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上野周辺、書道博物館、国立科学博物館、下町風俗資料館 ウォーキングストーリー

 こんにちは。

 都内の56のミュージアムが無料、あるいは割引になるというぐるっとパス2007を使ったお散歩ネタ。

 今日で3回目っすね。

 大変お得なのですが、この伝家の宝刀も、期限は2ヶ月なんですよ。ウルトラマンのカラータイマーより時間は長いですが、全部は無理としても大部分を回ろうと思ったらかなり忙しい。

 オイラの決して短くない人生で、これだけ短期間に美術館や博物館をまわったことはなかったかも。

 四国のお遍路さんや比叡山で千日回峰行をしている行者になったような気分ですが、満願を果たしたらきっといいことあるはず、と思って頑張ります。

 さて、今回オイラが行ったのは、上野周辺のミュージアム。

 朝から雨がザーザー降っている生憎の日でしたが、雨の日こそ建物の中でゆっくり見学できる博物館はお勧めです。

 ぐるっとパスのパンフレットを見ると、最初に登場するのがこのエリアです。まず近場を押さえたあと、都内のミュージアムの盛り場を回るのがいいのではないか、と思いました。

 …ということで、まずJRの上野ではなく、鶯谷駅へ。

 地図を見ながら、自分でミュージアムの攻略ルートを立ててみて、まず朝一番で書道博物館を見学することにしたのです。

 地図を見ながら、なんとなくわかりにくい場所だなと懸念していたのですが、駅や向かう道沿いにきちんと表示がありました。

 ちょっと遠回りになっているのは、駅の周り至るところにラブホテルがあるからなのですな。

 ミュージアムを回るのには刺激が強いということで、なるべく健全な道をルートにしようとしたのでしょう。

 ところで台東区根岸と言えば、「坂の上の雲」で正岡子規が住んでいた場所という記憶があります。

 ちなみに、正岡子規は、近代日本文学史上に大きな足跡を残した俳人・歌人。夏目漱石にも大きな影響を与えた人ですが、若くして結核から脊椎カリエスを患い寝たきりになってしまう。

 それでも、病床ですぐれた作品を生み出したのでした。

 「病床六尺」なんて作品があったな、と思いつつ歩いていると、なんと子規庵がいきなり目の前に。

Ts361935

 まさか、明治初期の建物が残っているの?と驚いたのですが、戦災で焼失し、これは再建された建物みたい。

 子規が闘病生活を送ったという当時の面影が伝わってきました。

 そして、書道博物館は子規庵のはす向かいにありました。

Ts361936

 この博物館は今は台東区立の博物館になっていますが、元々は洋画家であり書家でもあった中村不折(なかむらふせつ)が独力で集めたコレクションを展示していた私立の博物館だったのですね。

 その建物や展示品を平成7年に台東区へ寄贈されたのを機会に、新たな建物を建設してリニューアルオープンしたのだそうな。

 古い書を見るのは嫌いではないですが、人の書いた読めない文字を眺めるのは退屈だと思っていました。

 たぶん、ぐるっとパスがなかったら、生涯この建物に入ることはなかったかも。

 でも、意外と言っては何ですが、結構面白かったです。

 コレクターの趣味なのか、日本より古い中国の書が中心でしたけど、その中にあの井上靖の「敦煌」で有名な莫高窟から出た敦煌文献がいくつかあったのですよ。

 もっともこれは、西田敏行や佐藤浩市が出演した「敦煌」の映画を見たり、小説を読んだりしていないと、その感動が半減してしまいそうですが。

 それから、それぞれの古い書に「見どころ」が解説されていました。

 今までのオイラは、古い書が博物館に展示されていると一生懸命読もうとしていたような。

 結局、意味が分からなくてつまらん、と思っていたのですが、字体と全体とのバランス、デザイン性、そして書いた人の個性を中心に眺めると、その違いがいろいろわかって楽しかったです。

 字がかすれたり、墨をたっぷり含ませて一気に書いたり、早く書いたり、一時ずつ丁寧に書いたり、書いた人の性格やそのときの様子がいろいろ想像できるのですね~。

 それから、創立者の中村不折の書いた「書」は、今も我々が何気に眺めているのだということがわかりました。

 たとえば、新宿中村屋の「中村」や神州一味噌のロゴの文字を不折が書いて、今尚それが使われているのだ、と…。

 書道博物館を出て、上野へ向かいます。

 雨がそぼ降る中、東北上越新幹線や山手、京浜東北線が走る線路を越えると、右手には谷中霊園、そして左手には上野寛永寺の境内が広がります。

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 江戸時代初期、天海僧正によって開かれ、徳川の菩提寺として広大な広さを誇った寛永寺も今では普通の大きなお寺というイメージ。

 でも、雨に濡れた黒門は、当時の威厳を感じさせました。

 境内と接するようにあるのが、日本の美術界の東大といわれる東京芸術大学。

 そこにオイラが目指す、東京藝術大学美術館があるのでした。

Ts361945

 中に入ったのですが、企画展だと500円払う必要があるのですか。入ってもよかったのですが、ほかに無料で入れるところがたくさんありますからね~。

 ぐるっとパスで、無料で入れるときにまた来ようと今回はパス。

 続きまして、キャンパスの隣にある旧東京音楽学校奏楽堂へ向かいます。

 ここは、東京音楽学校は、東京藝術大学音楽学部の前身ですか。そしてその奏楽堂は、今で言うと付属のコンサートホールみたいな感じでしょうか。

 かつて滝廉太郎がここでピアノを弾く場面があった映画を見たことがあります。是非ここで、オイラは「花」を独唱してみようかという野望を抱き、中へ入ろうとしたら、え~ こちらも今日は貸切で見学できないんだってさ。

 うぬぬ、音楽的な才能はまったくないのは自他共に認めるところですが、門前払いとは。トホホ…。

 それでも、さすがミュージアムの盛り場、上野はオイラを見捨てなかったのでした。

 左手に東京国立博物館を見ながら歩いてゆくと正面に見えるのは、国立科学技術館。

Ts361955

 やっと中へ入れてもらえると喜びつつ、ぐるっとパスで入場します。

 雨が降っているし、すいているだろうと思ったら、中は子供や学生でいっぱいでした。

 課外授業の一環として、博物館を見学しているようでしたが、この数は一つや二つの学校じゃないですな。

 オイラのような科学音痴の大人にならないようにしっかり若い頃から真面目に勉強して欲しいと思いました。

 けど、展示品を見ないで、その前のボタンを押すことだけに熱中する子が多いのは、ゲームの影響ですかねぇ。

 もっとも子供の頃はみんなそうだったのですが。

 それにしても、科学博物館は広いですよ~。オイラは、企画展をパスしたのですが、常設展だけでもちゃんと全部しっかり見ようと思ったら、一日はかかるでしょうね。

 国立科学博物館は、日本列島の自然をテーマにした日本館と地球の生命史と人類をテーマにした地球館に別れています。

 写真を撮ってもいいみたいなので、オイラの一押しの展示品から。

 まずは日本館にあるフタバスズキリュウ。いきなりこんなものが天井にぶらさがっているから驚きました。

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 日本国内で初めて発見された首長竜として有名らしいのですが、恐竜ではないと解説にありました。どうしてかまでは読みませんでしたが。

 それから、イリオモテヤマネコ。絶滅危惧種として有名ですが、思ったより小さいし、昨日もうちの近所で見かけた猫とクリソツ。

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 近所の猫ももしかして?

 続きまして、一見、何の変哲もないただの犬。

Ts361962

 こちらのお犬様は、なんとあの忠犬界のスーパースター、忠犬ハチ公さまご本人なのでした。

 思っていたより、大きくて威厳にあふれておりました。

 それにしても、子供の頃から科学博物館には何度も足を運んでいるのですが、最近はずいぶん展示の仕方が変わりましたね。

 見やすくなったといいますか。

 しかも、こちらの人形はリアル感たっぷり。

Ts361966

 産毛まで再現されていたのには驚きました。

 こちらは差しさわりのない江戸時代の人たちの人形ですが、問題は有史以前の港川人のおっさんの等身大の人形。

 全裸で前も隠さず仁王立ちしていました。すべてリアルに再現されていましたが、こういう展示は素晴らしいです。

 もっとやってほしい!!!

 それから地球館ではなんと言っても、最上階のサバンナの哺乳類の展示が圧巻。

Ts361972

 数十体の大型哺乳類の剥製が見渡す限りずらりと並びます。

 上からそれらの動物たちを見下ろすと、まさに「ジャングル大帝」になったような気分ですね~。

 それから、本物のゼロ戦も展示されていました。海に沈んでいた機体を引き上げたのだとか。本物だけが放つオーラが感じられました。

 あと、見所がたくさんあって、とても紹介しきれないのですが、やはり恐竜の化石は見逃すことができないでしょうね。

 おお、ステゴザウスルにトリケラトプス、そしてティラノサウルスじゃ~~~

Ts361988

 ガォォォォォォォォォォォ~


 そして、最後に向かったのが、台東区立下町風俗資料館。

 ここは大正時代の東京下町の街並みを再現した展示がありました。

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 でも、見学しているのは外人さんばかり。

 メンコやけん玉、お手玉がうますぎ。

 柔道みたいに、お家芸を奪われる危機感を感じたのでした。

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受信: 2007年11月29日 (木) 16時39分

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