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池袋 ウォーキングストーリー

 こんにちは。

 今回は、久々に都心を歩いてみたいと思いまする。

 人の多い場所はあまり好きではないのですが、都会の中にも閑静な心洗われる場所は意外と多いのですよ。

 たとえば、池袋とその周辺とか。

 池袋は、今や押しも押されもしない大都会。先日、ヤマダ電機の大型店舗が駅の近くに進出し、迎え撃つビックカメラと「池袋決戦」が行われているという注目の地域ですね。

Ts361417

 そんなあわただしい都会ですが、意外と池袋は歴史のある建築物や緑のオアシスもあるのですね~。

 今日はそんな池袋癒しスポットを中心に、ご紹介したいと思いました。

 ウォーキングのスタートは、池袋ではなく、目白駅。

 目白といえば、日本でもっとも高貴な大学と言っても過言ではない「学習院大学」。

 緑豊かなキャンパスは、ピラミッド校舎や血洗いの池など見所も多いのですが、今日はパス。

 改札を出て、住宅街を歩き、「目白庭園」に向かいます。

Ts361364

 築地塀に囲まれた回遊式庭園で、2800平方メートルというから、庭園としてはそれほど広くない。

 でも、よく整備されていてグッドな景観が味わえます。

 ここは、元公立学校共済組合住宅で、平成2年11月に開園されたのだとか。

 そういえば、開園されたとき、テレビ番組で紹介されていたのを覚えています。

 人工的に作られた滝から、池に水が流れ込み、鴨の親子が気持ち良さそうに浮かんでおりました。

 庭園を出て踏み切りを渡り、少し歩くと、「上がり屋敷公園」。

 上がり屋敷とは、何ともいわくがありそうな名前ですが、この地域は江戸時代将軍家の狩場だったのだとか。

 将軍様の休憩所が上がり屋敷と呼ばれたのがその由来なのですね。

 もっとも、公園は立派なイチョウの木があるほかは、何の変哲もない児童公園でしたが。

 次に向かったのは、なんとあの有名な建築家ライトの設計した自由学園明日館。

Ts361375

 「あしたかん」ではなく、「みょうにちかん」と読むのだそうな。

 ライトは明、治村にある旧帝国ホテルを設計したことで知られていますね。

 大正11年に建てられたモダンな建築物ですが、当初は自由学園の校舎として使われていたらしい。

 ちなみに自由学園は、婦人之友社を設立した羽仁吉一、もと子夫妻によって、女学校として創立されたのだとか。

 現在、東久留米市に広大なキャンパスのある自由学園は、創立当初はここにあったのですね。

 ホールや食堂、教室は、当時の学校からしたら、とても斬新なのがわかります。今でも、こんな学校で勉強できたら楽しそう。

 食堂が広くて、しかも外光をたくみに取り入れて素晴らしい。お金持ちの広々とした別荘という感じ。

 この建物が、国の重要文化財だというのも納得できました。

 次の目的地へ向かう道の途中に、児童文学者の坪田譲治の旧宅があります。

 名前は有名ですが、どんな作品を書いた人なのかわかりませんが。

 池袋駅西口の広い通り沿いにあるのが、勤労福祉会館。

 その七階に、豊島区立郷土博物館があるのですね~。

 ちなみにここは無料。

 他の区の郷土博物館と同じように、豊島区の歴史や民俗資料が展示してあるのですな。

 まず、池袋ヤミ市のジオラマ。戦後、戦災の焼け跡に、バラック建てで露店が作られたのですね。

 こんな掘っ立て小屋が並ぶ焼け跡が、今の池袋駅前のビル群に生まれ変わったと思うと、人間の力のすごさが改めて感じられました。

 当時の人たちが、今の景観を予想することはできなかったのでは。

 それから、力を入れて展示されていたのが、「長崎アトリエ村」。

 1930年代に、豊島区の西部の旧長崎町を中心に、美術家向けの借家群、アトリエ村ができたのですね。

 こちらも当時のアトリエ住宅の模型がありましたが、あまりに極端な家だということがわかりました。

 アトリエが、十二畳もあるのに、居住部分が四畳半一間だったり。

 当時の若い画家は、それくらいの比率で、生活と芸術活動を考えていたのかも、と感じました。

 ほかにも、太平洋戦争当時の一般庶民の暮らしなど、今の生活からは想像できない貴重な展示がありました。

 郷土資料館を出て、池袋西口公園へ向かいます。

 西口公園というからには、この公園が石田衣良のベストセラー「池袋ウエストゲートパーク」の舞台なのでしょうか。

 小説とは少しイメージが違うようで、近代的な都市公園といった印象。

 公園に面して、東京芸術劇場の特徴的な建物がありました。

Ts361380

 劇場入り口を入ると、巨大な吹き抜け。

 ガラス張りの天井から、明るい日が差し込み、日陰が恋しくなりそう。

 大ホール、中ホール、小ホールがあり、それぞれ有名な出演者が満載の演劇が行われておりました。

 東京芸術劇場を出て、しばらく繁華街を歩きくと西池袋公園。確か、先日読んだ池袋ウエストゲートパークの舞台にもなった公園ですが、小説のアップテンポでハイビートな雰囲気とは裏腹に、どこにでもある普通の公園でした。

 小説みたいに、いつも事件が巻き起こっていたら、住んでいる人たちは大変ですが。

 立教通りに出ると、あの長嶋終身監督と息子一茂氏の母校、立教大学はすぐそこ。

Ts361386

 何度かこの大学のキャンパスにはお邪魔していますが、それほど広くないもののこの雰囲気の良さは、キリスト教系の学校だからでしょうか。

 最近は、キャンパスが整備されて、西洋庭園みたいになりましたね。

 キャンパス内には、有名な鈴懸の径(すずかけのみち)。

 立教大学出身の灰田勝彦が、母校のプラタナスの並木をイメージして歌った日本初のキャンパス・ソング。

Ts361395
 

 その歌碑がプラタナスの木の下にありました。

 それにしても、立教大の女子学生は、さすがファッション雑誌のグラビアから抜け出てきたようなファッションセンス。

 お洒落なキャンパスは、そこに集う学生たちもハイソになるのか、それともハイソな学生が集まるからキャンバスがお洒落になるのか。

 しばし、鶏が先か、卵が先か、考えながらキャンバスを後にしました。

 立教通りを渡り、立教大学の5号館と6号館の間の道を歩きます。

 しばらく行くと、今時都会では珍しい土蔵のある家が。

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 ここはなんと、あの有名な江戸川乱歩の住んでいた家だとか。

 するとあの土蔵の中で、乱歩は幻想的な推理小説の構想を練ったのですかね。

 でも、比較的普通の門構えだったので、怪人二十面相も、くも男も、出てきそうなイメージはありませんでした。

 いずれ、資料館みたいな形で一般公開されるといいのだけれど…とかつてミステリー作家を志したオイラは切に願うのでした。

 かつて渾身の力を込めて書いたミステリー作品が、最初の数ページを読んだだけで犯人を当てられたときは二日ぐらい寝込みましたが、おどろおどろしいミステリー作品を読むのは好きっす。

 気を取り直して次に向かったのは、祥雲寺。

 石ノ森章太郎のお墓があるそうなので、お参りをしていこうと思ったのです。

Ts361402  

 思ったより小さなお墓でしたが、サイボーグ009や佐武と市、仮面ライダーなどおなじみのキャラクターが石に刻まれておりました。

 こういうお参りに来た人が楽しくなるような演出もいいですね。

 オイラも、自分のお墓に刻む冗談を今から考えておこうかと思ったりして。

 寺を出て、谷端川南緑道をひたすら北上します。

 昔は、川が流れていたのでしょうけど、それを暗渠にして、ブロックレンガを敷き詰めた遊歩道にしたのですね。

 暑かったですが、ところどころベンチもあって、ゆっくり歩くことができました。

 川越街道との交差点の近くにある熊野神社にお参りをし、緑道から離れて氷川神社に向かいます。

 氷川神社には、区史跡の池袋富士塚もありました。

Ts361408

 さほど大きくはありませんが、よく整備された塚ですね。

 そこから、池袋本町公園を抜け、再び池袋駅に向かいます。

 そして最後に訪れたのが、「池袋の森」。

Ts361412

 商店街から少し小道に入ると、そこは別世界でした。

 それほど広くはありませんが、樹木がうっそうと茂り、まさに森のイメージ。

 ここは、林政学者だった人の屋敷林の跡だとか。

 池や木で作られたコテージなど、都会の喧騒の中のオアシスのように感じられました。

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コメント

「学生時代」は青山学院がモデルでは?

〈有名なツタのからまる赤レンガの本館。そして、ペギー葉山の「学生時代」にも唄われた「♪つたの絡まるチャペルで祈りをささげ~」のチャペル。〉とありますが、学生時代のモデルは青山学院かと思います。青山学院の青山キャンパス内に歌碑がたっているので間違いないかと思います。ペギー葉山さんも、作詞作曲者も青学出身ですし。
ご確認をお願いいたします。

投稿: ppp | 2010年2月 5日 (金) 13時32分

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