上野~谷中、上野動物園、旧東京音楽学校奏楽堂、朝倉彫塑館 ウォーキングストーリー
こんにちは。
さて、ぐるっとパスのお散歩ネタもそろそろ終盤になってきました。
割引券は別として、残っている無料入場券も残りは十数枚。以前しっかり見学したことのあるミュージアムはパスする予定なので、実質はあと十館ほどで大願成就できそう。
気を抜かずにゴールまで突っ走るっす。
さて、今回行ったのは、二度目のチャレンジの上野。
旧東京音楽学校奏楽堂は前回、貸切で見学できなかったので、今回はしっかりネットで公開日を調べて行くことにしました。
その前に、上野といえば動物園を忘れることはできませぬ。
ぐるっとパスにもちゃんと無料入場券があるのですね~。
多摩動物公園へ行って、すっかり動物園の面白さに目覚めたオイラは、開園時間の午前9時30分にゲートの前にやってきたのでした。
なぜ、そんなに早く?
前日、ウキウキして寝られなかったからではありませぬ。
動物園の達人は朝一番に動物園に行くのだと、小耳に挟んだからです。
以前、NHKの「ためしてガッテン」を見ていて、時間によって動物の行動パターンが変わるって聞いたんですよ。
とくに肉食動物は、朝早く見学したほうがいいのだとか。
そのときはホントかな、と思って見ていたのですが、それをこの目で実証しようと思ったのです。
それで開門と同時に、ライオンとトラの檻のある方角を目指して小走りに向かったのでした。
すると、アベックや子供連れのファミリーも、オイラが目指す方向に向け猛ダッシュ。
皆口々に、「早くライオン、早くライオン」と叫んでいる。
君らも、ためしてガッテンを見たっすか。
何で動物園でかけっこをしなければいけないだろうと一瞬思いつつも、負けるものかと日頃ウォーキングで鍛えた脚力を駆使し、彼らを引き離してトップでライオンの檻の前に到着しました。
透明な強化プラスチック?越しに中を覗いて、おおお~と声をあげました。
ライオンが立っている。
前回行った多摩動物公園もそうでしたが、今まで動物園で見るライオンはいつもグタ~と寝てばかり。
それでも、せまい檻の中で、私生活を人間の前にさらけ出しているわけですから、精神的にお疲れなのね、と同情していました。
そのお姿を拝見できるだけで幸せだと…。
でも、動物園でこんなアクティブに動き回るライオンを見たのは生まれて初めてかも。
悠然と檻の中を動き回っている姿は百獣の王の名に恥じない凛々しさを感じました。
動物園のライオンって、いつも寝てばかりでメタボは大丈夫なのだろうかと思っていましたけど、朝早く起きてトレーニングしていたのですね。
グワォォォォォォォォォォォ~という吠え声も迫力満点。
一緒に檻を覗き込む人たちの前で、サービス満点のパフォーマンスを繰り広げたのでした。
でも、動き回りすぎて写真がぶれてしまうんですけど。
隣のトラの檻でも、見学者の前で歩き回るトラを見ることができました。
こっちも動きすぎて、写真がなかなか撮れないっす。
やっぱ、ライオンやトラが威嚇すると迫力ありますね。
草食動物は、いつ見ても行動パターンはあまり変わらないそうなので、ゆっくり見学します。
ゴリラは菜食主義者だそうで、草をもくもくと食べる後姿を見ると、よっ元気?って肩を叩きたくなりました。
動物園のレストランのメニューに、ゴリラの食事というのがありましたが、オイラのランチより品数が多かったです。果物や野菜、ヨーグルトが主体で体に良さそうでしたけど、菜食でもこんなに太るんですね。
行った日はかなり寒かったので、シロクマは元気にはしゃぎまわっていました。
逆に黒クマは元気なさそう。
それから定番のサルやペンギン、象、シマウマ、カバ、サイ、キリン、カンガルーにフラミンゴなどさすが動物園の老舗だけあってバラエティー豊富。
哺乳類もいいけれど、見るだけなら両生・爬虫類館にキモかわいい動物が多くて楽しめました。
コモドオオトカゲは、日本では上野動物園にいる一頭だけだそうですね。

まだ小さいですが、大きくなるとシカやイノシシを襲って食べるのだとか。爪が鋭くて、岩肌に当たってすごい音を立てるのが印象的でした。
大きくなると3メートルにもなるらしい。まさに恐竜を彷彿としてしまいます。
このガラパゴスゾウガメは、確か78歳と書かれていました。上野動物園で一番長寿の動物なのですね。それでも150~200年は生きるそうですから、人間で言えばまだ30歳代といったところでしょうか。
いいな、亀は。スローライフの見本ですな。
さて、上野動物園といえば、パンダを忘れてはならないでしょう。いよいよ真打の登場。
最後に、表門のそばのパンダ舎へ行きました。
今、上野動物園にいるパンダはリンリンというオスの一頭だけなのですか。
以前、子供が生まれたとかいうニュースを聞いた記憶があったのですけどね、と世の中のパンダ事情に疎いオイラは驚くのでした。
往年の人気はないにしても、やはり上野動物園のスーパースターの座は揺るぎない。
多くの見学者が、一斉にデジカメを向けている姿が印象的でした。
ビジュアル的にも、そのかわいい仕草も、これ以上人を呼べる動物はいないかも。
パンダとしては高齢だそうで、いつまでも長生きして欲しいと思いました。
動物園をあとにして、次に向かったのは旧東京音楽学校奏楽堂。
今をときめく東京藝術大学音楽学部の前身であった東京音楽学校の校舎だった建物ですな。
明治23年に建造され、本館は木造二階建ての桟瓦葺で、二階には奏楽堂である講堂兼音楽ホールがある。
日本に初めて誕生した木造の様式音楽ホールでもあるのですね。
音響上でも、天井をかまぼこ型にしたり、客席の床や周囲の壁にぎっしりわら束を詰めるなどの当時としては最先端の配慮がなされているのだそうな。
何でも、そのホールでは、かつて滝廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本初のオペラ公演でデビューを飾った由緒ある建物だとか。
前回来たときは貸切り公演が行われて入れなかったのですが、二度目のチャレンジでようやく入ることができました。
ホールといっても、それほど広いわけではありませぬ。
行った日は、誰もいないがらんとしたホールに、クラシック音楽がスピーカーから静かに流れていました。
音楽は詳しくありませんが、確かに、いい響きで耳に心地よく音が流れ込んできましたね。
それでは、誰もいないから舞台にあがって、滝廉太郎の「花」を独唱しようかと思ったら、舞台には上がらないでくださいと注意書きがありました。
やはり、誰も見ていないことをいいことに、皆、同じことを考えるのかしらん。
そういえば昔、風間トオルが滝廉太郎を演じた映画を見たことがありました。あれだけの才能がありながら23歳の若さで亡くなってしまったのですね。
この奏楽堂を使ったシーンがあっただろうかと思いましたが、思い出すことはできませんでした。
寒風吹きすさぶ中、「春のうら~らの~隅田川~♪」と口すさびながら次に向かったのは、朝倉彫塑館。
ここは、明治から昭和にかけて活躍した彫塑家、朝倉文夫のアトリエ兼住宅だったところ。
そこを改装して、朝倉文夫の作品を常設展示する美術館としたのですね。
朝倉文夫といえば、代表作「墓守」や「時の流れ」のほか、早大のキャンパスに立つ「大隈重信像」や「九世市川団十郎」、「双葉山」の人物像、猫などの動物像で知られる芸術家。
写実的な表現で、オイラの好きな芸術家の一人です。
作品はもちろんですが、この美術館の魅力は建物にもありますね。
アトリエや住居は、朝倉文夫自らが設計して増改築や新築をし、長い年月をかけて作り上げたものだとか。
一言でいえば和洋折衷になるのでしょうけど、住んだらとても快適で一日中楽しく暮らせそう。
オイラもいろんな家をこれまで見てきましたが、一番住んでみたい家かも、と思いました。
アトリエが広くて、天井から太陽光が入るからとても明るい。しかも、サンダーバードの基地みたいに床が下がったり上がったりするのですね。
もちろんアトリエで作品を作るときの仕掛けですが、アトリエの上の階に豪華な日本間があり、そのまた上の屋上に空中庭園があったりと次のステージへ行くたびに驚きがあります。
中庭はそれほど広くありませんが、池と木々が絶妙に配置され、そのまわりをぐるりと寝室や茶室、居間が取り囲む。
窓からは常に、水と緑が見えるわけで、仕事に疲れてもすぐ癒されそうですね。
ただ、耐震面で不安から木造部分の立ち入りが制限されていたのは残念でした。
でも、昔来たときは入れなかった屋上が開放されていたので行ってみることにしました。
かつて屋上は、朝倉文夫が彫塑塾を開校していたとき、園芸の授業のため使用していた場所だとか。
その名残が今でも残っていました。
屋上からの眺めも絶景でしたよ。
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