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脳卒中で、病院へ運ばれたときの検査・診断の流れ 医師と女子高生の会話から

 こんにちは。

 最近、ケータイゲームの「テトリス」にはまっています。

 今まで、ケータイゲームと言えば、「大富豪」と「オセロ」ばっかりでした。

 ちなみに、「大富豪」の戦績は、1281勝111敗。「オセロ」は、最強モードでも、852勝245敗。( ← そんな暇があったら仕事しろよ )

 少し、「オセロ」の負けが多いですが、最初のうち勝ちパターンがわからなかったので、連敗を喫してしまいました。

 でも最近は、滅多に負けることがなくなってしまった。

 負けると面白くないけれど、勝ち続けるのもつまらない。

 そこで、「テトリス」の登場です。

 最初、「テトリス」ってやり方がわからなかったのですよ。説明を読んでも、何書いてあるかわからなかったし…。

 でも、試行錯誤しているうちに、何とかキーの動かし方をマスター。単純な遊びだなぁ~と思いましたが、やっているうちにいつの間にかはまってしまいました。

 絶対、いつかは負けるというところがいいですね。何とか、やられないように最後までジタバタするところが好き。( ← M? )

 最近、気がつくと「テトリス」をやっている。

 ラーメン屋で、ラーメンが来ているのに気づかず夢中になっていて、麺が伸びてしまったことも…。

 ラーメン屋のオヤジとしては、難しい顔をしてケータイのボタンを押しているオイラを見て、よっぽど仕事で重要なメールを打っていると思ったのでしょう。

 最近、「テトリス」を1時間もやらないでいると禁断症状が現れて、指が震えます。

 やっているときはハイな状態で、血圧も上がっているような気が…。

 脳の活性化にもなると思って始めた「テトリス」が、脳こうそくの引き金になってはたまらないですからね。

 そうならない方法を研究しなければ。

 …ということで、また強引な前ふりでしたが、今日は「脳の病気シリーズ」をお送りしたいと思います。

 この「脳の病気シリーズ」。

 ほぼ月一回のペースで、お送りしています。

 約一ヶ月前になりますが、前回は「脳卒中で病院へ運ばれたとき、どのように検査治療するの?」という話題を取り上げました。

 今日が始めての方、この記事に興味のある方は、先に前回、前々回の「心と体」のカテゴリの中にある記事をお読みいただければ幸いです。

  今日はその続きです。
 
 登場人物は、脳外科のベテラン医師と現役女子高生のAYAちゃん(松戸あや)の二人。

 AYAちゃんは、おじいさんが脳神経外科病院へ入院したことで、毎日お見舞いに通ってくる元気な女子高生。

 将来、看護師になることを夢見て、おじいさんの担当医師から脳卒中のことを勉強しているという設定でしたね。
 
 
 前回、「脳卒中で病院へ運ばれたとき、どのように検査治療するのか」について勉強したAYAちゃん。

 今日は、「救急車で病院へ運ばれたときの検査・診断の流れ」が話題になります。
 
 それでは…。

< 救急車で病院へ運ばれたときの検査・診断の流れ >

● AYAちゃん「先生、先日はどうもありがとうございました。最新式のPDAはすごく調子いいですよ」

 あっそう。今日は救急車で病院へ運ばれたときの検査・診断の流れを話すから、それでしっかりメモとってよ。

● AYAちゃん「わかりました。キーが小さいから、ちょっとブラインドタッチができないけど…」

(無視して)救急車で運び込まれた患者さんはまず、脈拍、呼吸、体温、血圧などを測って体の状態を確認する。そして生命の維持をはかる処置を優先して行うんだ。

● AYAちゃん「(カタカタとPDAのキーを押している)はい、それで?」

 それと同時に本人、本人の意識がないときは家族、付き添いの人たちに問診する。これは前回話したよね。病気の確定は、CTや後で話すMRIという検査機器の画像診断にゆだねられるんだけど、その前に内科的診察と一般的検査が行われるんだ。

● AYAちゃん「一刻を争うケースでは、ゆっくり診察なんてできませんよね」

 そう。要点を押さえながらも手短に、かつ正確に診察することが求められるんだ。具体的には、まず、患者さんの体を目で見て、皮膚や爪などの状態を確認する。次に聴診器を当てて、心臓の音、呼吸の状態、それから詰まっている血管があるかどうか皮膚の上から全身の動脈の状態を診るんだ。

 とくに首の動脈は重要で、動脈硬化を起こして雑音が混じってないかどうか念入りに診る。

● AYAちゃん「へぇー。動脈が詰まっているかどうか、音で見分けるなんてすごいなぁ」

 エヘン。それから手で触って診察すると、手足のむくみの状態もわかるんだ。また、目の奥の眼底を通る血管を眼底カメラで調べると、高血圧や動脈硬化の状態も確認できる。

 それから顔面、手足の運動マヒや感覚障害、意識障害、とくに片方の目に表れる視力障害、視野障害、言語障害の有無なども調べる。そして…。

● AYAちゃん「ちょっと待って、先生。とてもPDAではメモできないから」

 じゃあ、あとでプリントあげるよ。今言った、感覚障害や意識障害、視野障害、言語障害の場所や程度を調べる検査を神経学的検査と言うんだけど、詳しいことはあとのリハビリのところで説明するね。

● AYAちゃん「(ムカッ)…プリントがあるなら、早く言ってください」

 今言ったのは、内科的診察と一般的検査だね。それらが終わるか、あるいはそれらと同時に、全身の状態を判断するための検査を行うんだ。

● AYAちゃん「今度はどんなことをするんですか?」

 胸やおなかのレントゲンや血液検査をする。レントゲンでは肺や心臓の状態がわかり、血液検査では脳卒中を起こしやすい血液の成分かどうか、また肝臓や腎臓の機能、血液の状態なんかもわかるんだ。

● AYAちゃん「体の状態をいろいろな角度から調べるんですね」

 そう。しかもスピーディーに検査しなければならない。それから心電図もとることがある。
 

● AYAちゃん「脳の病気なのに心電図もとるんですか?」

 ほらっ、脳卒中の原因が心臓にある場合…。

● AYAちゃん「あっ、そうか。心原性脳塞栓症でしたっけ」

 そう。心電図をとることによって、不整脈の有無がわかるんだ。とくに心房細動と心臓弁膜症は、血液のかたまりを作りやすい病気だって言ったよね。

● AYAちゃん「そうでした。すぐ忘れちゃう」

 これらの検査から得られた情報を踏まえて、画像検査で病気を確定するんだ。

● AYAちゃん「先日、先生に説明してもらったCTですね」

 頭の骨を開けずに脳の中をはじめて見られるようにした装置だって言ったよね。CTは画面上、骨や出血の部分は白く映るので、脳出血かそうじゃないかが、ひと目でわかるんだ。

 また出血の場所や範囲と発症直後の小さな段階からもわかるので、手術の成功率が飛躍的に高くなったんだよ。

● AYAちゃん「脳卒中の中でも、脳出血と脳こうそくでは治療方法が全然違うんですよね」

 そう。症状はあまり違いがなくても、治療方法は違ってくる。CTが登場するまでは、その見極めに時間がかかり過ぎていたんだ。ただCTの場合、脳こうそくの部分は画面上黒く見えるんだけど、発症してから6~12時間以内はよくわからないんだ。

● AYAちゃん「と言うことは、脳こうそくの早期の診断は無理なんですか。じゃあ、治療も遅れてしまいますね」

 ところがどっこい。脳こうそくの早期の診断の強い味方があるんだ。

● AYAちゃん「やったね。何ですか、それは?」

 それはまた、来月。

       (約1ヵ月後へ続く)

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