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社会保険庁と新銀行東京から官僚的体質について考える with 脳卒中のリハビリの目的って何? 医師と女子高生の会話から

 こんにちは。

 いよいよゴールデンウィークも本番ですね。

 あまのじゃくのオイラは、大型連休になると硬めのネタを書きたくなりまする。あまりゆっくり休めないから、その腹いせもあったりして。

 遠くへ旅行に行きたいよう。


 それはともかく、「ねんきん特別便」の衝撃から、約一ヶ月。

 速攻で返信したものの、思った通り、あれから何も言ってこないっす。

 自分の年金記録を調べるのにも、年金手帳を出したり、支払い年月日を調べたり、わかりにくい提出書類の説明文を読んだり、書類を埋めたりとかなり労力を使いました。

 うぬぬ、それなのにオイラの年金記録は、大量の苦情と情報にまぎれて、再び海底奥深く沈んでゆくのではないかと懸念する今日この頃。

 大昔、ブログのビジネスネタで、苦情があったときの対応方法でピンチをチャンスに変えられる可能性があると書いた記憶があります。

「ねんきん特別便」を出したあとの対応がまさにそれではないか、と…。

 ハガキ一枚でいいんですけどね。

 たとえば…。

 「お忙しい中、年金記録の修正作業にご協力いただき、どうもありがとうございました。お送りいただいた資料は、早急に事務手続きに入らせていただく所存です。○月○日までに、ご回答できますよう職員一同、全力で頑張ってまいります。誠に恐縮ですが、いましばらくお時間をいただけましたら幸いです」

 …とか。

 こんなハガキが、返信して3日後くらいに来れば、喜びはしないけれども、今までとは取り組み姿勢が少しは違うな、くらいには思うかも。

 ハガキを出すコストの何倍かの心理的効果があるのではないかとは思うんですけど…。

 社会保険庁は、そんな最後と言ってもいい挽回のチャンスをみすみす逃してしまった。

 これは本来、「ねんきん特別便」を出そうという発想が生まれたとき、セットで考えつかなければいけないもの。

 サービス業だったら、当たり前のことなんですけどね。

 もっとも、期限を切ったら、また舛添大臣の首を絞めることになるのでしょうが…。

 ネットで買い物をしたときは、くどいくらいに商品の送付についての報告を顧客に送ります。

 少しでも顧客の心理的な不安を解消させようとするとともに、信頼感を持ってもらおうという方策でもある。

 これだけでも、お役所にはサービス業としての発想が欠落しているのではないかと思ったりします。
 
 
 ところで、以前ほどではありませんが、「新銀行東京」のニュースが相変わらず、新聞やテレビで取り上げられていますね。

 ずっと前のブログに「新銀行東京について考える」という記事をアップしたことがありました。

 最近また、ページビューが増えているみたい。

 そのときは、新銀行東京のコンセプトに対して好意的なことを書いたのですが、ご存知の通り結果は、こんなになってしまいましたぁぁぁぁぁぁぁ~

 確か、無担保・無保証融資が新銀行東京の売り文句でした。

 将来性は存分にあるけれど、資金と信用が不足している新興企業にタイムリーな形で融資できれば面白い存在になると思ったのですが…。

 やっぱり、理想と現実は交わりそうになったものの、交差したまま急カーブを描いて離れていってしまったのでしょうか。

 新聞記事を読むと、新銀行東京はまず「融資ありき」だったみたいですね。自分も融資係の経験があるのですが、「積極融資方針」が鮮明になっていると、企業の本質が見えなくなりがち。

 あぱたもえくぼに見えてくると言いますか。

 一般の銀行は、今も、土地や建物を担保にとった融資を取るケースが多いと企業経営者から批判を集めています。ただ経験上、有担保付の融資のほうが企業は発展しているところが多いみたい。

 やはり、背水の陣といいますか、企業経営者にとって「帝国の興廃はこの一戦にあり」と日本海海戦に向かう連合艦隊の気分になるからかも。

 ただ、誰もがこんな大勝負を挑んでも構わないとは思いませぬ。

 かく言うオイラも、借金をして勝負を挑む勇気が無いばかりに、いつまでたっても低空飛行を余儀なくされておりまする。

 リスクを伴わないで、お金を使った勝負がしたいと何度思ったことか。

 そんなとき、企業の将来性を見極めて、無担保無保証でお金を貸してくれる銀行ができたというのは、ほんの一時的ですが、魅力的に映ったのです。

 でも、やはりというか、当然というか、残念な結果になってしまいました。

 企業の将来性を見極める、というのは、理想としては素晴らしいコンセプトですが、占いのように神がかり的な発想で、そんなことができる銀行員がいるのかどうか。

 経営分析というのは、過去の数字に対してのもの。その過去の数字を徹底的に分析して企業の未来を予想する。その経験上の蓄積で、ある程度リスクの少ない融資を一般の銀行は行ってきたのだと思います。

 それをすっ飛ばして、イケイケでお金を貸していたら、結果は落ち着くところに落ち着いたのかも。

 長い実績と経験を持つ銀行でさえ、たたらを踏む領域へ、新銀行東京は裸足で入ってしまったのですね。

 それができたのは、半官半民の組織だったからとしか考えようがない。

 もし何かあっても、助けてくれる場所がある、と…。

 
 オイラは就職のとき、半官半民の組織の会社訪問に行ったことがあります。

 そのとき聞いた話を今でも覚えていますね。

 人事担当者は次のように話しました。

 「うちは、はっきり言って仕事は楽です。将来も組織がなくなる心配は無い。トップや幹部は、お役所から人が来ますが、頑張れば部長くらいは可能です。それに、残業も年間、2~3日くらいあるかどうか。それになんと言っても、給料がいいです。一流企業より多少少ないですが、時給に換算したら倍くらいは違うと思いますよ。ただバリバリ仕事をしたい人は、仕事に物足りなさを感じるかもしれませんね。」

 とても魅力的に条件には見えますけど、入ったとたん定年までの人生が決まってしまう。それどころか、定年後の人生まで決まってしまうのではないか。

 若い頃から、自分の老後の姿まで予想できてしまう人生って果たして面白いのだろうか。

 それでバスしたのですが、今ならラッキー♪と思うかも。

 5時ぴったりに帰って、そこそこ以上の給料がもらえるなんて最高っす。
 
 さすがに今は、そこまで楽ではないと信じますけど…。

 その選択は、その人の価値観だからどうこういうつもりはありませんが、そんなネガティブな気持ちで仕事に取り組まれてはたまらない。

 その人の人生には関係なくても、その人が取り組む仕事に我々は大きく関係していますから。

 半官半民の組織には、少なくない税金が投入されていますからね。

 新銀行東京の追加出資に関しては、モロにあてはまる。

 公務員が必要ないとは思いませんけど、オイラが会社訪問した20数年前から、基本的に公務員の仕事に対するネガティブな体質はあまり変わっていないのではないか。

 オイラの友人たちも公務員になった人は少なくないですが、バリバリ仕事をしづらい雰囲気は職場にあるようです。

 職場の「和」というスローガンの下に、自分より目立った成果をあげさせない上司や先輩が少なくないという話も聞きました。

 民間企業だったら、成果が上がらないと自分の首が危うくなるのに対して、成果があがらなくても安定した身分と収入が約束されているのですな。

 そんなことを言ったら、公務員の友人から、職場の「和」という点ですごいストレスがかかると反論されましたが…。

 公務員の職場でも、ストレスの負荷のかかっている人とそうじゃない人はいるのでしょうね。

 ただ民間企業よりは、ストレスのかからない比率は高いかも。

 しかし、あまり生活が安定して、生活が楽すぎても、脳の活性化には結びつかないようです。

 筋肉が重いものを持ったりして、常に負荷をかけないと、減り続けてゆくのと同じ。

 不況の荒波にもまれ、立ち向かっている中小企業の経営者は、70歳を越えても皆若いです。

 公務員さんたちも、もう少し負荷をかけて仕事に取り組んでくれたらと考える今日この頃です。


 前ふりが長くなりましたが、今日は、ブログのほうの「脳の病気シリーズ」。

 前回は「脳卒中の後遺症のリハビリ」という話題を取り上げました。

 今日が初めての方は、「心と体」の体のカテゴリにある前回、前々回の記事をお読みいただければ幸いです。

 
 今日はその続きです。
 
 登場人物は、脳外科のベテラン医師と現役女子高生のAYAちゃん(松戸あや)の二人。

 AYAちゃんは、おじいさんが脳神経外科病院へ入院したことで、毎日お見舞いに通ってくる元気な女子高生。

 将来、看護師になることを夢見て、おじいさんの担当医師から脳卒中のことを勉強しているという設定でしたね。 
 
 今回は、脳卒中のリハビリの目的が話題になります。

 

< 脳卒中のリハビリの目的って何? >


● AYAちゃん「百パーセント元気だった頃の体に戻ろうとすると、今の体とのギャップに苦しんでしまいますね」


 そうだね。この場合、リハビリの限界を冷静に受け止めることが必要になってくる。『できないこと』についてくよくよ悩んだりせず、『できること』に目を向けて新しい生活を切り開いていく気持ちの切り替えが必要だね。


● AYAちゃん「本人にとっては大変なことかもしれないけど、ポジティブに気持ちを切り替えて頑張っている障害者の人たちも多いですからね。ところで、先生。もしリハビリをしなかったらどうなっちゃうんですか?」


 寝たままで手足や体を動かさないでいると、手足の関節が動かなくなったり、筋肉や骨が萎縮したり、床ずれがおきたりするんだ。また運動不足にもなって、心臓や肺の働きが弱くなり体力が低下する。


● AYAちゃん「まさに寝たきりになってしまうんだ」


 だからリハビリは、容態が安定したらできるだけ早く始めたほうが良いんだ。早めにリハビリを始めると、障害を受けた脳の機能を修復することができるんだよ。


● AYAちゃん「えっ!? 一度死んだ脳細胞って、生き返らないんじゃないんですか?」


 もちろんそうだけど、リハビリで手足を動かすことによって脳によい刺激を与え、新しいネットワークが作られるんだ。その場合、死んでしまった部分のまわりの脳が、その代役を果たすんだよ。脳卒中が起きたばかりの頃って、死んだ部分のまわりの脳細胞にも手足が自由に動いていたときの記憶がまだ鮮明に残っているからね。

 それを忘れないうちにリハビリを行い、まひしていることを認めさせなければ、まわりの脳細胞が晴れて代役としてスポットライトを浴びることができるんだ。


● AYAちゃん「へー、これはすごい。するとリハビリは、舞台のプロデューサーか演出家になるのかな。主役が倒れたらすぐ演出家が代役を立て、早くから猛烈な稽古で台詞や演技を覚えこませて興行に穴を開けないことってたまにありますよね」


 それからリハビリをしないと、回復したときの動作に変なクセがついてしまうことがよくあるんだ。


● AYAちゃん「どんなクセがついてしまうんですか?」


 たとえば、膝だけ伸ばそうとしても一緒に股や足首も伸びてしまうとか、肘だけ曲げたくても一緒に手首が曲がり指を握ってしまうとか、だね。


● AYAちゃん「自分が思っているのとは違う動き方をしてしまうんですね」


 そう。これらは脳とせき髄の障害でおきることが多いんだ。これらの動きを抑えて、自分の思った通りの動きをいかに取り戻すかが脳卒中のリハビリにとって大切なことだよ。リハビリはその後の人生の生活の質を高めて、よりよく生きるというのが大きな目標だからね。


● AYAちゃん「なるほど。健康だった頃の体にできるだけ戻せれば、元の生活に近づけますね。リハビリの大切さはよくわかりましたけど、リハビリって具体的にどんなことをするんですか?」

  (約1ヵ月後に続きます)

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