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ダイエット、基礎代謝とカロリー消費にまつわるエトセトラ with脳卒中の後遺症は、どんなものがあるの? 医師と女子高生の会話から

 こんにちは。

 ここ1~2年の長期計画で取り組んでいるダイエット、ようやく今月で当初の目標を達成できました~♪

 去年の同月比で3.5キロ。2年前と比べると8キロ近くやせたことになります。

 「いつまでもデブと思うなよ」の岡田斗司夫の50キロのダイエットには足元にも及びませんが…。

 それにしても、何で50キロも太っていたの?と突っ込みを入れたくなる今日この頃。

 弁護しているわけではありませんが、自分の経験から、太るときって本人は気がつかないものだとわかりました。

 2年近く体重を量っていなかったのもありますけど、オイラの場合、一番太っていたときでもお腹の肉がつまめなかったんですよ。

 つまり、皮下脂肪がほとんどなかった。

 だから久々に体重計に乗ったとき、これが自分の体重とは信じられなかったです。

 若い頃から部屋に筋トレの道具を置いて、暇なときにやっていたから力こぶもあるし、腹筋だって小島よしおほどではないですが結構割れている。

 変わったことといえば、上半身の胸板が厚くなってきたかなというぐらい。

 それも鍛えているからだと思っていました。

 風呂上りに鏡で見て、力道山や長州力(長州小力じゃないですよ)みたいになってきたぞと喜んでいたのですね~。

 黒タイツをはいて、空手チョップをマスターしようか、と…。

 さすがに周りの人たちは、少し太ったんじゃないの?と言う人もいましたが、筋肉を見せたら納得していました。

 でも、若い頃ほど鍛えていないのに、なぜ筋肉がつくのかはわかりませんでしたが。

 太っていると気づいたのは、治験を頼まれ体重測定や血液検査を受けたとき。

 もう、真っ青っすよ。

 肝機能がやばいし、血糖値も高くなっている。

 その頃でも、週に2日は3万歩以上歩いていました。家で筋トレだってやっていたのですよ。

 筋肉量は維持できていたのですが、それ以上に内臓脂肪が蓄積されてしまったみたい。

 家庭医学の本を読んだり、医師の先生に聞いたりして、オイラがメタボになりかけていた理由がわかりました。

 どんなに運動をしても、カロリーの高い食事をしている限り、絶対やせないのだと。

 要は、基礎代謝を中心として使ったエネルギーと取得したカロリーの差。太る・やせるは、足し算と引き算でしか計算できないのですね。

 ここで言う基礎代謝は、何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために必要なエネルギー。

 一般の成人では、一日に男性で約1500キロカロリー、女性で約1200キロカロリーと言われております。

 消費量は筋肉が最も多いとか。だから筋肉の多い人は基礎代謝量が大きい、つまり太りにくいのですね。

 一般に老化が進むにつれ筋肉量は減少してゆくのですが、同時に基礎代謝量も減少する。

 ゆえに、オヤジ = 中年太りという哀しいイメージが定着するわけですな。

 基礎代謝は、ある程度、身長と体重、年齢により算出できるそうなんですよ。

 そして、算出された基礎代謝量を0.6で割った数値が自分にとって、「1日に必要なカロリー」となるとか。 

 ということで、ネットで調べてみると、オイラの基礎代謝は、1269.7 kcal。

 算出された基礎代謝量÷0.6が、オイラにとって一日に必要なカロリーなのだから、計算式は…

 1269.7 ÷ 0.6 = 2116.1kal

 つまり、2116.1kalが、同じ身長・体重・年齢の男性が一日に必要なカロリーとなるのですね。

 しかし、オイラの場合、常人よりも長い距離を日々歩いておりまする。

 週に2日は、3万歩以上歩いているかも。

 だから、少しばかり人より食べても大丈夫だと思っていたのですが…。

 でも、毎日、激しいトレーニングと試合を続けていた全盛期のアントニオ猪木でさえ、カロリーの大量摂取が祟って糖尿病になってしまったそうな。

 今は標準体重よりちょっと少ないくらい。

 とても体調が良いし、そのほかの面でもいろいろ良いことがありました。

 フィギアの荒川静香も、ミキティも、やせてから成績が良くなりましたね。

 ダイエットに関するさまざまな知識が得られたのは、この本を書くために勉強したからでした。 

 …ということで、健康になるエッセンスが満載の「世界一やさしい脳卒中にならないための本

9784779700835

 好評発売中だよ~ん。

 次回の健康ネタのときに、基礎代謝とカロリー消費にかかわる実証的な研究成果を書いてみたいと思いまする。

 さて、今日は久々に、ブログのほうの「脳の病気シリーズ」。

 前回は「脳卒中には、どんな後遺症があらわれるの?」という話題を取り上げました。

 今日が始めての方、この記事に興味のある方は、先に「心と体」のカテゴリにある前回、前々回の記事をお読みいただければ幸いです。
 

 今日はその続きです。
 
 登場人物は、脳外科のベテラン医師と現役女子高生のAYAちゃん(松戸あや)の二人。

 AYAちゃんは、おじいさんが脳神経外科病院へ入院したことで、毎日お見舞いに通ってくる元気な女子高生。

 将来、看護師になることを夢見て、おじいさんの担当医師から脳卒中のことを勉強しているという設定でしたね。  
 
 前回、脳卒中の後遺症について勉強したAYAちゃん。

 今回も引き続き、脳卒中の後遺症が話題になります。

 それでは…。


< 脳卒中の後遺症は、どんなものがあるの? >


 言語障害はあとのリハビリのところでまた触れるとして、次へ行こうか。脳卒中のそのほかの後遺症として、『失行』と『失認』があるね。


● AYAちゃん「うーん。これも『失語症』と同じように漢字から症状を推理すると、『失行』が『行うのを失う』、つまり『行えなくなる』、ですかね。そして『失認』が『認めるのを失う』、つまり『認められなくなる』と考えたらいいのかな」


 『脳卒中講座』じゃなくて『漢字講座』みたいになってきちゃったけど、まあいいか。今、AYA君が言ったように、行為がうまくできないことを『失行』、見たり聞いたり触れたりしてものを正しく認識できないことを『失認』と言うんだ。


● AYAちゃん「また抽象的なことを…。具体的にはどんな状態なんですか?」


 失行というのは、まひや知能に障害がなくても、よく知っているはずの行為の手順やものの扱い方がわからなくなる場合だよ。たとえば出来立てのラーメンがあっても、それにコショウを振りかけて割りばしを割って食べることができない場合。

 または朝、洋服を着ようと思っても、どうやってそれを着ていいかわからずに手をズボンに突っ込んで着ようとしたり、シャツの袖に足を通そうとしたりする場合だね。ちなみにこれを着衣失行と言うんだけど。


● AYAちゃん「それは困りますね。コントみたいだけどとても笑えないわ。どうしてそんな状態になってしまうんですか?」


 脳の中には『連合野』と言って、入ってきたさまざまな情報が集まるところがあるんだ。そこで、これらの情報を分析し、過去の記憶と照合して行動のプログラミングをするんだよ。


● AYAちゃん「そうか。そこが障害を受けると、コンピュータのプログラムが壊れてしまった状態になるんですね」


 そう。『失認』も同じ理由で起きるんだ。『失認』にはいろいろな症状があるんだけど、たとえばピアノを見ても何に使うかわからない患者さんが、音を聞いて初めてそれが楽器だとわかる場合。それから、家族の顔を見ても誰だかわからない患者さんが、声を聞いて初めて家族だとわかる場合だね。

 逆に声だと誰だかわからないのに、顔を見て初めてわかる場合もある。また、見えているところに何があるのかわからなかったり、自分の体の部分の呼び名がわからなかったり、今触っているものが何であるかわからない場合もあるんだ。


● AYAちゃん「その違いって、やはり障害を受けた脳の場所によるんですよね。でも、顔を見てもわかってくれなかったら、家族としてはショックだろうなぁ」


 そうだね。あとでリハビリのところで話すけど、『失行』、『失認』はゆっくりと繰り返しながら動作を覚え、残っている機能を引き出す練習をすれば、症状が軽くなることもあるんだ。あきらめずにじっくりリハビリに取り組むことが大切だよ。


● AYAちゃん「なるほど。ほかにどんな後遺症があるんですか?」


 ほかにもいろいろな後遺症があるけど、日常生活で困ってしまうのは、飲み物や食べ物をうまく飲み込めない『嚥下障害』だね。これは、舌やのど、あご、食道など、飲み込むための神経や筋肉がまひしているために、食べ物がのどにつかえてしまうんだよ。


● AYAちゃん「食べ物や飲み物が気管に入ると、すごく苦しいですよね」


 嚥下障害になると、そうなるケースも多いんだ。肺炎などの合併症を招くこともあるんだよ。それから『排泄障害』も同じくらい日常生活では困ってしまう障害だね。これは排尿や排便のコントロールが自分でできなくなってしまった状態なんだけど。


● AYAちゃん「やっぱり、我慢できなくなってしまうケースが多いんですか」


 患者さんによってさまざまだけど、脳卒中の障害によって起こる場合は、膀胱に十分尿をためることができずに頻尿になったり、尿意を我慢できずに失禁してしまったりする場合が多いね。また排便に関しては、脳卒中になって運動が減ったことで便秘になってしまうこともよくある。


● AYAちゃん「便秘になると気分が晴れなくてイライラしますよね」


 それから『視野障害』と言って、おもに右脳が障害を起こした場合に左側の視野が欠けてしまうことがあるんだ。


● AYAちゃん「ん? 左目が見えなくなるんですか?」


 脳卒中でそういう障害が出ることもあるけど、この場合は違うね。目では見えていても左側の視野がわからないというか、無視してしまうんだよ。たとえば食事のとき、自分の右側にあるものだけ食べて左側にあるものは食べないとか、左から声をかけても声をかけた人がどこにいるのかわからず、正面や右側だけを探すといったことが起こる。


● AYAちゃん「実際どういうふうに見えるのか、患者さんの立場になってみないとわからないですねぇ。それにしてもいろんな後遺症が起きるんですね」


 脳卒中になった患者さんが、一人で全部これらの後遺症を抱え込むわけじゃないからね。脳に起きる障害の場所と程度によって、後遺症の現れ方は人それぞれなんだよ。そのほかにはよく、口のまわりや手足のしびれを訴える患者さんが多いね。それからさまざまな感覚が鈍くなる患者さんもいる。


● AYAちゃん「鈍感な人はよくいますけど…」


 そういう意味じゃなくて。たとえば、温かさや冷たさを感じる温度覚が鈍くなると、お風呂のお湯が熱くても分からずに入って大やけどをすることがある。それから痛みを感じる感覚が鈍くなると、台所で包丁を使っていて手を切っても気づかず大けがをすることもある。


● AYAちゃん「わっ、そりゃ大変。感覚が鈍くなると命に関わることもあるんですね」


 脳卒中の後遺症というのは、複雑でさまざまなものがあって、触れていくときりがないからここまでにするけど、あとどうしても触れておきたいものがあるんだ。


● AYAちゃん「随分引っ張りますね。それは何ですか?」


 ( 約一ヵ月後に続く )

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