作ったチラシのレスポンス率をみながら、より高い比率を目指して試行錯誤できることですね。

 プロのデザイナーに頼んで数万枚も刷ってしまったら、なかなか再チャレンジはコスト的にも心理的にも難しい。

 また、自分でポスティングすれば、どの地域にどういう会社や商店があるか市場調査もできる。

 しかも、歩き回るので健康になるし…。

 ではなぜ、飛び込み訪問ではなく、第一段階はチラシなのか。

 そんなまわりくどいことしないで、いきなり営業をかけたほうが話が早いのに、と思いますよね。

 実は私。銀行時代は飛び込み訪問の営業は得意でした。

 独立開業して、同じ気持ちで会社に飛び込むのですが、なぜか思ったようにうまくできない。

 自分の熱意が足りないのか、それとも営業能力が落ちたのか? と、ずいぶん悩みました。

 だけど逆の立場で考えればわかるのですね。

 自分の会社のブランドの差。

 銀行員の名刺を持っていれば、一応、どこの馬の骨かわからないということはない。

 もちろん飛び込み訪問でけんもほろろの応対をされることは日常茶飯事ですが、たま~に、お茶をいれてくれてじっくり話を聞いてくれるお客さんもいました。

 世間的に名の通っている会社というのは、その点でメリットが大いにあります。

 同じことが大型資格で独立される方にも言えると思いますね。

 やはり安心感といいますか。

 大きな看板を背負っている以上、看板に傷がつくようなことはしないだろうという、お客さんが一種の担保を取ったような気分になるのは事実。

 これが、半年前に作ったような世間でまったく知られていない会社の名刺を持ってまわった日には目もあてられません。

 大企業でトップセールスマンを張っていた人が、自分の看板で独立開業したとたんスランプになる人が多いというのはこのパターンかも。

 大企業でトップセールマンというのは確かにすごいことですが、半分以上、その会社のステイタスに助けられているのは無視できないと思います。

 その一段高くなった枠の中から下へ降り、その他大勢の名もない会社の営業マンと同じ土俵に立って、なおかつトップセールスマンでいられるなら実力は本物ですね。

 本人だけの実力で勝負しているわけですから。

 しかし私は、大企業の看板がなくなったとたん、売れなくなってしまった。

 自分の実力だけで売っていたと思っていたのですが、実際は、寄らば大樹の陰で売っていたに過ぎなかったわけです。

 ここのところがいつまでも理解できないで、またサラリーマンへ戻っていく人は多いかもしれませんね。

 しかしですよ。

 昔、日本でも指折りのトップセールスマンの講演会を聞きに行ったことがありますが、誰も聞いたことのない会社の名刺で、すごい成果をあげる人がいるんですよ。

 もう生まれながらの営業マンというか。

 でも、そういう人は何百人に一人という確率でしょうか。

 ちょっと脇道にそれるかもしれませんが、急ぐ話じゃないですし、その超人的な自己抑制的営業スタイルをご紹介しましょう。

 なぜか、そのときの様子が鮮明に残っているし、自分の営業スタイルを確立する上において重要なファクターになったエピソードですので。

 また普通の人が営業をする場合の反面教師の一面もあるかと思います。

 とても真似ができないから、もっと別の方法を考えよう、とか。

 さて、それは…と、思いましたら、長くなりそうなので、それはまた次回に。

●2014年 「自己紹介チラシ」を実際に作るセミナーを企画させていただきました。

ワークショップ形式で、あなたの売りたい商品やサービスにマッチした自己紹介チラシを一緒に作ります。

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永嶋 信晴 著  青月社刊  2013222日発売

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第1章 新規開拓の極意は板とクギにあり!

第2章 1枚のコピー紙が新規開拓を変える!

第3章 心を鷲掴みにする対面営業エッセンス

 

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脳卒中の前ぶれと一過性脳虚血発作について。医師と女子高生の会話から。

 こんにちは。

 今日は久しぶりに、「脳の病気シリーズ」をお送りしたいと思います。

 さて、この「脳の病気シリーズ」。

 ほぼ月一回のペースで、お送りしています。

 約一ヶ月前になりますが、前回は「脳塞栓(のうそくせん)」の話題をお送りしました。

 前回との重複になりますが、私の本業で考えている取り組みが、病気やその治療法をやさしく一般の人たちに伝えてゆく方法です。
 
 予備校教師の書いた「経済のしくみをやさしく解説する本」みたいに、誰でもよみやすく、わかりやすく、面白く、できたらいいなと思ってサンプルを作ってみました。
 
 今日はその『世界一やさしい脳卒中の話』の中から、「一過性脳虚血発作と脳卒中の前ぶれ」というテーマでお送りしましょう。
 
 今日が始めての方、この記事に興味のある方は、「心と体」のカテゴリーの記事をお読みいただければ幸いです。

  
 今日はその続きです。
 
 登場人物は、脳外科のベテラン医師と現役女子高生のAYAちゃん(松戸あや)の二人。

 AYAちゃんは、おじいさんが脳神経外科病院へ入院したことで、毎日お見舞いに通ってくる元気な女子高生。

 将来、看護師になることを夢見て、おじいさんの担当医師から脳卒中のことを勉強しているという設定でしたね。
 
 脳卒中は、脳出血とクモ膜下出血と脳こうそくという種類の病気に分けられます。
 
 前回、脳こうそくの中の「脳塞栓」について勉強したAYAちゃん。

 今日は同じく、脳こうそくの中の「一過性脳虚血発作」は、どんな病気かが話題になります。
 
 それでは…。

<一過性脳虚血発作とは?>

 
● AYAちゃん「先生。さっきの話に戻りますけど、道路工事にもいろいろあって、長期間の通行止めで大きな迷惑を書けるものから、ほんの数分の通行止めでさほど被害が大きくないものもありますよ

 これから話そうと思っていたケースがまさにそれだよ。それと同じように、一時的に脳の血流が途絶えて脳こうそくと同じような症状が現れることを一過性脳虚血発作というんだ。

● AYAちゃん「一時的ってどれくらいの時間なんですか?」

 たいてい10分程度だね。長くても24時間以内には治まる。症状は片方の手足がしびれたり、言葉が出なくなったりするんだけどそれほど重くはならない。

● AYAちゃん「脳に血が流れないのはやっぱり、血のかたまりがふさいじゃうからなんですか?」

 そうだね。おもに首の頚動脈の動脈硬化で、ザラザラになった血管の壁に血のかたまりができ、これがはがれて脳の血管を詰まらせてしまうんだ。

 それから脳の血管の動脈硬化が進み、血液の流れが悪くなってくると、血圧が急に下がっただけで起きることもある。

● AYAちゃん「でもすぐ良くなるんだったら、そのとき少し我慢すればあとはほっておいても大丈夫なような気がしますけど」

 楽観的な見解だなあ。良くなるのは私たちの体の中にもともと備わった血のかたまりを溶かす力があるからなんだ。血のかたまりが溶けてすぐ血流が再開すれば脳細胞もダメージを受けなくてすむ。

 だけど一時的でも一度詰まった血管はほっとくとまた詰まることもあるんだ。治療も何もしないと、その後30パーセントの人が本当の脳こうそくになると言われているよ。

● AYAちゃん「一度発作を起こしたら、たとえすぐ良くなっても先生に診てもらわなければいけないんですね」

 私でももちろんいいけど、脳の専門医に早く診てもらったほうがいい。一過性脳虚血発作は、『脳こうそくの前ぶれ』って言われているからね。

<脳卒中の前ぶれってありますか?>

元気な中高年ほど脳卒中にかかりやすい

● AYAちゃん「脳卒中が怖い病気だということはよくわかりました。今まで健康に見えた人が、突然何かに当たったように倒れてしまうんですよね」

 日頃元気に見える中高年ほど、脳卒中にかかりやすいといえるんじゃないかな。

 私の病院へ救急車で運ばれてこられた患者さんの奥さんから、『うちの人はまったく医者にかかったことがないくらい丈夫だったのに』って話をよく聞くことがあるよ。

● AYAちゃん「どこか悪いところがあると自分で気がついていれば、日頃から気をつけるんでしょうけどねぇ。先生、どうして気がつかないのですか?」

 脳卒中になる一番の原因が高血圧だからだよ。

● AYAちゃん「うーん、そうか。『また血圧が上がりますよ』って言われている人で、痛がっている人はあまりいませんものね」

 そう、高血圧は無症状のことが多いんだ。しかも高血圧の人は元気で精力的な人が多く、医者にかからない傾向があるんだよ。

● AYAちゃん「低血圧の人は、朝なんか頭がボーッとしてなかなかエンジンがかからないですよね。それで、一度お医者さんに診てもらったほうがいいよって声をかけている元気な人が高血圧だったりして…」

 それはともかく、このようなわけで今まで医者にかかったことのない元気な人が救急車で運ばれてくるんだよ。それに元気な人はAタイプが多いから…。

● AYAちゃん「えっ? A型の人が元気なんですか? 私はB型ですけど、いつも明るくて元気でいいねって言われてますよ」

 血液型じゃないよ。

 アメリカのある学者が、『仕事においても余暇のときにも競争心が強く、いつも時間に追いかけられている感じがあり、絶えず物事を達成するために全力を傾ける人たち』をタイプA行動パターン、すなわちAタイプと発表したんだ。

● AYAちゃん「ビジネスマーン♪ ビジネスマーン♪ 24時間・戦え・ま・す・か♪
 …ってCMみたいですね。エリートサラリーマンの模範じゃないですか。バリバリ仕事して出世しそう。AタイプがあるならBタイプもあるんですよね。言われなくても大体どういう人たちかわかりますけど…」

 ずいぶん古いコマーシャルを知ってるなあ。AYA君、ホントに高校生?

 そう先回りされると言いにくいんだけど、おっしゃる通りBタイプはAタイプと正反対の人たちだね。よく言えば楽天的で陽気、悪く言えばぼんやりした特長を持った人たち。

● AYAちゃん「もてなさそう…」

 こういうのは好き好きだからね、一概には言えないよ。

 でも、AタイプのほうがBタイプより、狭心症や心筋こうそくで倒れる人が2倍以上多いと言われているんだ。同じ血管の病気である脳卒中も例外ではないよ。

● AYAちゃん「Aタイプのほうが過労死になりやすいってことですか?」

 ご名答。過労死の原因は脳卒中と心臓の病気が大半なんだ。Aタイプの人はこういう病気になりやすいと言えるんじゃないかな。

● AYAちゃん「どうしてですか?」

 Aタイプの行動パターンと病気との関係は、新聞や雑誌でもよく取り上げられているよね。Aタイプの人は、責任感の強い人が多いからとても一人ではこなせない量の仕事をかかえていて、深夜におよぶ残業で体と精神を酷使する。

 すると血圧が上がり血液中のアブラの濃度も上がってくるんだ。また忙しくなるとタバコやアルコール、塩分の多い食物といった刺激物が欲しくなってくる場合が多い。

● AYAちゃん「仕事を優先するために体を犠牲にしているってことなんですね」

 気の毒だと思うけど、こういう生活をしているとAタイプの人はBタイプの人より早く血管がボロボロになってしまうんだ。

 脳の断面を撮影できる機械で調べてみると、40歳代でも70歳代の脳と変わらないほど動脈硬化の進んだ人が結構見つかるんだよ。

● AYAちゃん「ひゃー! 30歳も老けちゃっているんですか。でも彼氏にするならAタイプのほうが魅力的なんだけどなあ」

 何度も言うけどそれは好き好きの問題だし、別にBタイプの人にしなさいとは言ってないよ。でもAタイプの人はうまくストレスを発散することを考えたほうがいいね。

 最近は『脳ドック』という脳の健康診断でもこのような行動パターンのテストをやっているから、それを受けて、自分の行動パターンを把握してみるのもいいかもしれないよ。

  (次回はいつになるかわかりませんが、続く)

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蔵の街 川越をゆく

 こんにちは。

 先週の土曜日、久しぶりにウォーキングへ行きました。

 場所は、小江戸 川越。

 川越は、江戸時代に新河岸貿易で栄え、大江戸(東京)に対し、小江戸と呼ばれたとか。

 今でも、蔵造りの家並みが広がり、歴史情緒豊かな街として知られます。

 もう何度も訪れている街ですが、江戸町奉行 ビジベン越前守としては、復活の第一弾として無難な選択ですね。

 もうひとつ見逃せないのは、関東屈指の城下町でもあること。

 歴代城主は、知恵伊豆として知られる老中、松平信綱や将軍綱吉時代に権勢をふるった柳沢吉保など、幕府の実力者が目白押し。老中の城としても知られます。

 老中といえば、江戸町奉行の直属の上司ですからね。

 やはりお歳暮を持って、川越に挨拶に出かけねばなりませぬ。

 …ということで、昨日の昼頃、東武東上線の川越駅へ降り立ちました。

 川越で降りるのは、十年ぶりくらいですかね。やはり駅前は、ショッピングセンターが建ち並び、大きく変わっていました。

 昼頃来たのは、昔来た経験から、川越を少し軽んじていたかもしれません。

 見学するのに、それほど時間はかからないのではないか、と。

 あとで、それが間違いだったと気づくのですが…。

 川越の見所といったら、まず蔵造りの町並み。その中に毅然と立ちたる時の鐘。

 江戸時代のランドマークタワーといったらいいでしょうか。

 次に平安時代から続く古刹、喜多院。

 それから川越城の遺構として残る本丸御殿ですかね。

 前に訪れた経験から、ま、3時間もあれば全部まわれるだろうと考えたわけです。

 そこで今回は、ちょっとウォーキングにプレミアムをつけてみました。
 
 題して、「小江戸川越七福神めぐり」。

 正月にやればいいんですけどね。今年は、口内炎や風邪でひどい目にあったので、早めに厄落としをしたいという気分もありました。

 駅から徒歩5分の毘沙門天、妙善寺から歩き始めたわけです。

 お昼を少し過ぎた時刻。駅前で腹ごしらえをしていけばよかったのですが、途中で食べればいいやと後先考えず歩き始めました。

 次は寿老人の天然寺。そこから直線1キロを歩いて、喜多院を目指す。

 その頃になって、少しあせりだしました。

 古い住宅街や寺、学校が広がっているのですが、店が一軒もないんですよ。

 いつもなら、砂漠の中のオアシスのように現れるコンビニがどこにもない。

 とうとう喜多院についてしまいました。

 喜多院には、なんと将軍家光誕生の間や春日局の化粧の間が残されています。どうして川越にそれらの建築物があるかというと、火事で喜多院の建物が全焼したときに、江戸城内から移築して寺の庫裏にしたのだとか。

 江戸城の中にあったら、当然明治維新のとき取り壊されていたでしょうね。

 ですが、以前入ったことがあるので、ここはパス。拝観料400円かかるし…。

 ほかにも、1万4千坪の境内のなかに五百羅漢や多宝塔、慈眼堂など古い建築物があって、天台宗の関東総本山としての格式の高さが感じられます。

 それから隣の東照宮も見逃せません。家康の顧問のような立場の天海僧正が創立にかかわったとか。

 時刻は午後2時を過ぎていましたが、すきっ腹をかかえて今度は川越城旧本丸御殿へ。

 ここへ行ったら驚きましたね。中へ入れるそうじゃないですか。

 以前は中に入れなかったんですよ。

 日本全国を見回しても、本丸御殿が残っている城はほとんどありません。それだけでも貴重なのですが、残念ながら今残っているのは玄関や広間部分だけ。

 当時は16棟、1025坪の規模があったそうですが、残っている部分だけでも規模の大きさが偲ばれます。

 驚いたのは、家老の詰め所が移築されていたことですよ。明治維新のときに民家に移築されていたものが、平成になってここに戻ってきたのですね。

 江戸時代の上級武士の仕事場を興味深く拝見できました。

 うれしいのは、拝観料が近くの市立博物館や川越蔵造り資料館とあわせてもすごく安いこと。

 本丸御殿とセットで見ても、300円ですよ、300円。

 これは安い。

 博物館や資料館もすごく見ごたえがあって楽しめました。

 …で、それらを全部見たら、午後4時をまわっていました。

 4時半までに入館しなければいけなかったので、わりと端折って見たんですけどね。

 当然、すきっ腹をかかえて回ることに…。

 資料館を見て、外へ出たときはふらふらになっていました。

 5時近くなって食べたラーメンのおいしかったこと。

 飢餓状態から脱して見上げる、夕焼け空をバックにした時の鐘がとてもきれいでした。

 江戸時代の町人も毎日、同じ景色を見ていたのですね。

 夕暮れが迫っていましたが、近くにある菓子屋横町へ。

 ここは風情があります。お勧めスポットですね。

 50メートルほどのレンガ道沿いに、ハッカ飴や金太郎飴、せんべい、いも菓子を売る懐かしい駄菓子屋がずらり。

 日本一長い、95センチの麩菓子を買って帰る家族ずれを多く目にしました。

 オイラも、いもスティックなるものを買い、歩きながら食べました。

 帰りは、西武新宿線の本川越駅の近くの道を通って帰ったのですが、もう店だらけ。

 クレアモールという繁華街には、飲食関係のほとんどのチェーン店が並んでいるのじゃないですか。

 日中、あれほどコンビニがなくて苦労したのが嘘のよう。

 同じ街とは思えないくらい。

 それにしても、久しぶりのウォーキング、楽しかった。

 …と川越駅で電車を待ちつつ、今日一日を振り返って唖然。

 しまった。七福神めぐりを途中からケロッと忘れてた…。

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かっこ悪いけど成果の上がるチラシの研究

 こんにちは。

 先日の夜、NHKの番組で、久しぶりに松田聖子の歌を聞きました。

 それなりに年を重ねているみたいでしたが、やはり見た目は若い。

 今まで、いい曲をたくさんもらって、そして見事に歌いきっていますよね。

 やはり聖子ちゃんを書かないと、オイラの青春を述べたことにはならないかも。

 なんたって、彼女の全盛期に、多少かかわりのあった人間としては…。

 人違いで、テレビ局のリポーター数十人に囲まれ、走って逃げたこともあります。

 オイラの二十代は、完全に杉村タイゾー状態でしたから。

 それにしても、初期の曲はすごくいい。

 「赤いスイートピー」はメジャーすぎますけど、好みとしては、「白いパラソル」、「渚のバルコニー」、「秘密の花園」、「瞳はダイヤモンド」といったところでしょうか。

 当時、ドライブへ行くときは、すべてのアルバムのカセットを持ってカーステで流していました。そのサウンドは、何度聴いてもあきません。

 それにしても、聖子ちゃんのお母さんが人格者で、やさしくて、元気一杯でいい人なんですよ。

 おっと、このまま書いていくと、この話題だけで今日は終わってしまいそう。

 
 今日は、おととい、中途半端に終わってしまったチラシの話題の続きです。

 ホントに数字に絶対の自信があるならば、へりくだった売り込みの文句を長々とチラシに載せるとかえって足元を見られることになると書きました。

 そして、そのことを気づかせてくれたチラシがある、と。

 さて、そのチラシ。

 今から十年以上前になりますが、私の事務所のポストに何度もポスティングされていたものです。

 大きさははがきサイズより少し大きいくらい。色は白で、ケント紙くらいの厚みがありました。

 そこに黒と赤の二色刷りで印刷されている。

 見るからに安っぽい作り。

 そこに当時普及しつつあった携帯電話の販売会社と機種名、価格だけが書かれていました。

 もちろん、販売代理店の名前と住所、電話番号も記載されていましたよ。

 売り込みの文句と言えるものは、確か、「開店値引きセール」の文字だけ。

 あと、目を引くための工夫といえるものは、値段が赤字で印刷されていることぐらい。

 最初、なんだこの安っぽいチラシは、と思って即ゴミ箱へ。

 当時も、結構きれいな写真入の携帯電話のチラシは出回り始めていましたから。

 ところが、その二週間後、また同じチラシがポストに入っている。

 それも即捨てましたが、なぜか印象に残りました。

 あまりに安っぽく、売り込みの匂いがないことに…。

 普通、チラシって、カラフルな写真が印刷してあって、景気のいい売込みの文句がジャーンとでっかい文字で書かれているじゃないですか。

 そういうのが、いつもポストにあふれかえっている。

 その中にあって、チープさが極端に目立つんですよ。

 三度目はまた二週間後。前とまったく同じ、安っぽいチラシがポストに入っていたのです。

 ほかの色鮮やかなチラシは全部ゴミ箱に捨てましたが、そのチラシだけは気になってとっておきました。

 そういう状態が何度か続く。

 その二ヵ月後くらいですかね。携帯電話を持つことが、仕事のうえにおいてすごくプラスになると思って、欲しくなったのが。

 いろいろ調べてみると、とてつもなく安くはなかったものの、そのチラシに書かれていたケータイの値段はまあまあ安い。

 そしてそのチラシの販売会社から買うことにしました。

 初期費用がなんと、トータルで18万円。昔はケータイを1台買うお金で、パソコンが買えたわけですね。

 ケータイを買うとき、その販売会社へ行ったのです。

 確か、新宿区内にあったワンルームマンションの小さな事務所。

 応対するスペースがないのか、社長さんが、近所の喫茶店へ行きましょうかと言いました。

 18万円もする買い物であったためか、私が頼んだアイスコーヒーは、もちろんその社長さんのおごりです。

 あとで聞くと、社長のほかには従業員が2名だけ。その従業員がチラシ配りをしているとか。

 はじめてケータイを買うので、そんなちっぽけな販売会社から買って大丈夫かなと思いました。

 でも、話してみるとその当時40代前半の社長は、なかなか優秀なのですよ。

 私も興味があったので、チラシのことをいろいろ聞いてみたのですが、やはり試行錯誤しながら、お金をかけないでもっとも効果の上がる販促手段をやってみたらしい。

 そして行き着いたのが、例のかっこ悪いチラシ。

 売り込み文句のない素朴なデザイン。

 だからかえって目立つ。

 また自己主張が強くないから、何度ポストに入っていても、それほど腹が立たない。

 そして、チラシ1枚あたりの単価が安いから、何度捨てられてもコスト的に影響がない。

 チラシを作る企業は、よし、ここで勝負だ! とばかりに一度にお金をかけ、豪華でカラフルな「勝負チラシ」を作ってしまう。

 これだけお金をかけ、かっこいいチラシを作ったのだからみんな驚いて注文が殺到するぞと期待をかける。

 結果、惨敗に終わって、「チラシは効果ない。駄目!」とすぐほかのことを考えるのですね。

 いくら見た目のきれいなチラシを配っても、1回で終わってしまったら、ほとんど印象に残らないのですよ。

 私の例で言えば、1~3回目は躊躇なく捨てていましたね。

 だからと言って、売込みの文句がゴテゴテ書かれた、単に売るほうの都合ばかりを主張したチラシが何度もポストに入っているとうざい。

 びみょーなバランスの上にそのチラシは釣り合って存在していたのです。

 ともかく、そのかっこ悪さとドンくささは、確信犯だったということ。

 その理論的考察はこの次にして、私は一度でその社長を信頼して、ケータイの販売契約を結びました。

 信頼した理由は、今まで作ったさまざまなチラシのレスポンス率を端数単位で細かく記憶し、分析していること。

 昨日書きましたね。

● 端数のある数字を使うと、話に信頼感を増す。

 そう、社長は自分の仕事の成果を端数までしっかり把握しているのです。

 自分の仕事に必要な数字はできるだけ端数まで覚えておく。それを日常茶飯事のように使うと、その問題に精通している、という印象を相手に伝えることができるという点。

 そしてそれが信頼感に繋がる、と。

 国会やテレビの政治討論会で、政治家が、「今年度の物価上昇率は、推定○.○○パーセントですから、福祉予算の○.○パーセント増では…」などと、書類を見ないでそらでペラペラしゃべっているのを見ると、よく勉強している政策通だな、と感心することもありますね。

 会社の会議でも、それをやってみたらみんな一目おくかもしれませんよ。

 ところで、その販売会社のその後。

 チラシの効果か、こちらが嫉妬するくらいのペースで成長し、一時は社員百人を超えたらしい。

 ところがその後、ケータイの販売競争が激化して倒産してしまったとか。

 大企業に成長して、例の安っぽいチラシを配り続けることに抵抗があったのか、はたまた社長が端数の数字を覚えられなくなったのか、その理由はわかりません。

 企業経営というものが、板子一枚下は地獄だということを感じました。

 企業が急成長して、社長が行け行けドンドンになっているときが一番危険と隣りあわせなのだ…と。

 合掌。

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チラシで成果をあげる法

 こんにちは。

 師走が近づいて、やっと体調が回復してきたので、またビジネスネタの新シリーズをやってみたいと思います。

 今回は、販促手段としてのチラシに注目。

 商売柄、ビジネス関連のブログをよく拝見させていただくのですが、チラシによる販促を考えている方は多いですね。

 現代は、ホームページやメルマガ、ブログといったデジタルの販促手段が数多くあるのに、いまだにアナログ時代の代表といっていいチラシが生き残っているのは、何だかうれしい気分。

 チラシも比較的安価な販促手段ですが、コスト的には、メルマガやブログのほうに軍配が上がると思います。

 それなのに、チラシはデジタル優位の時代にあって、その存在感が色あせることはない。

 理由としては、デジタル販促より、効果があるからでしょう。

 もちろん、壺にはまった場合に限ってですが…。

 デジタル販促の草分けといっていい、ヤフーや楽天でも、実際の営業は泥臭いみたいですよ。

 ヤフーBBの営業で、露天で店を開いて道行く人たちに、「がまの油売り」みたいな口上を述べているおにーさんやおねーたんの姿は記憶に新しいところ。

 楽天も、先日電話がかかってきて、営業マンがお伺いしますと熱心に口説かれました。

 人にデジタル販促を勧めておきながら、自分たちはアナログ営業の王道を歩んでいる姿がなぜかおかしい。

 それはともかく、泥臭いアナログ営業は、まだまだ無視するわけには行かないと思います。

 自分の会社の創業時も、よくチラシを作って、自らポスティングをしました。

 最初にはじめた商売が見事に失敗し、資本金800万円が半年でゼロになってしまったので、まったくお金がなかったですから。

 新聞折込やほかの人にお金を払って配布してもらうことなんて、当時は夢のような話。

 だから今でも、東京の都心部や南部の地域はすごく詳しいですよ。

 …というか、どのビルのポストは入れやすいとか、どこのビルは管理人がうるさいとか、そういうレベルですが。

 だからチラシ自体も、プロにお願いして作ってもらうなど、まったく頭にありませんでした。

 デザイナーが知恵を絞った見栄えのいいチラシなど夢のまた夢でしたね。

 でも結果的にはこれがよかったと思っています。

 チラシの命は、ポスティングしたあとのレスポンス率。

 いくらそれを見たお客さんが、きれいね~と言って感心してくれてもあまり意味はない。

 自分で試行錯誤しながらチラシの文章を考え、レスポンス率を調べながら改良を加えていきました。

 素人の作ったものだから、今考えてもとてもお粗末なものでしたが…。

 当時は、ワープロすら持っていず、自分でケント紙にサインペンで文字や絵を書き、コピー屋さんでコピーしました。

 見た目も実際も、完全な手作りです。

 ところがこのチラシ。

 1000枚配って3件のレスポンス率。もっとも効果があったときは、1000枚まいて、5件の電話がかかってきました。

 いくら安いコピー屋さんで、1000枚5000円でコピーしてもらったといえども、1枚5円もする貴重品。

 顧客になってくれそうな会社を吟味してポスティングしたということもありますが、かなり高いレスポンス率だと思いますよ。

 そういった私の苦境時に出会った、あの神田昌典氏も、まだ有名になる前でしたが、そのレスポンス率の高さには驚いていましたから。

 簡単に捨てられてはもったいないと、ポスティングのときに吟味するから、1日にポスティングできるチラシはせいぜい300~400枚。

 だから1000枚まくのに3日かかったなんてことも。

 そのチラシから電話をもらうのは、約3件。

 当時、3件のうち、1件は仕事をもらえました。だから、3日で新規のお客さんを1件獲得できる計算になりますね。

 さて、そのチラシ。

 やはり作るときは、多胡輝氏の著作をいろいろ参考にさせてもらいました。

 今日はその中からひとつをご紹介しましょう。

 それは…

● 端数のある数字を使うと、話に信頼感を増す。

 チラシには、なるべく売り込みの言葉は書かない。

 自分のプロフィールを紹介する場合、抽象的な言葉でアピールするより、今までやった成果や成功事例をさらりと数字で書く。

 しかも端数までしっかりと…。

 数字は事実だけを表すもの。もちろん、意図的に脚色することは可能だろうとうがった見方をする人は必ずいます。

 しかし、しっかりと全体の数字とそれに対する事実だけを書く。あとはどうぞそちらで判断してください、というように。

 商品の紹介もそれは言えますね。

 たとえば、経費節減において画期的な数字を節約できる商品がもしあるとするなら、その事実だけを書く。

 もちろん、いろいろな場合があり、プラスアルファをしっかりアピールしなければならない場合もあります。

 でも、その数字に絶対の自信があるならば、へりくだった売り込みの文句を長々と書くとかえって足元を見られることになる。

 この方法を思いついたのは、当時、事務所に毎月2回のペースでポスティングされていたあるチラシを見たからです。

 この話をすると長くなりそうなので、この続きは次回。

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◆◆新規開拓営業の定番本。今後50年使える技術◆◆

第1章 新規開拓の極意は板とクギにあり!

第2章 1枚のコピー紙が新規開拓を変える!

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口内炎、おろしにくにく責め

 こんにちは。

 先週からお送りしている、口内炎と風邪の自虐ネタ。

 いい加減、もうやめようと思うのですが、わかっちゃいるけどやめられない~♪
 
 現在、頭の中でかなりの部分を占めている話題なので、これを語らないことには自分を偽っていることになるやもしれませぬ。

 さすがに今回は、参りました。

 やっぱり、舌に口内炎ができたのが今回の敗因のひとつですね。

 忘れようと思っても、食べるときや飲むときはもちろん、つばを飲み込むときにも舌にはお世話になっていることを、痛みとともに思い知らされました。

 舌には、日頃の感謝をこめてお歳暮を贈りたい気分です。

 日頃の舌への労苦へ報いようと、こりもせず、また新たな民間療法へチャレンジしてみました。

 まだためしていなかったのが、殺菌力の王者といわれるにんにく。

 先日の昼食、ラーメン屋へ行ったのですよ。

 ラーメン屋さんのテーブルの上に、よく「おろしにんにく」が置いてありますよね。

 口内炎の効くと実証されたアロエが、すぐ手に入らない今、まだ見ぬ強豪への期待は大いに高まります。

 味噌ラーメンがやってくると、ラーメン屋のおやじに見つからないように、たっぷりおろしにんにくをレンゲの上にのせました。

 本来なら、スープに溶かして食するのが基本でしょう。

 ただそれでは、にんにく本来の殺菌力が半減する。

 カウンターや厨房を見回して、誰もオイラに注目している人間がいないのを確認したあと、れんげに山盛りのおろしにんにくをそのまま、口の中に放り込みました。

 ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~しみるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~ 

 にんにくの強烈な臭気と刺激が、口の中を満たし、口内炎の舌にも焼け付くような痛みが広がります。

 これは、キクゥゥゥゥゥ~ …はず。

 涙目になりながら、味噌ラーメンをすすり、また山盛りのおろくにんにくを直接口内炎の患部に押し当てます。

 ラーメン屋を出る頃には、舌にできた口内炎は、ヒリヒリ熱を持ったような状態。

 やっぱりこれはやめておいたほうがいいかも…。

 舌への労苦に報いるどころか、またいじめてしまいました。

 にんにくの臭いがすごくて、人には会えないし。

 舌にはいろんな神経が走っているようで、夜、偏頭痛の原因にもなりました。

 ほんの1センチと0.5ミリの口内炎が、2つ舌にできただけなんですけどね。

 激痛とともに思い出したのは、20歳で芥川賞を受賞した金原ひとみの「蛇とピアス」。

 この小説の恐ろしさを、口内炎になってあらためて実感しました。

 ちょっと炎症ができただけでもこんなに痛いのに、なんと舌に穴を空けてしまう話なのですよ。

 穴を空けるだけならまだしも、スプリット・タンですよ、スプリット・タン…。

 これは痛い。

 想像するだけでも、鳥肌が立ちます。

「蛇とピアス」の冒頭の文章は衝撃的。

「スプリット・タンって知ってる?」と男が口を開ける。

 すると、舌の先端が2つに割れている。ちょうど、蛇の舌のように。

 これを見た主人公の少女は、なんとなく自分もそうなりたいと思うところからこの物語は始まります。

 舌の先端を2つに割る過程がまたすごい。

 さすがに最初から、刃物で2つにするわけじゃありません。まず、舌の先端に穴を空け、ピアスを通す。

 そしてだんだんとピアスを大きくして、舌に作った穴を広げて行くのです。

 十分大きくなったところで、舌の先端と大きくなった穴を剃刀で切る。

 舌の先端が大きく割れたスプリット・タンの完成~♪

 痛そう~、血が出そう~

 思ったのは、そんなことしたら確実に口内炎になって痛いのに、ということ。

 舌に穴を空けたり、切ったりするより、そのあとの口内炎を心配してしまう自分に嫌悪を感じる今日この頃。

 それにしても、最初に舌にピアスをした少女が、痛みに苦しむ表現は、実にリアルでしたね。

 口内炎の苦しみを文章で表現したら、まさにこの通り。

 同じ芥川賞の綿矢りさの『蹴りたい背中』のほうが、自分としては評価が高かったのですが、同じ、舌に対する痛みを共有できる文学として、『蛇とピアス』に対する評価がグッと上がったことは間違いありません。


 しかし、ずっと一進一退を繰り返していた口内炎も、おかげさまでどうやら最終局面を迎えたようです。

 唇の直径1センチの口内炎と歯ぐきの口内炎はほぼ完治し、残すは舌という要衝にできた口内炎のみ。


 まだ偏頭痛と風邪のせきや鼻水は続いていますが、近いうちに治るという希望を見出すことができました。

 
 先月は、仕事面では悪くなかったのですが、体調は崩壊状態でした。

 体調を崩して、あらためてわかる健康のありがたさ。

 昨日今日、よく寝て、たっぷりにんにくを取ったので、そろそろ復活したいです。

 今月は早くも師走ですね。

 風邪もしっかりひいて免疫ができたので、また頑張りたいと思います。

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