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私の会社訪問成功法

 こんにちは。

 とうとうゴールデンウィークも今日で最後になってしまいましたね。

 前回は、オイラのずっと昔の就職活動の経験談でした。

 面接試験に当初、ずっと落ち続けていたオイラが、あるきっかけをヒントに立ち直ったというお話でしたね。

 今日はその解決編を書かねばなりませぬ。

 実はあまりにもたいしたことがなかったので、前回、途中までにしてゆっくり考えようかと。

 
 ホントに、つまらないことなのです。

 これだけ期待を持たせておいて、アホなこと書いたら、苦情が殺到するかも。

 一時は、このままどっかへ高飛びしようかと…。

 でも、そういうわけにもいかず、前に書いた「苦情処理法」を活用できないかと真剣に読み直しました。

 でも、ウソじゃなくホントのことですよ。

 ほんのちょっとやり方を変えただけで、面接試験全敗から全勝になったのは。

 …ということで、開き直って書かせていただきます。


 前回は、会社訪問で連戦連敗中の日曜日、友人たちと代々木公園に遊びに行き、帰りの電車の中で面接試験の失敗の理由に気づいたというところまででした。

 まだお読みでない方は、このひとつ前のブログをお読みください。

 今日はこの続きです。

 電車の中で考えたのは、オイラと同じく面接試験に失敗し続けている友人の表情でした。

 いつもははつらつと自信にあふれているのに、今日はなぜか元気がない。

 顔色が悪く、目の下にクマができ、とにかく暗いのです。

 失敗し続けているから当然なのでしょうが…。

 この元気がないというのは、彼がいつもは明るくはつらつとしている顔を知っているから元気がないと感じるのであって、知らない人が彼を見たら、ネクラなおやじ顔の大学生と思うでしょう。

 あぁぁぁぁ~、あんな顔して面接へ行ったらやっぱし落ちるよなぁ~、とつり革につかまりながら苦笑しました。

 自分は、あんなことないはず…

 渋谷駅が近づいたので、窓の外のネオンの輝きが増したのがわかりました。

 夜になっていたので、電車の窓ガラスに自分の顔が映っています。

 「…………。」

 それを見て驚きました。

 やっぱり、暗い。

 こ…、これは以前、写真集で見た太宰治の自殺する前の顔じゃ~。


 もちろん当時のオイラも、第一印象が大切だということは知っていました。

 面接試験で聞かれたことにはハキハキ答えているし、服装も典型的なリクルートスタイル。

 いすの座り方や目線などにも気を配っています。

 面接試験の天王山と言われる志望動機は、実体験もまじえ5分近く話してやる気をアピール。

 言葉遣いも完璧。


 だけど無表情。

 無表情って、その後オイラも面接官の経験があるから言えるのですが、すごい不気味なんですよ。

 何考えてるかわからない。

 能面のような顔が、いきなり鬼に変わって飛びかかってきそうな恐怖感もある。

 しかももっと悪いのは、その無表情で、ぺらぺらよくしゃべること。

 それでも、あ、彼は緊張しているんだなと面接官がわかれば、それなりに情状酌量の余地はあるかもしれません。

 しかし、ぺらぺらしゃべりまくられると、これが彼の地なんだろうと思われる。

 やっぱり傍から見て、生意気に見えますよね。


 お前は、田原総一郎か!!!

 と、言いたくなる。

 あれだけ功なり名を遂げた人が言う分には理解されても、無名の大学生が同じことをやったら反発を買います。

 とくに協調性を採用基準にしている会社だったら一発でアウト。

 誤解があるといけないので書きますが、無表情でやったらいけないというだけで、表情豊かに笑顔でしゃべりまくるならプラスになると思いますよ。

 今から考えると、オイラの失敗は、無表情で面接の部屋に入っていったことですね。

 当然、入ってくるオイラを面接官は見ています。

 こちらも緊張していますが、面接官も、限られた時間で人材を評価しなければならないプレッシャーがある。

 次は、どんな奴が入ってくるのだろうと部屋に入ってくる学生を、身を乗り出すようにして凝視している。

 そこへ、田原総一郎のような表情をした学生が、リクルートスーツを着て入ってくるのです。

 面接官は、糾弾される政治家のような気分になるのかも。

 その第一印象で、その学生を採用するかどうかかなりの部分左右されると思います。

 ここで、お約束の多湖輝氏の心理学の実践書シリーズには次のような記述があります。


● 知り合った瞬間に持つ印象が、この先近づきたいか距離を置きたいかを決する。とくに相手の受ける第一印象から判断するのに要する時間は、長くても10秒間。

 だから最初の10秒間こそ、笑顔で好印象を与えるのが勝負なのですね~。

 10秒というのは、面接の部屋に入って、名前を名乗り、面接官の前に腰掛けるまででしょうか。

 そのときの表情を中心とする第一印象がとても重要。

 また面接の冒頭で、笑顔ではきはきと好印象を与えられれば、そのあとの面接でもそのときの印象が持続します。

 その点で、私の二つ目の失敗は、あまりにも堅苦しく若さの感じられないネクタイをしていったことです。

 デパートで買ったので値段は高かったのですが、少し黒みかがった無地のえんじ。

 そういえば、デパートの店員さんも、あまりいい顔はしていませんでした。

 これはちょっと…、と反対しようかどうか、店員さんが迷っていた様子がありましたっけ。

 でも、マスコミやファッション業界ではないんだし、お堅い金融機関を受けるのだからと、とにかく無難すぎる選択基準で選んだのです。

 二十うん年後、そのネクタイをたんすから出して見たのですが、これは中年というよりご高齢の方がすると似合いそうなネクタイ。

 これでは若さがないと思われても仕方ない。

 でも当時の若かった自分にはそれがわからなかった。

 代々木公園へ友人と遊びに行った次の日の会社訪問で、180度方針を改めました。

 スーツは紺色のリクルートタイプでしたが、ネクタイは少し赤みがかった派手目の柄。

 そして何より最初が肝心と、明るく元気な笑顔で面接の場へ入っていきました。


 結果は、今までの不振が嘘のように内定が続出。

 もう就職活動が終盤戦にかかっていたにもかかわらず、最終の会社説明会で某銀行から内定をもらうことができました。

 あとで聞いたのですが、最終日だったので受験者87名中、内定をもらったのは2人だけだったとか。

 面接といっても、当然評価するのは人間です。

 ほんのちょっとポイントを変えるだけで、こんなに結果が違ってきてしまうんですね。


 今思うと、昭和56年の10月は、今までの人生でもっともしんどい1ヶ月間でした。

 なにせ、1ヶ月で体重が5キロも減ったのです。拘置所に入っていたホリエモンより早い減量ペース。

 買ったばかりの革靴がボロボロになるくらい東京、神奈川、埼玉、千葉を歩き回りました。

 面接官を中心に、どれくらいの人と会って話をしたか多すぎて記憶にない。おそらく数百人の社会人と会って話をしたでしょうね。

 今考えると、その地獄の苦しみのような1ヶ月が、自分にとってすごくプラスになったのではないかと思うのです。

 まず、世の中の大まかな仕組みがわかったということ。企業社会の本音と建前の使い分け、また自分でお金を稼いで生きてゆくことの厳しさ。

 それから、自然と営業力が身についたのではないかと思うんですよ。自分という商品を持って、いろんな会社、業界へ売り歩いたわけですから、それだけでも大きな経験とノウハウが身についたはず。

 親や学校のコネで、まったく苦労しないで就職した学生もいたのですが、やっぱり苦労して歩き回った経験があるのとないのとでは入社前に大きく差がつきます。

 オイラが新入社員のとき、面接試験のノウハウを生かして銀行の新人としての営業記録を更新できたのは、おそらくそのせいかもしれません。

 会社や家庭を訪問するとき、いつも面接にのぞむようなつもりで入っていきましたので。

 ちょっと、自慢が入ってしまいましたけど。


 ところで後日談。

 オイラが会社訪問で落ちた銀行や会社は、皆、その後のバブルの影響で倒産したり、吸収合併されたりしてしまいました。

 当時の人気企業ランクでは上位の企業ばかり。

 ひどい目にあわされた銀行や会社ほど、なくなってしまったような。

 そこの会社に入っていれば、当然、仕事以外の別な面で苦労を味わうことになったでしょう。

 今の状況とどっちがよかったのかわかりませんが、やっぱり「塞翁が馬」的なことはあるかもしれませんね。

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