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上野周辺、書道博物館、国立科学博物館、下町風俗資料館 ウォーキングストーリー

 こんにちは。

 都内の56のミュージアムが無料、あるいは割引になるというぐるっとパス2007を使ったお散歩ネタ。

 今日で3回目っすね。

 大変お得なのですが、この伝家の宝刀も、期限は2ヶ月なんですよ。ウルトラマンのカラータイマーより時間は長いですが、全部は無理としても大部分を回ろうと思ったらかなり忙しい。

 オイラの決して短くない人生で、これだけ短期間に美術館や博物館をまわったことはなかったかも。

 四国のお遍路さんや比叡山で千日回峰行をしている行者になったような気分ですが、満願を果たしたらきっといいことあるはず、と思って頑張ります。

 さて、今回オイラが行ったのは、上野周辺のミュージアム。

 朝から雨がザーザー降っている生憎の日でしたが、雨の日こそ建物の中でゆっくり見学できる博物館はお勧めです。

 ぐるっとパスのパンフレットを見ると、最初に登場するのがこのエリアです。まず近場を押さえたあと、都内のミュージアムの盛り場を回るのがいいのではないか、と思いました。

 …ということで、まずJRの上野ではなく、鶯谷駅へ。

 地図を見ながら、自分でミュージアムの攻略ルートを立ててみて、まず朝一番で書道博物館を見学することにしたのです。

 地図を見ながら、なんとなくわかりにくい場所だなと懸念していたのですが、駅や向かう道沿いにきちんと表示がありました。

 ちょっと遠回りになっているのは、駅の周り至るところにラブホテルがあるからなのですな。

 ミュージアムを回るのには刺激が強いということで、なるべく健全な道をルートにしようとしたのでしょう。

 ところで台東区根岸と言えば、「坂の上の雲」で正岡子規が住んでいた場所という記憶があります。

 ちなみに、正岡子規は、近代日本文学史上に大きな足跡を残した俳人・歌人。夏目漱石にも大きな影響を与えた人ですが、若くして結核から脊椎カリエスを患い寝たきりになってしまう。

 それでも、病床ですぐれた作品を生み出したのでした。

 「病床六尺」なんて作品があったな、と思いつつ歩いていると、なんと子規庵がいきなり目の前に。

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 まさか、明治初期の建物が残っているの?と驚いたのですが、戦災で焼失し、これは再建された建物みたい。

 子規が闘病生活を送ったという当時の面影が伝わってきました。

 そして、書道博物館は子規庵のはす向かいにありました。

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 この博物館は今は台東区立の博物館になっていますが、元々は洋画家であり書家でもあった中村不折(なかむらふせつ)が独力で集めたコレクションを展示していた私立の博物館だったのですね。

 その建物や展示品を平成7年に台東区へ寄贈されたのを機会に、新たな建物を建設してリニューアルオープンしたのだそうな。

 古い書を見るのは嫌いではないですが、人の書いた読めない文字を眺めるのは退屈だと思っていました。

 たぶん、ぐるっとパスがなかったら、生涯この建物に入ることはなかったかも。

 でも、意外と言っては何ですが、結構面白かったです。

 コレクターの趣味なのか、日本より古い中国の書が中心でしたけど、その中にあの井上靖の「敦煌」で有名な莫高窟から出た敦煌文献がいくつかあったのですよ。

 もっともこれは、西田敏行や佐藤浩市が出演した「敦煌」の映画を見たり、小説を読んだりしていないと、その感動が半減してしまいそうですが。

 それから、それぞれの古い書に「見どころ」が解説されていました。

 今までのオイラは、古い書が博物館に展示されていると一生懸命読もうとしていたような。

 結局、意味が分からなくてつまらん、と思っていたのですが、字体と全体とのバランス、デザイン性、そして書いた人の個性を中心に眺めると、その違いがいろいろわかって楽しかったです。

 字がかすれたり、墨をたっぷり含ませて一気に書いたり、早く書いたり、一時ずつ丁寧に書いたり、書いた人の性格やそのときの様子がいろいろ想像できるのですね~。

 それから、創立者の中村不折の書いた「書」は、今も我々が何気に眺めているのだということがわかりました。

 たとえば、新宿中村屋の「中村」や神州一味噌のロゴの文字を不折が書いて、今尚それが使われているのだ、と…。

 書道博物館を出て、上野へ向かいます。

 雨がそぼ降る中、東北上越新幹線や山手、京浜東北線が走る線路を越えると、右手には谷中霊園、そして左手には上野寛永寺の境内が広がります。

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 江戸時代初期、天海僧正によって開かれ、徳川の菩提寺として広大な広さを誇った寛永寺も今では普通の大きなお寺というイメージ。

 でも、雨に濡れた黒門は、当時の威厳を感じさせました。

 境内と接するようにあるのが、日本の美術界の東大といわれる東京芸術大学。

 そこにオイラが目指す、東京藝術大学美術館があるのでした。

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 中に入ったのですが、企画展だと500円払う必要があるのですか。入ってもよかったのですが、ほかに無料で入れるところがたくさんありますからね~。

 ぐるっとパスで、無料で入れるときにまた来ようと今回はパス。

 続きまして、キャンパスの隣にある旧東京音楽学校奏楽堂へ向かいます。

 ここは、東京音楽学校は、東京藝術大学音楽学部の前身ですか。そしてその奏楽堂は、今で言うと付属のコンサートホールみたいな感じでしょうか。

 かつて滝廉太郎がここでピアノを弾く場面があった映画を見たことがあります。是非ここで、オイラは「花」を独唱してみようかという野望を抱き、中へ入ろうとしたら、え~ こちらも今日は貸切で見学できないんだってさ。

 うぬぬ、音楽的な才能はまったくないのは自他共に認めるところですが、門前払いとは。トホホ…。

 それでも、さすがミュージアムの盛り場、上野はオイラを見捨てなかったのでした。

 左手に東京国立博物館を見ながら歩いてゆくと正面に見えるのは、国立科学技術館。

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 やっと中へ入れてもらえると喜びつつ、ぐるっとパスで入場します。

 雨が降っているし、すいているだろうと思ったら、中は子供や学生でいっぱいでした。

 課外授業の一環として、博物館を見学しているようでしたが、この数は一つや二つの学校じゃないですな。

 オイラのような科学音痴の大人にならないようにしっかり若い頃から真面目に勉強して欲しいと思いました。

 けど、展示品を見ないで、その前のボタンを押すことだけに熱中する子が多いのは、ゲームの影響ですかねぇ。

 もっとも子供の頃はみんなそうだったのですが。

 それにしても、科学博物館は広いですよ~。オイラは、企画展をパスしたのですが、常設展だけでもちゃんと全部しっかり見ようと思ったら、一日はかかるでしょうね。

 国立科学博物館は、日本列島の自然をテーマにした日本館と地球の生命史と人類をテーマにした地球館に別れています。

 写真を撮ってもいいみたいなので、オイラの一押しの展示品から。

 まずは日本館にあるフタバスズキリュウ。いきなりこんなものが天井にぶらさがっているから驚きました。

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 日本国内で初めて発見された首長竜として有名らしいのですが、恐竜ではないと解説にありました。どうしてかまでは読みませんでしたが。

 それから、イリオモテヤマネコ。絶滅危惧種として有名ですが、思ったより小さいし、昨日もうちの近所で見かけた猫とクリソツ。

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 近所の猫ももしかして?

 続きまして、一見、何の変哲もないただの犬。

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 こちらのお犬様は、なんとあの忠犬界のスーパースター、忠犬ハチ公さまご本人なのでした。

 思っていたより、大きくて威厳にあふれておりました。

 それにしても、子供の頃から科学博物館には何度も足を運んでいるのですが、最近はずいぶん展示の仕方が変わりましたね。

 見やすくなったといいますか。

 しかも、こちらの人形はリアル感たっぷり。

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 産毛まで再現されていたのには驚きました。

 こちらは差しさわりのない江戸時代の人たちの人形ですが、問題は有史以前の港川人のおっさんの等身大の人形。

 全裸で前も隠さず仁王立ちしていました。すべてリアルに再現されていましたが、こういう展示は素晴らしいです。

 もっとやってほしい!!!

 それから地球館ではなんと言っても、最上階のサバンナの哺乳類の展示が圧巻。

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 数十体の大型哺乳類の剥製が見渡す限りずらりと並びます。

 上からそれらの動物たちを見下ろすと、まさに「ジャングル大帝」になったような気分ですね~。

 それから、本物のゼロ戦も展示されていました。海に沈んでいた機体を引き上げたのだとか。本物だけが放つオーラが感じられました。

 あと、見所がたくさんあって、とても紹介しきれないのですが、やはり恐竜の化石は見逃すことができないでしょうね。

 おお、ステゴザウスルにトリケラトプス、そしてティラノサウルスじゃ~~~

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 ガォォォォォォォォォォォ~


 そして、最後に向かったのが、台東区立下町風俗資料館。

 ここは大正時代の東京下町の街並みを再現した展示がありました。

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 でも、見学しているのは外人さんばかり。

 メンコやけん玉、お手玉がうますぎ。

 柔道みたいに、お家芸を奪われる危機感を感じたのでした。

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お台場、船の科学館と日本科学未来館 ウォーキングストーリー

 こんにちは。

 今回も、ぐるっとパスを使ったお散歩ネタ。

 またしても、お台場へ行ってきました~♪

 今回行ったミュージアムは、船の科学館と日本科学未来館です。

 前回行けなかったフジテレビへも、と思ったのですが、ふたつのミュージアムともにボリュームがありますからね。

 仕方なく、またの機会にしました。

 十回以上お台場を訪れているのに、まだ一回もフジテレビを見学したことのない人は珍しいかもしれませんが。

 さて、今回はゆりかもめで行こうと思いましたが、やっぱりレインボーブリッジを歩いて渡るという魅力に抗うことはできませぬ。

 またJR田町駅からテクテク歩き、レインボーブリッジのお台場がよく見える側を選んで渡りました。

 前回は、晴れていたのですが、今回はあいにくの曇り空。

 お台場越しに、台場エリアの特徴ある建物群がかすんで見えます。

 橋を渡り終え、お台場海浜公園を歩いているとようやく日が射し始めました。

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白い砂浜と真っ白なレインボーブリッジにはさまれたお台場の緑が相変わらず鮮やかですね。

 23区内で雄大な眺めを楽しもうと思ったら、やはりここをお勧めします。

 美しい景色に見とれながら、潮風公園の街と海のプロムナードを歩き、船の科学館へ向かいます。

 そういえば大学時代、友人たちとできたばかりの船の科学館へ来たことがあります。当時は、お台場なんて夢の島の隣くらいのイメージで、船の科学館のまわりは砂埃の舞う荒地。

 りんかい線はおろかゆりかもめもなく、こんなところに博物館なんか作っちゃて、どうするのかねぇ~などと友人たちと話した記憶があります。

 ところが今やお台場といえば、オリンピックの候補地ともなっている場所ですからね。

 一昔前のお台場を知っている者からすると、当時の様子が信じられませぬ。 
 
 長生きはするもんじゃて。

 船の科学館は大型客船を模した建物なのですが、まわりに広がる椰子の木越しに眺めると、常夏の国を訪れた豪華客船をイメージしてしまいました。

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ぐるっとパスを使って中へ入ると、いきなり江戸時代の樽廻船の五分の一の模型が…。

 五分の一でもこの大きさなら、本物はさぞ迫力があったでしょう。

 一階はほかに、船の歴史や船の仕組み、動力などの紹介コーナー。

 舶用大型ディーゼル機関の実験機、21,000重量トンの貨物船の実物ブロックは見上げるような大きさでした。

 興味深かったのは、超電導電磁推進船というやたら難しい漢字が並んでいる未来の船。
 
 超電導を利用して推進するという理屈はよくわからなかったのですが、スクリューと燃料に石油がいらないという点にビビビと来ました。

 近い将来、まったく新しい形の船が、海を飛ぶように走っているのかも。

 2階にも船にまつわるいろんな展示がありましたけど、歴史好きのオイラはやはり旧日本海軍の軍艦に目が行ってしまいます。

 「坂の上の雲」に登場する戦艦三笠、そして太平洋戦争当時の戦艦大和といった新旧の連合艦隊の旗艦。

 もちろん模型でしたが、実物をしっかりとイメージできるくらい精巧に作られています。

 潜水艦コーナーの潜望鏡をのぞくとちゃんとお台場の風景が見て取れました。

 一度、実物の潜水艦の中を見て回りたいですね。広島の呉に行けば、自衛隊で使われていた潜水艦を使ったミュージアムがあるらしいのですが…。

 ほかには、あの「海猿」で知られる海上保安庁の仕事の内容も詳しく解説されていましたよ。

 3階は、古代から幕末、明治初期までの日本の船の歴史を精密な模型で紹介するコーナー。

 遣唐使の船や菱垣廻船、徳川将軍の御座船など歴史の教科書や小説で名前だけはよく知っていましたが、実際模型で見ると当時の人たちの姿がリアルにイメージできました。

 そしてエレベータに乗って、展望塔へ。

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ここでは、地上70メートルから東京の大パノラマが拝めるんですね~。

 なぜか、オイラが展望等へ登っているときだけ雲ってしまったのですが、その絶景は楽しむことができました。

 船の科学館の本館を出て、目の前の海に係留された船に向かいます。

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この白とオレンジが目にまぶしい船が、あの南極観測船、宗谷ですか。

 そうや、と一人で突っ込みを入れて喜んだあと、ぐるっとパスでも見学できるようなので乗船します。

 この船は、昭和13年に旧ソ連向けの耐氷型貨物船として進水、その後、旧日本海軍の特務艦として太平洋戦争に参加、戦後は引揚船、灯台補給船として活躍。そのあと、砕氷船として大改造されたのですか。

 先日の読売新聞に、映画「南極物語」のタロとジロにちなむ船としても紹介されていましたっけ。

 外はペンキできれいに塗られていますが、中に入るとやはり風雪にさらされてきた年輪を感じました。

 通路の天井が低いので、176センチとそれほど高くないオイラでも気をつけないと頭がぶつかります。

 全体的な狭さはあまり感じなかったですが、日本の沿岸をまわっていた船じゃないですからね。

 何ヶ月もかけて南極へ行ったことを思うと、よくこん小さな船で、という感じはしました。

 船室は個室や二人部屋、四人部屋などありましたが、どれもベッドが木枠に囲まれて小さい。

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何でも長さが180センチだそうな。今だったら、縮こまらないと寝られない人も少なくないでしょうね。

 宗谷を出て、隣に係留されている一回り大きくて新しめの船に向かいます。

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この船が、青函連絡船だった羊蹄丸ですか。

 昭和40年に建造され、青森と函館を結ぶ鉄道連絡船として活躍、昭和63年の青函トンネルの開通にともなって引退したのですね。

 さてさて、こちらの中はどんな風になっているの?と中に入ってみて驚きました。

 ホテルのロビーのように改造されているのです。郷愁さそう外観と中のゴージャスさに少し驚きました。

 ここまで見学に来る人は少ないみたいで閑散としていましたが、下へ降りるともっと驚く趣向が…。

 青函ワールドとして、昭和30年代の青森駅前を再現した展示があるのです。

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せっかく、こんな凝った展示があるならもっと宣伝すればいいのにと思いましたね。この船には入れるだろうかと迷ったくらいですから。

 裸電球の光と昭和の風景が見事にマッチしていましたけれど、この船の中にこんな別世界があるというのも不思議な感覚でした。

 船の科学館は見所満載で、ほかにも潜水艇や灯台、海底ハウスなど見たい場所もあったのですが、時間が足りなくなってきたので、日本科学未来館へ行くことにしました。

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ここは、宇宙飛行士の毛利衛さんが館長ということで有名ですな。

 その名の通り、21世紀の新しい知を分かち合うために、すべての人にひらかれたサイエンスミュージアムなのだとか。

 オイラは、国立科学技術館とかいろいろなサイエンスミュージアムに入りましたけど、ここはちょっと内容が高度すぎるかも。

 高校時代の化学と物理の成績を見て、よく卒業できたなと自分をほめてやりたい気分です。

 それでも、中学では科学クラブの部長をやっていたのですからね。もっとも、みんなと駄弁っていただけですけど。

 せっかく来たのだからと思いっきり背伸びをして展示を見て回ります。

 理解しようと思わないで、たんに眺めているだけならいろいろ興味深い展示品はありました。

 まず、日本科学未来館といえば、一階シンボルゾーンの吹き抜け空間に浮かぶジオ・コスモス。

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「宇宙から見た輝く地球の姿を多くの人と共有したい」という館長毛利衛の想いから生まれたそうですね。

 直径6.5mの球体の表面には、約100万個の発光ダイオードが貼り込まれていて、世界初の球体ディスプレイとして、様々なコンテンツを映し出すことが可能だとか。

 それからモーターショーでも活躍していたアシモ君のショー。最初見たときは、動きのスムーズさに驚きましたが…。

 オイラとしては、やはり本物の脳の輪切りのプラスティネーションが興味深かったです。

 ちなみにプラスティネーションとは、献体された人間や動物の遺体を保存し、標本とするために用いられる技術。

 こんな小さな脳で、いろんなことを考えたり記憶できたりできるのだろうかと今でも信じられない気持ちです。

 それから、ロボット手術の体験コーナー。

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ロボット手術と解説されていましたが、今でも内視鏡手術として実用化されていますね。

 オイラもブラックジャックになった気分で、内視鏡手術にチャレンジしてみましたが、腫瘍ではなく別な臓器を切り取ろうとしてしまいました。

 専門医になると、自分の指みたいに正確に早く動かせるのですか。

 やはり外科医の適正がないみたいとガックリ肩を落として帰る途中、ビーナスフォートへ寄り道しました。

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 今日は、お台場から南極、青森、そして未来、イタリアと時空を越えて旅をしたという感じです。

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東京モーターショー2007 トヨタ、ホンダ、日産、マツダ編

 こんにちは。

 先日、東京モーターショーへ行ってきましたぁぁぁぁぁ~♪

 そういえば、前にもモーターショーをテーマにブログを書いたのでした。

 もうあれから2年になるわけですか。ホントに月日が経つのは早いと感じます。

 前回同様、仕事の関係もあったのですが、今回も国産車メーカーを中心に見学しました。生涯、ベンツやBMWは、オイラにとって無縁の存在でしょうから、それは悪くない選択。

 2年前の各メーカーのブースと比較してみると、いろいろ興味深いこともわかりましたね。 
 もっともオイラは、車はあまり詳しくないので念のため。

 行ったのは、各社のプレゼンの仕方を見るためでした。

 さて、今回のモーターショーですが、相変わらず混んでいましたね~。平日の午後だったのに、海浜幕張の駅から会場へ向かうのにも一苦労。

 仕事の約束の時間まで少し間があったので、近くの公園を散策してみることにしました。

 モーターショーの会場の喧騒をよそに、こちらのだだっ広い公園は閑散としています。

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 時間があれば、千葉ロッテマリーンズの本拠地、千葉マリンスタジアムへ行ってみたかったのだけれど、モーターショーの見学のため体力を温存しなければなりませぬ。

 関係者と打ち合わせが終わってから、会場の中に。

 まず、世界一の自動車メーカーとして君臨するトヨタのブースから見ることにしました。

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 白を基調とした展示は前回と同じ。
 
 未来的なイメージの展示場を作っていますが、展示の仕方は晴海会場時代を髣髴とさせるところもある。

 新車を載せた台の上で、コンパニオンがニコニコ笑いながら立っている構図はまさにそれですな。

 でも、上部の大型スクリーンのイメージ映像と迫力あるサウンド、美人コンパニオンのおねーたん3人をゴージャスに揃えるあたりはさすが王者の貫禄です。

 ステージ上の一押しの車が、スポーツカーみたいな速さとかっこよさを兼ね備えた車ではなく、コンパクトなエコ・カーというのは時代の趨勢かも。

 前回同様、一人乗りの車のデモンストレーションもありました。当然、長距離ではなくお散歩感覚で近場を走り回るのでしょう。でも、これがあったらちょっとした距離も歩かなくなるのではと複雑な気持ちになりました。

 ウォーキングが車に乗って楽しめるというコンセプトは楽しいけれど、人間の健康にはどうなのか、と…。

 それに対して、コンパクトカーはなかなかお洒落なデザイン。

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 小さめの車大好き人間としては、こんなかわいい車がたくさん走っている社会も悪くないという気がしました。


 と思ったら、かわいい車だけではなく、「もっと速く、プラスもっと優しく」をコンセプトにしたハイブリッドタイプのスポーツカーも展示されていましたよ。

 たとえば、FT-HS。

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 これからは、スポーツカーも走行性能だけではなく、環境性能も問われるというのはいい傾向ですな。

 コンパクトカーとスポーツカーとの共存を図るのが、今後の課題のひとつでしょうけど。

 隣のダイハツ、スバル、三菱のブースを眺めてから、ホンダのブースへ。

 軽自動車を扱っているメーカーは、どこも元気がいいというのが実感できます。

 さて、ホンダのブースも、前回同様、近未来のガソリンスタンドといったイメージ。

 前回は、お客さんの動線が計算されているうまいレイアウトだと思ったのに、今回はシアターが1階なのにもかかわらず動線が計算されていない。

 コンパニオンのおねーたんとあの人気ロボットアシモ君のコラボのショーをやっていたのですが、ものすごい人混みでステージがよく見えませんでした。

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 アシモ君は背が低いからせっかくのトリッキーな動きが台無しです。見えない人は、スクリーン映像でご覧くださいということなのでしょうけど、この目で見たかったっす。

 さて今回、ホンダで注目したのは、このPUYO。

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 こちらもコンパクト・エコカーというコンセプトなのですな。オイラが面白いと思ったのは、車体がやわらかいこと。

 どうしても、やわらか戦車のアニメをイメージしてしまいます。車がやわらかいという発想はどっちが先に考えたのでしょうね。

 実際、そのジェルボディを触れるコーナーがありました。まさにプヨッとした不思議な感覚。お餅というか、グミというか。

 よほどスピードを出していなければ、当たっても怪我をする事故は減るでしょうね。

 この車が、街のあらゆるところで走っているCGが映像で流れていましたが、なごやかで楽しい街になりそう。

 ステージでは同じく、水素で走る燃料電池自動車、FCXの紹介をしていました。


 この車はもうすぐ公道を走る段階で、実用化される寸前なのだとか。排出するのは、水だけというのも環境にやさしそう。

 どんな走りをするのか興味深かったです。

 新型のフィットも注目でした。

Ts362077

 オイラの好きな車のひとつですが、旧モデルとどこが変わったのでしょうね。

 さて、次なるは日産のブースへ。

 こちらのブースは、2年前とレイアウトがほぼ同じ。って言うか、前回と同じ材料を使ってブースを作っていませんか?

 前回は、すごく斬新で迫力あるブースのレイアウトだったので一番印象に残りました。

 評判がよかったから、また同じ形で行こうと思ったのかしらん。

 それはまあいいとして、前回の目玉は、「スカイライン GTR PROTO」と「PIVO」。

 そして今回は、「スカイライン GTR」と「PIVO2」っすか。

 中身は進化しているのでしょうけれど、インパクトという点では最初に見た前回のほうがありましたね~。

 当たり前ですが…。

 前回は、円形ステージのように作られた日産のブース。それを取り巻くように作られた2階からは、手すりごしに下の喧騒を見下ろすことができる。

 そして円形ステージのど真ん中に鎮座しているのが、スカイライン GTR PROTOというレイアウトでした。一定の時間ごとに会場に雷鳴がとどろき、下の台から煙が噴出するイリュージョンに鳥肌が立ったのを覚えています。

 そこまでやるか、といった感じ。まるでビッグバン・ベイダーの登場シーンではないか、と…。

 今回は、ステージ上に、「スカイライン GTR」と「PIVO2」を配し、コンパニオンのおねーたんがパフォーマンスを繰り広げるという設定なのですね。

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 いろいろ辛口なことを書きましたが、今回、パフォーマンスに力を入れなかったのは、それだけ展示してある車の本来の性能に自信を持っているからかも。

 何度見ても、PIVO(ピボ)のキャビンの向きが前後に変わるというトリッキーな動きには驚かされます。

 つまり運転席がぐるっと180度回転して、前が後ろに、後ろが前に変わることができる。

 しかも、乗り降りするときは、車の横や後ろではなく、前から降りるのですよ。

 ちょっと実際見ないとイメージしづらいかもしれませんが、ハンドルやメーター、フロントガラスごとドアみたいに前がパカッと開くのですね~。

 そして2階部分では、間近でスカイラインGTRを眺めることができる。昔の晴海時代を思わせるシーンですが、あまり装飾しない展示もインパクトあると思いました。

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 日産のブースからと隣にあるマツダのブースへ。

 ここは、トヨタや日産やホンダみたいに、ブースを2階建てにしたり、ロボットを使ったり、大勢のコンパニオンを動員したショーがあるなど派手な演出はありませんでした。

 それでも、今回のモーターショーの中ではオイラにとって一番印象に残りましたね。

 それは、単純明快に展示された車の魅力。

 古きよき時代の晴海会場時代のモーターショーは、派手な演出はあまりありませんでしたが、斬新なデザインだけで注目を集める車が結構ありました。

 その意味では、派手な演出は抑えて、車の持つインパクトだけで勝負しようとしたところに、逆にレトロな斬新さというものを感じましたね。

 変化球ではなく、時速150キロの直球をど真ん中に投げられたというか。

 その車とは、「大気」。

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 日本名をつけるというのも、今の時代感覚から言うと、逆に垢抜けているような気がします。

 このブースを訪れた見学者は皆、おお~と立ち止まってこの車を凝視していました。

 この目をひくデザインは、地球を包む大気をイメージしたデザイン。また、空気の流れが目に見えるデザインを追求して、空から舞い降りてきた2枚の羽衣をイメージしたのだとか。

 2枚のドアを上に跳ね上げた展示車を見て、オイラは龍をイメージしてしまいましたが。

 よく見ると、キングギドラにも見えたりして。

 とくにパフォーマンスはなかったのですが、美人のおねーたんが「大気」の横に現れると、ものすごい人が集まってきました。

 カジュアルな服装をしている人たちは皆、カメラを首にぶら下げている人が多い。

 熱心なカーマニアなんでしょうね。話題の「大気」を写真に撮りまくっていました。

 皆、一点にカメラを向け、バシャバシャ、シャッターを押している。

 人ごみの後ろから伸び上がって前を見ました。

 全然、前が見えない。176センチでも、駄目。カーオタクは背が高いのか?

 オイラの前の人が数人、デジカメを頭の上に伸ばし、裏の液晶画面を見ながら写真を撮っています。

 なにげにその液晶画面を覗いてみて、あ然。

 映っていたのは、イベントコンパニオンのおねーさんの姿。

 車を撮っているのではなかったのね。

 なんか、2年前も同じようなシーンがあったような。

 今回も、すげー高級品のデジカメ一眼レフを持っていました。

 モーターショーなんだから、車を撮りなさいよ、君たち。

 …と言おうかな、と思ったのですが、自分だけいい子になるのは嫌だし、オイラも年取ってから協調性に目覚めたといいますか。

 仕方なく、オイラもケータイのカメラを取り出すと、コンパニオンのおねーたんの写真を撮ったのでした。

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 気がついたらバシバシ人を押しのけてカメラを向ける悪い子のオイラ。

 積極的には撮りたくなかったんですけどねぇ。( ← まだ言ってるよ )

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自然教育園、松岡美術館、庭園美術館、目黒美術館めぐり in ぐるっとパス

 こんにちは。

 おかげさまで、親知らずは、すっかり回復してさわやかな秋を満喫しております。

 でも抜いた後の数日は、案の定、激痛に見舞われて大変でした。

 痛くなったら飲んでくださいと言われた痛み止めの薬も、その日のうちに全部飲んでしまいましたし…。

 しかも真夜中、痛みで目が覚めてバファリンのお世話になることに。

 歯茎からなかなか血が止まらず、ペットボトルのトマトジュースを常時飲んでいる気分が続きましたね~。

 ところで、それだけ大変な抜歯を、縄文時代の人たちは風習として行っていたらしいのですよ。

 しかも、虫歯のない健康な歯を…。

 現代みたいに麻酔もなかったでしょうし、その痛みを想像するだけで鳥肌が立ちます。

 健康な歯を抜く理由はいろいろあるらしいのですが、抜歯の苦痛に耐えることで、晴れて大人の仲間入りを果たすという部分もあったとか。

 親知らずを麻酔と鎮痛剤をふんだんに使って抜いたオイラは、縄文時代の人たちから大人と認めてもらえないかもしれませぬ。

 親知らずを抜いたことで、縄文人のド根性を体感したような気がしました。


 それはともかく、秋たけなわですね。

 秋といえば、食欲、読書とともに芸術も忘れてはなりませぬ。

 東京には博物館や美術館は星の数ほど、とは言いませんが、いくら丼に載ったいくらの数ほどあるといっても過言ではない。

 紅葉に彩られた街を歩き、美術館をまわるなんてできたら最高ですよね。

 だけど、美術館に入ろうと思うと高いっす。

 常設展はともかく、企画展ともなるとまず1000円は越えてしまいます。

 1000円あれば、松屋のカレーに野菜や温玉までつけて二日分のランチが賄えるのに、と思うとどうしても足が遠のいてしまう。

 マズローの欲求五段階説を出すまでもなく、芸術欲をはじめとする自己実現欲求は、食欲が満たされてからなんぼのもの。

 だけど、食うためだけに生存するのもつらいっす。

 オイラの今までの人生は、そんな日々の葛藤でした。

 しかし、オイラにとって画期的な商品が発売されていると知ったのは、今年の晩夏。

 江東区にウォーキングへ行ったとき、中川船番所資料館でパンフレットを見つけたのですよ。

 それは、「ぐるっとパス2007」。

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 都内56の美術館・博物館や動物園・水族館などの入場券または割引券がつづられたチケットブックなのですね~。

 これがあれば、水戸黄門の印籠みたいに大威張りで、上記の施設に無料で入れるのです。

 ただ、割引券の施設は別途入場券を買わないといけないのと、ぐるっとパスもただではありませんので念のため。

 それでも、やっぱ安いですよ。

 2000円でぐるっとパスを買えば、都内56の美術館・博物館や動物園・水族館でメリットを受けられるわけですから。

 ちなみに、今回行った東京都庭園美術館と自然教育園、松岡美術館、目黒区美術館の常設展と企画展、入場料を普通に入ったら、トータルで3,300円。

 なんと、一日で元が取れておつりがくる勘定ですよ。

 なら、行くっきゃない。

 …ということで、親知らずを抜いてまだ激痛が続いている悪コンディションをものともせず、オイラはJR目黒駅へやってきました。

 この辺りは一応地元なので、体調が悪くなったらすぐ帰宅できるという安心感もあったのですが…。

 まず向かったのは、目黒駅近くの国立科学博物館付属自然教育園。

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 山手線の駅から徒歩4分で、武蔵野の自然を満喫できるのですね~。

 何度も入ったことのある場所ですが、朝一番でしたからすごくさわやかでした。

 親知らずを抜いた痛みも、一瞬ですが忘れましたね。

 なんでこんな都会に20ヘクタールもある林が残っているのだろうと思いましたが、沿革を知るとそれも納得できます。

 今から400~500年前の中世は、豪族の館。江戸時代は四国高松藩主松平頼重の下屋敷、明治時代は陸海軍の火薬庫、そして大正に入ると宮内庁の白金御料地として利用されてきたのだとか。

 当然この長い期間は、一般人は中に入ることができませんでした。豊かな自然の広い土地がここに残されたのですね。

 そして、昭和24年に「天然記念物および史跡」に指定され、国立自然教育園として一般に公開され現在に至る。

 どちらかというと、自然科学より社会科学に興味のあるオイラは、園内をまわり、白金長者と呼ばれた豪族の遺構のほうに目が行ってしまいました。

 江戸時代の下屋敷の跡よりも、中世に築かれた土塁の跡がしっかり残っているんですよ。

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 土塁は、20ヘクタールある園内の外側を囲っているみたい。しかも、外側の土塁はかなりの高さがありますね。

 歴史的興味以外にも、水鳥の沼や武蔵野植物園、水生植物園などの見所もたくさんありました。

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 注目したのは、園内でシュロの群落が次第に大きくなっているという点。

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 ご存知のように、シュロは暑い地域によく見られる植物ですね。こんなところにも、地球温暖化の影響がヒタヒタと押し寄せているのがわかりました。

 ひょうたん池では、浮いている枝の上に亀が一直線になって登っていました。同じ方を向いて、何をしているのでしょうか。

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 自然教育園を出て、白金のプラチナストリートを歩き、次の目的地を目指します。

 白金は昔、地下鉄も通っていなくて、陸の孤島などと呼ぶ人もいました。

 もっとも当時から、聖心女子学院などハイソな学校があって一目は置かれていましたが。

 オイラには何の変哲もない普通の通りに見えましたが、オープンカフェやお洒落なレストラン、ショップが建ち並んで人気の理由がわかるような気がしましたね。

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 そんなお洒落な白金のストリートから少し奥に入ったお屋敷街にあるのが、松岡美術館。

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 中で写真は撮れないので、外観だけですが。

 以前、新橋のビルにあった記憶がありますが、平成12年にこの美術館の創立者の私邸跡地に新美術館を建設して移転したみたい。

 ちなみに創立者は、松岡清次郎氏で、戦前戦後にかけて、不動産、冷凍倉庫、ホテル業などで財を成した人なのですな。

 きれいで、ほどよい大きさ、そしていろんなジャンルに分かれて幅広く作品が展示されているのでなかなか面白かったです。

 たとえば一階は、古代オリエント美術、現代彫刻、ガンダーラ、インド彫刻。二階は、東洋陶磁、日本画、フランス近代絵画みたいな。

 東洋陶磁の青磁の壺は、やはり多くの人たちか言うように、魅力的で神秘的な色だと納得できました。

 また、古代オリエントやガンダーラ、現代彫刻を見たあとに、横山大観や川合玉堂、上村松園の日本画を見るとなぜかほっとしたり。

 松岡美術館を出て、また自然教育園のほうに戻り、今度はその隣にある東京都庭園美術館へ向かいます。

 庭園美術館は、建物自体が美術作品と言いますか、とても魅惑的な景観。

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 それもそのはずで、ここは旧朝香宮邸として使われていた建物をそのまま美術館として公開したのでね。

 できたのは、昭和8年で、アールデコ様式の傑作なのだとか。

 ちなみに、アールデコとは、1920~1930年代にヨーロッパを席巻した装飾様式らしいのですが、詳しいことはわかりませぬ。

 それにしても、こんな宮殿のような家に住めたら幸せかなと考えました。

 広いと言っても、半端じゃない。

 2階のホールだけでも、一般的な家族4人が暮らすマンションの面積より広いかも。

 どこへ行くにも、かなりの距離を歩かないといけませんからね。家の中でウォーキングができるのはいいですが…。

 それはともかく、オイラが行った日は、「ティファニー」の展覧会が開催されていました。

 ティファニーといえば、世界を魅了するジュエリーの大ブランド。

 でも、オイラからもっとも遠いところにあるブランドと言っても過言ではない。

 ぐるっとパスがなければ絶対お目にかかることはなかったであろうジュエリーに拝謁してまいりました。

 あまり興味はないジャンルですが、それでもデザインと宝石には魅了されましたね。

 宝石って、こんなにキラキラ光り輝くものだったとは。

 それだけで感動してしまう自分が情けない。

 ティファニーの店内は、見てるだけ~では入りづらい面もありますが、美術品となるとゆっくり鑑賞できる。

 セレブな奥様方や深窓の令嬢は、こういうジュエリーをお召しなのかということがイメージできただけでも、来た甲斐はありました。

 もっとも、オイラはオードリー・ヘップバーンやエリザベス・テイラーの写真だけが記憶に残っているのですが…。

 あまり長時間中にいると貧血を起こしそうなので、庭園美術館の庭園で一休みしたあと、最後の目的地、目黒区美術館に向かうことにします。

 目黒駅から権之助坂を降り、目黒川を右折すると、目黒区民センターの中に目黒区美術館はありました。

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 行った日は、「馬と近代美術」展が開催されていました。

 目黒と馬? 目黒はさんまじゃないの?と言われるかもしれませんが、目黒は馬と関係があるのですよ。

 今も目黒通りには、「元競馬場前」というバス停が残っているように、明治の終わりから昭和8年まで目黒駅の近くに東京競馬場があったのです。

 その後、府中に移転したのですが、今も「目黒記念」というレースが残っていますね。

 当時の競馬場の写真が何枚か展示されていました。

 見渡す限りの原っぱと木造の建物。原っぱの向こうも深い緑が続きます。

 今の目黒を知る人間にとって、昭和初期の目黒の競馬場は夢のよう。

 展示品も馬にまつわる、江戸時代の浮世絵や近代の日本の油絵、彫刻、そして海外の巨匠の描いた馬の作品がありました。

 馬という主題を人の目を通してどう表現しているのか、その違いがなかなか興味深かったです。

 芸術のてんこもりの一日でしたが、ぐるっとパスの旅はまだはじまったばかり。

 二ヵ月後にオイラはどう変わるのか、楽しみにしています。

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