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有頂天ホテルから、やっぱり猫が好きを考える

 こんにちは。

 先週の日曜日、三谷幸喜監督の話題作「有頂天ホテル」を見てきました。

 去年行った東京モーターショーと同じく、仕事がらみだったのですが、わりと楽しめましたよ。

 内容はまだ見ていない人も大勢いるでしょうから詳しく書けませんが、テンポの速い展開と小さなギャグの機関銃攻撃が飽きさせない。

 お得意の限定された空間で、ドラマが同時進行する手際の良さはさすがですね。

 一応、役所広司と松たか子が主役なんだろうけど、それぞれのシーンごとに別の出演者が主役になる。

 なんか絵巻物を眺めているような感じでした。

 見ていると次から次へと主役級の大物が登場する。やはり出演者は皆、芸達者ばかり。

 でも演技だけで笑わせることができたのは、西田敏行だけかな。角野卓造もさすがにうまいと思いましたね。

 喜劇というのは、演じる側にとっては悲劇より難しいかもしれない。悲劇より、笑わせようというわざとらしさがよくわかりますから。

 渥美清のさりげない中にも計算された演技の偉大さが、あらためて感じられる今日この頃です。

 それはともかく三谷幸喜と言えば、おととしの大河ドラマの「新撰組」やイチローが出演して話題になった「古畑任三郎」が記憶に新しいところ。

 でもオイラは、テレビドラマに関しては正直、あまり詳しくはありません。

 むしろ、「新撰組」を除けばほとんど見ていないのでは。

 それでも三谷作品に注目しているのは、シナリオ本を読んだからです。

 いつも行く図書館を歩き回っていて、何気に書棚から手に取ったのが「やっぱり猫が好き」のシナリオ。

 確か昔、フジテレビの深夜番組としてやっていた記憶があって、そういえばそんなドラマやっていたっけ、とページを捲ってみたのですよ。

 数分後、あまりの面白さにぶっ飛びました。

 登場人物の恩田三姉妹を演じる小林聡美・室井滋・もたいまさこが頭にインプットされているから、それぞれのシーンがイメージできる。

 スピード感のある展開とギャグを畳み掛けてくる切れ味に思わず声をあげて笑ってしまいましたね~。

 図書館なので、オヤジが本を読みながらゲラゲラ笑っていると、必然的に「変なおじさん」に見られます。

 予防的措置として、借りて、自宅で読むことにしました。

 最初に読んだのが、「ギョーザがいっぱい」と「ベランダロックアウト」編。

 たった3人しか登場人物がいない。しかも場面は確か三姉妹が暮らすマンションのリビングだけ。

 三姉妹のキャラは一般的には変わっているのだけれど、それでも世間的に浮いた印象はない。リアル感もありますよね。

 自宅のリビングで、さまざまなアクシデントに見舞われ、大真面目にドタバタ走り回って対処しようとするんですよ。

 それがまた新たなアクシデントを生み出して、泥沼に落ち込んでしまう。

 最後のオチも見事です。

 一番面白かったのは、不朽の名作と言われる「はまぐりぺぺちゃん」。

 これは何と言ったらいいのか、すごいの一言ですね。

 はまぐりという小道具ひとつをいろんなシチュエーションのギャグとして使い分け、ここまで笑わせるなんて、まさに神業だと思いました。

 今でも思い出し笑いをしてしまいそう。

 思いっきり、笑いたいと思う方は、是非シナリオ本をご覧になっては。

 大抵、どこの図書館にもあるはずですよ。

 そのあと、「オケピ!」や「合言葉は勇気」といった三谷作品のシナリオ本も読みました。

 そういえば、「オケピ!」には新撰組で土方歳三を演じた山本耕史が出ていたし、「合言葉は勇気」には、今日見た映画の役所広司や香取慎吾が出ていましたっけ。

 山本耕史や香取慎吾のキャラは大抵、ごく一般的な常識人。それが、まわりの変人たちに振り回されることによって笑いをとるパターンが多いですね。

 実はオイラも、三谷幸喜に触発されて、喜劇のシナリオを書いたことがあるのです。

 だけど全然駄目でした。笑わせようという意図が見え見えだと皆引いてしまうのですね。

 やはり人を笑わせるのは、ホントに難しい。

 今、月一回のペースでお送りしている「脳の病気シリーズの医師と女子高生の会話」も、かなり三谷幸喜の影響をうけていますが、面白さという点ではまだまだ改良の余地ありかも。

 もっとも、病気の本で笑いをとるというのも問題があると思いますが…。

 でもイギリスやアメリカあたりでは、深刻な問題も、上品なジョークで和らげるというテクニックが発達していますね。

 誰も傷つけず、もちろん嫌な思いもさせず、緊張した雰囲気だけ和らげるような。

 そんなウィットに富んだジョークの入ったビジネスや医学の本を、将来書きたいと思っているんですけどねぇ。

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