サザンオールスターズの故郷、湘南・茅ヶ崎 ウォーキングストーリー
こんにちは。
花粉症の最悪の時期は脱しましたけど、まだ頭が重い状態が続いています。
涙目と鼻水、そしてなぜか左手の薬指だけ乾燥してかゆい。
何でほかの9本の指は健康なのに、一番意味深な指だけこういう不幸に見舞われるのかと考える今日この頃。
ブルーな気分を払拭すべく、スカッと明るい場所にウォーキングに行くことにしました。
そこで、今回行ったのは、湘南・茅ヶ崎。
山のほうへ行くと花粉が飛んでいそうだから、何気に足が海の方向へ向かってしまうのですね~。
茅ヶ崎へはまだ一度も行ったことがないし…。
オイラの中学校時代の社会科の先生が茅ケ崎に住んでいて、当時、そんなに遠いところから通っているの?と思っていました。
距離は遠くても、東海道線を使えばオイラのいた中学まで、1時間半くらいで通えるのですね。
そういえば、サザンの桑田さんも茅ケ崎出身。
サザンのメンバーは青山学院出身だから、桑田さんも大学時代は渋谷まで通学していたのでしょうか。
茅ケ崎にとって、桑田さんの貢献度は非常に高いっす。
なぜなら、中学の先生の家があるということと桑田さんの出身地ということでは、イメージ的にビジベンとキムタクほどの違いがありますからね。
それはともかく、行った日は湘南の日差しが目にまぶしかったです。
JR東海道本線の茅ヶ崎駅を出て、駅前の広い道をまっすぐ歩くと、左手に茅ケ崎市役所。その向かいに茅ケ崎中央公園があります。
駅から10分も歩かないのに、こんな広い公園があるなんていいですね。広大な芝生やちょっとした森、水辺などもあって、お昼休みに弁当でも広げれば仕事のストレスも発散できそう。
ただ、行った日は寒かったのか、公園は閑散としていました。
ガイドブックを頼りに、お決まりの神社仏閣めぐりに突入。
江戸時代に創建の長善寺と源氏ゆかりの本社宮を巡ったあと、龍前院へ。
ここには、1694年に再鋳されたという市内最古の梵鐘がありました。
1694年と言えば、元禄、五代将軍綱吉の時代ですか。それほど大きくはないものですが、こんなに近くで見られるのは珍しいかも。
書いてある文字を読もうと思っても、何が書いてあるのかわかりませぬ。
歴史が好きなのに、高校時代、古文・漢文の成績はまるで駄目でした。
若い頃、もっと勉強しておけばよかったと悔やみつつ、その近くにある鶴嶺八幡宮へ向かいます。
この神社は見るからに由緒ありそうだぞ、と思ったら、相模国茅ケ崎の総鎮守だそうですね。
創建はなんと平安時代らしい。
平安時代、源頼義が下総の乱を鎮定するため、この土地にやってきて、家の守護神岩清水八幡宮を勧請して戦勝祈願をしたそうな。
また、のちに前九年の役が起こると、頼義の応援に向かった嫡男、源義家が戦勝祈願。後三年の役の際には、義家が再び参拝して勝利を収め、感謝の意をこめて、鶴嶺八幡宮を創建したのですね。
これらの戦いは、源氏が関東において、ゆるぎない地位を得たきっかけとなったもの。
オイラは関東周辺のいろんな神社仏閣をまわりましたけど、この前九年の役と後三年の役にまつわる話がとても多いと感じます。
とはいえ、今から1000年も前の事件ですよ。現在にも、大きな痕跡を残しているあたり、いかに大事件だったかがわかります。
現代で、後世に長く残るような事件はあるのだろうかと考えたりして…。
この銀杏の木は源義家の手植えだとか。この手植えの木というのも、どこの神社にも多いですな。
こう多いと眉につばをつけたくなりますが、源氏のスーパースターがこの境内にやってきて、この木のそばを歩いたのは間違いないだろうと思いました。
鶴嶺八幡宮を出て、300年の風雪に耐え抜いたという松並木の参道を歩きます。
朱塗りの大鳥居をくぐると、川の橋のたもとに立派な碑が建っていました。
これが、「南湖の左富士の碑」。
今はなんの変哲もない国道沿いの風景ですが、この辺りは江戸時代、安藤広重の「東海道五十三次名所絵図」にも描かれた景勝地だったらしい。
そういえば、ここは旧東海道でもあるのでした。なんでも、東海道で左側に富士が見える景色というのは珍しいそうですね。
南湖の一部は、かつて茶屋町といわれ、参勤交代の大名も利用したそうな。
では、富士山が見えるのかな。
と思って、キョロキョロあたりを見回しましたが、そのお姿を拝むことはできませんでした。曇っていたためか、今はビルの陰で見えないのかわかりませぬ。
それにしても、そばを流れる川は「千の川」というネーミングなのですか。
思わず、「千の風になって」を口ずさみつつ、次の目的地を目指します。
次は、オイラの今回の旅のメインディッシュの場所。
なんと、鎌倉時代の橋の橋脚が残っているそうなんですよ。
関東大震災が起きたとき、水田の中から忽然と7本の丸太が地上に浮き出てきた。
専門家の鑑定によると、それはかつて相模川に架けた橋の橋脚だったらしい。鎌倉時代、源頼朝の重臣稲毛重成が亡き妻である北条政子の妹の供養のために架けられたそうな。
田んぼの中から、丸太が飛び出したというのも驚きですが、それが鎌倉時代のものだったなんて。
この橋脚は、直径60センチの檜の丸材で、橋の幅は約7メートルもあったとか。
橋の幅が7メートル? すごいっす。当時、全国有数の大橋だったのでしょうね。
また、この橋の出現によって、相模川は今よりだいぶ東を流れていて、氾濫を繰り返しながらその流れを次第に西へ移動したこともわかったらしい。
国の史跡にも指定されている。
これを聞いただけでも、一度、この目で拝みたいと思いました。
…で、喜びいさんで行ってみたら…。
こんな状況でしたぁぁぁぁぁぁぁ~
なんと、改修工事中。
ガイドブックには、2007年度末で工事は終わりと書いてあったのに。
ガックリ。
これで、ガイドブックのウォーキングコースは終了ですか。
なんか、消化不良の状態を引きずりそう。
落ち込んだ時は、海を見るのがいいそうですね。
と思ったら、今いるのは湘南。
地図を見たら、ここから結構距離がありましたが、根性で行ってみることにしました。
車の行き交う道をひたすら歩き続け、たどりつきました相模湾。
ここは柳島海岸というらしい。
夏の海もいいけれど、冬の海も感傷的でなかなかいいですな。
なんか、サザンの「TSUNAMI」のイメージにぴったりの風景。
桑田さんもきっとこんな海を眺めていたのかも。
「TSUNAMI」を口ずさみながら、海岸線を歩きます。
歩き続けていると、海のかなたに特徴的な岩が…。
一瞬、鮫のヒレにも見えましたが、貴族の烏帽子にも見えますね。
もしかしてあれは、サザンの歌にも登場する「烏帽子岩」?
デビュー曲の「勝手にシンドバット」。
烏帽子岩が見えてきた~、俺の家もちかい~♪
そして
♪ 烏帽子岩が遠くに見える~ 星は何でも知っている~
心から好きだよ、ミーコ 抱きしめたい 甘くてすっぱいひとだから・・・♪
「チャコの海岸物語」にも登場するんでしたっけ。
烏帽子岩のまわりにもいくつか岩が顔を出しているのが見えます。これらの岩礁は、姥島(うばしま)と呼ばれるみたい。海岸から1キロ以上も離れてポツンと海の中にあるのはとても目立ちますね。
かつては筆島とも呼ばれたそうなんですよ。
烏帽子には見えるけれど、とても筆には見えないなと思ったら、この形状、実は人為的な加工?が施されたらしい。
太平洋戦争後、辻堂海岸一帯が在日米海軍辻堂演習場となり、その海上演習の標的として1954年4月13日まで姥島が使用されたそうな。
つまり、烏帽子岩は砲撃の的にされたため形が変わってしまったのですね。
もともとはもっと裾が広くて先端が高く尖って、筆のような形をしていたらしい。
烏帽子というから、平安時代の貴族がここを訪れて、歌でも詠んだことからつけられたネーミングかと思ったら、最近のことだったとは。
烏帽子岩がよく見える海岸は、「サザンビーチちがさき」と呼ばれているのですね。
その海岸に、「茅ヶ崎サザンC」というお洒落なモニュメントが建っていました。
このCは、茅ヶ崎の頭文字のCという意味と、Cの右側の文字の切れ目の部分にカップルで立ってCを1つの円(輪)として完成させれば、縁(円)結びの輪となるイメージなのだとか。また、海の安全と平和を祈る輪となるという意味もあるそうですね。
「C」といえば、サザンの初期の名曲「C調言葉に御用心」をオイラはイメージしてしまいます。
このビーチで、C調言葉をささやきたくなりました。
最後に向かったのは、茅ヶ崎公園野球場。
一見、何の変哲もない地方球場ですが、ここは今や伝説の場所かも。
ここで、2000年8月19日、20日の二日間、サザンが野外ライブを行ったそうなんですよ。
茅ヶ崎ではプロのミュージシャンが野外での大型コンサートを実行した前例が無かったそうですが、茅ヶ崎市の人口の約4分の1の5万人を超える署名が集まって実現したらしい。
当日、サザンは、4時間にわたって、全36曲を演奏したとか。
しかも、サザンの前座が福山雅治。
く~、行きたかったっす。
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