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脳卒中の本、来月発売!脳の働きって、何? 医師と女子高生の会話から

 こんにちは。

 出版が決定してから、いつ発売になるのか、著者であるオイラも先行き不透明だった脳卒中をテーマにした本。

 ようやく編集作業が終わり、現在、印刷所に原稿がまわったそうです。

 もしかして、来月には発売しちゃうかも。

 この猛暑の中、印刷所のおじさんたちが、額に汗を浮かべて印刷作業をしていただいていると思うと頭が下がります。

 それ以上に、最近夏バテ気味で、更新が青色吐息になっているオイラのブログを訪問してくださる皆様に感謝です。

 さて、本のタイトルですが、「世界一やさしい脳卒中にならないための本」と決定しました。

 実は、このタイトルはオイラが考えたのですが、なんとそのまま採用になってしまったのです。

 ちょっと長すぎてゴロが悪いかもしれませんが、脳卒中にならないためのノウハウをやさしく、わかりやすく、ときに楽しく、願いを込めたつもりです。

 実はここだけの話、あのベストセラー「病気にならない生き方」のタイトルを少々パクらせていただいたのですが…。

 本のカバーのデザイン案は、黄色と黄緑の背景でそれぞれ脳みそのイラストが描かれた2種類ありました。

 どっちに決まったのだろうと考える今日この頃。

 …というくらい自分の書いた本の情報には疎いのですが、発売の時期が決まりましたら真っ先にご報告させていただきます。 


 今日は久しぶりに、ブログのほうの「脳の病気シリーズ」。

 前回は「脳卒中になっても体は元にもどりますか?」という話題を取り上げました。

 今日が始めての方、この記事に興味のある方は、先に「心と体」のカテゴリにある前回、前々回の記事をお読みいただければ幸いです。

 今日はその続きです。
 
 登場人物は、脳外科のベテラン医師と現役女子高生のAYAちゃん(松戸あや)の二人。

 AYAちゃんは、おじいさんが脳神経外科病院へ入院したことで、毎日お見舞いに通ってくる元気な女子高生。

 将来、看護師になることを夢見て、おじいさんの担当医師から脳卒中のことを勉強しているという設定でしたね。  
 
 前回、「脳のはたらき」について勉強したAYAちゃん。

 今日も引き続き、脳のはたらきが話題になります。

 それでは…。

● AYAちゃん「私、立ち直りが早いですから。それじゃ、気分を変えて小脳の説明をお願いします」


 さすが、B型。ところで小脳は平衡感覚を保ち、運動や動作の調整を行う働きをしているんだ。ここがやられてしまうとお酒に酔ったようにフラフラして、ちゃんと立ったり歩いたりすることができなくなってしまう。また手を思ったところへ持って行けないなどの症状が出るんだ。


● AYAちゃん「うーん。ここも人間にとって大切な働きをしているんですね。そしていよいよ真打ちの大脳の登場ですね」


 大脳はひと言でいえば、人間らしい精神活動を支配するところだね。図を見ながら説明しようか。大脳は左右2つの大脳半球に分かれている。それぞれ体の左側を左脳、右側を右脳というんだよ。


● AYAちゃん「よく左脳、右脳って言いますよね。確か芸術家は、右脳が発達した人が多いとか…」


 そう。左脳は左目と右半身の感覚や運動をコントロールしている。それに対して右脳は、右目と左半身のコントロールだね。左脳は『言語脳』とも言われ、『読む』『聞く』『話す』『書く』などの役割を担っている。右脳はこれに対して、『感覚脳』と言われ、『イメージ』『描く』『演奏する』『方向感覚』『直覚』などの役割を担っているんだ。


● AYAちゃん「右脳が芸術家タイプだとすれば、左脳はサラリーマンタイプなのかなぁ」


 そうとも言えるかもしれないね。左脳に『文字を書く』『話をする』といった言語中枢があるから、こちらに障害が起きれば話せなくなって右半身にまひが起きるケースが多い。ちなみに9割以上の人が右利きで、左脳が優位だと言えるね。


● AYAちゃん「人間の外見と違って、左脳と右脳は、見た目ではどちらが芸術家やサラリーマンかわからないですね」


 面白いこと言うなぁ。この図に見えるのは、大脳の表面をおおう大脳皮質の部分だよ。色は少し黄色を帯びた白で、硬さは豆腐より少し硬くて弾力性がある。百数十億と言われる神経細胞からできていて、多くのしわが刻まれているんだ。このしわは、神経細胞の表面積をより広くするためと言われているね。


● AYAちゃん「よく見ると脳の真上から真下へと、それから脳の前下から斜め後ろへ深い溝があるんですね。知らなかったな。それにしても結構メリハリのある形をしているんですね。これなら前と後ろを間違える心配がなくていいですよ」


 溝によく気がついたね。ちなみに大脳の真上から真下へ向かう溝を『中心溝』、前下から斜め後ろへ向かう溝を『外側裂』と言うんだ。脳はあまり外へ出して眺めるもんじゃないから、前と後ろの心配はしなくていいと思うけど。


● AYAちゃん「それならよかった。手術のとき迷わなければ。ところで大脳皮質の下はどうなっているんですか?」


 大脳皮質の内側には、難しい言葉で『大脳辺縁系』と呼ばれる部分がある。これは古皮質とも言って、生まれながらの本能と情動を扱うんだよ。たとえば、食欲や性欲などの本能的欲求、そして快適や不快、恐れや怒り、不安といった原始的な感覚だね。
 それから記憶に関する機能も扱っているんだ。その下の大脳の一番深いところにある『大脳基底核』には、運動や筋肉、関節の緊張状態を調節する機能があるんだけど、このあたりはちょっと難しいかな。


● AYAちゃん「これ以上難しくなると自律神経失調症になりますよ。お代官様、どうかここいらで、堪忍してやってくだせぇ」


 自律神経失調症なんて、難しい言葉を覚えているんだけどなぁ。まぁいいや、それじゃあ大脳皮質に戻ろうか。


● AYAちゃん「へい、ガッテンだ」


 さっき言ったように、大脳皮質は4つの部分に分かれている。大脳半球にある2本の深い溝で分ければ、中心溝から前の部分が『前頭葉』、その後ろの部分が『頭頂葉』、外側裂の下の部分が『側頭葉』、そして後頭部側が『後頭葉』だ。そこまではいいね。


● AYAちゃん「結構でござんす」


 ちょっと時代劇の見すぎだよ。さっき言ったように、大脳はその場所によって役割分担がはっきりしているんだ。たとえば前頭葉には、思考や理性、判断、創造などの中枢がある。だから頭の良し悪しは、前頭葉の働きに大きく影響されるね。


● AYAちゃん「じゃ、頭がいいと言うんじゃなくて、前頭葉がいいと言ったほうがいいんじゃないですか?」


 まぁ判断基準はいろいろあるから、その話は置いといて。それから側頭葉は、記憶と聴覚の中枢があるんだ。また、頭のてっぺんの頭頂葉は、痛みや熱さといった刺激を感じる皮膚感覚や関節、筋肉の動きを感知する知覚の中枢。そして後頭葉には、視覚の中枢があるんだよ。


● AYAちゃん「うーん。どれをとっても私たちの体になくてはならないものですね。脳卒中になって、これらの部分に障害をうければ、当然今聞いた働きに悪影響が出たり、まったくなくなったりしてしまうこともあるのか」

( 途中ですが、約一ヵ月後に続きます )

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