« 私のお気に入りの動画ベスト5(あなた、エイトマン、マッハGOGOGO、セシル、C-girl) | トップページ | 成東もとい山武市 ウォーキングストーリー »

奥多摩・御岳渓谷と吉野梅郷 ウォーキングストーリー

 こんにちは。

 一ヶ月前になりますが、連休の中日、またウォーキングに行ってきました。

 行ったのは、御岳渓谷と吉野梅郷。

 三年前に青梅に行ったとき、その先の青梅線と多摩川の上流を探検したいと思ったのです。

 やっと、その目的を達成できる日がやってきたのですね~。

 連休中だったのと、前日の旅行番組で奥多摩を紹介していたみたいでどこもかなり混んでいました。景色だけじゃなく人間ウォッチングを趣味なので、人がたくさんいてもそれなりに楽しめましたが…。

 交通費を安く上げるため、ネットの路線案内を参考に南武線経由で立川へ。そこから青梅に出て、また青梅線の電車に乗り換えます。

 いつもはガラガラなのだと思いますが、車内はハイキングを楽しもうとする人たちでいっぱい。結構年配の方たちも多かったですね。

 オイラの隣にすわっていた70歳過ぎと思われる女性二人が、会話している声が聞こえてきました。

 なんか、毎日のように外出しているみたい。

 手帳を開いて二人で覗き込んでいるので、何気に見たんですよ。

 スケジュールが細かい字でぎっしり書き込まれている。日曜出勤、サービス残業のビジネスマンよりすごいかも。

 カルチャーセンターを3つ掛け持ちして、お役所のツアーや見学会、勉強会には全部参加していると話していました。それから嫁に行った娘の家にも週一で訪ねているのですか。

 聞き耳を立てるつもりはなかったのですが、二人で江戸時代の上下水道について話し込んでいるのですが、話の内容が高度なのでびっくり。

 今回は、多摩川上流の視察旅行っすか。

 元気に長生きして、人生を楽しんでいる女性が多いと実感しましたね~。

 やがて電車は御嶽駅に到着。

Ts363159

 ドドドドッと降りる人が多かったのですけど、皆、御岳渓谷ではなく、御岳山へ行くらしくバス停は長蛇の列ができています。

 それにしても、駅名は御嶽駅なのに、渓谷は御岳渓谷っすか。

 理由はわかりませんけど、御嶽のほうが深山幽谷のイメージがあるのはオイラだけでしょうか。

 そんなことを考えつつ、オイラは駅前を流れる多摩川の河原に降りて行きました。

Ts363162

 下流はゆったりのびやかに流れている印象の多摩川も、ここいら辺りは川も生まれたばかりでエネルギッシュ。

 ザザザザ~という流れる音がすさまじい。水の流れも速い。

 そんな急流を利用して、カヌー競技のトレーニングをしている人たちがいました。またゴムボートを使って急流下りを楽しむ若者たちのグルーブも。

Ts363161

 新緑の山に包まれて、アクティブに急流を仲間と下ったら、「ファイト~一発!!」気分でしょうね。

 昔、ライン下りをして全身ずぶ濡れになった爽快感がよみがえってきました。

 また、やってみたいっす。 

 ひとしきり、水との格闘技ともいえるスポーツを眺めたあと、対岸にわたります。

 御嶽駅から御岳橋をわたってすぐのところにあるのが玉堂美術館。

Ts363172

 日本画の大家、河合玉堂の作品を収蔵した美術館ですな。

 河合玉堂は、去年のぐるっとパスの美術館めぐりでさんざん作品を拝見した画家。自然をテーマにした静謐にして気品のある作品が印象に残っています。

 玉堂が晩年をここ御岳で過ごしたということは、その時知りました。

 実際、現地へ行ってみると、美術館のすぐ前が多摩川の絶景。川の流れる迫力ある音がつねに耳に入ってきます。

 かなり音が大きいと思うのですが、慣れると煩くないといいますか、むしろ静謐に感じられるところが玉堂の作品のイメージにあっているかも。

 玉堂も、それでこの地に住んだのかと思いましたが、この美術館は玉堂の没後に完成したのですね。

 当時の画室が再現されていましたが、実際のアトリエはどこらあったのだろうと思いました。

 美術館は鉄筋コンクリート造りで、天平の寺院風でも、古民家風でもあってまわりの景観に溶け込んでいましたよ。

 石庭の白と周りを取り囲む山の緑、そして川の流れる音のコラボが印象に残っています。

Ts363174

 ふたたび御岳小橋を渡り対岸に戻り、御岳渓谷を下流に向かって歩きます。

 河原には、特徴的な大岩がゴロゴロ。

 それらの岩を素手で登ろうとチャレンジしている人たちがあちこちで見かけました。

Ts363183

 岩の下にマットを敷き、落ちても怪我をしないようにして、腕の力だけで登るのですか。

 昔は体重が60キロなかったので、オイラも木登りや鉄棒は得意でした。

 海へ行って大きな岩を見ると必ず登っていましたが、岩登りのスポーツも流行しているのですね。

 当時だったら、結構いい線行ったかもしれないのに残念、とあと20年遅く生まれていればやったかも。

 はやく生まれすぎたことを悔やみつつ、日本名水百選にも選ばれたという清流と奇岩を目ながら歩きました。

 いったん渓谷から離れ、沢井駅前にある雲慶院へ。

Ts363189

 茅葺の屋根が美しい一見普通のお寺ですけど、ここは戦争中、浅草寺や大倉集古館の宝物の疎開先になったらしい。

 戦争中も平和が感じられるような景色が広がっていたのでしょうか。

 ふたたび御岳渓谷にもどり、楓橋をわたって寒山寺へ。

Ts363191

 中国の蘇州の寒山寺は有名ですが、このお寺は昭和5年、その寒山寺の仏像を安置して建てられたとか。

 大岩の上のお堂に急階段を上って参拝すると、水墨画の中に入ったような気がしました。

 渓谷を下流に向かって歩きます。

 少しずつ川の幅が広くなって流れがゆるやかに…。

 軍畑大橋をわたって多摩川の別れを告げ、住宅街へ入っていきます。

 しばらく歩いて、愛宕神社に到着。

Ts363196

 社殿まで、ここでも急階段があって大変でしたが、上からの眺めは格別でした。

 つつじのピンクと新緑とのコラボで春を実感です。

 愛宕神社を降りてすぐのところにあるのが、吉川英治記念館。

Ts363213

 吉川英治といえば、「宮本武蔵」や「新平家物語」などが思い浮かびます。なんでも、日本人の作家の中で、古今を通じて最も多く著作が読まれた作家らしい。

 ですが、オイラはつい最近まで一冊も読んだことがなかったことに思い至りました。

 子供の頃、吉川英治原作で、高橋幸治主演の「宮本武蔵」や仲代達矢が平清盛を演じた「新平家物語」のドラマは楽しく見た記憶がありますけど…。

 それじゃいけないと、ひと月前読んだのが「平の将門」。

 猛々しい武将というイメージだったのですが、センチメンタルでごく普通の人という人物造型が異色でしたね。

 案外、吉川英治の書き方が的を射ているのではないかと思ったりして。

 それはともかく、ここ青梅市吉野の地で、英治は、昭和19年3月に家族と東京赤坂 から疎開して、昭和28年8月まで生活していたそうですね。

 さすが人気作家だけあって、梅林に囲まれた二千坪の広大な敷地の中に、もともとあった幕末に建てられた古民家を改造して暮らしたみたい。

 当時暮らしていた家に入ると、吉川英治が「草思堂」と名付けた雰囲気がそのまま残っていました。

Ts363208

 新平家物語を執筆した書斎は、明治期に建てられた小さな洋館にあるのですか。今も執筆活動を続けているように机の上には原稿用紙や万年筆が置かれています。

Ts363211

 そして広い庭は起伏に富んだ美しい芝生。その隣には椎の巨木。

Ts363204

 横の階段をあがってゆくと、吉川英治の業績を紹介する展示室がありました。

 父親は実業家だったそうですが、会社が倒産してからは住み込み店員や工員などになって少年時代は苦労したみたいですね。

 大衆小説作家の原点がこのあたりにあるのではないかと感じました。

 当時の映像も残っていましたが、当時の村人たちの中に入って、一緒に踊るなどひょうきんな一面も見られて楽しかったです。

 ここに来るまでは、もっと山の中にあるのかと思っていましたが、吉野街道沿いの住宅街の中にあるのは少し意外。

 深山幽谷の山の中に一人籠って、新平家物語を書いていたようなイメージでしたから。

 河合玉堂をはじめ、周りの村人たちとの賑やかな交流の中で生まれた文学だったのですね。

 記念館を出て、吉野街道をさらに行くと、即清寺。

Ts363214

 立派なお寺で、裏山に幕末から明治時代の初めにかけて作られた四国八十八カ所霊場になぞらえた新四国八十八カ所がありました。

 都内のお寺にも似たようなアトラクションはいくつかありましたけど、こちらは大規模でご利益がありそうですね。

 時間がなくて行けませんでしたけど…。

 そして最後に向かったのが、青梅市梅の公園。

 面積は4万5千平方メートルですが、起伏に富んでいて全部を攻略するのはなかなか骨が折れました。

 急な坂や階段をのぼり、ようやく公園の最高所へ。

 吉野郷が見渡せて、これまた絶景。

Ts363221

 奈良県の吉野は桜が有名ですが、青梅は梅なのですね。

 全山さまざまな種類の梅が植えられていて、シーズンの時の景観は圧巻でしょうね。

 是非、梅のシーズンにまた来てみたいと思ったのですが、梅の木のまわりには大量の杉のバリケードが…。

 シーズンは花粉の量も半端じゃないということがわかりました。

 うぬぬ、もし来るんだったら、命がけの観梅になりそう。

Banner2_8 ← ブログ存続にご協力お願いします。

|

« 私のお気に入りの動画ベスト5(あなた、エイトマン、マッハGOGOGO、セシル、C-girl) | トップページ | 成東もとい山武市 ウォーキングストーリー »

「旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

素敵なお散歩日記ですね
参考になりましたありがとうございます★

投稿: みつき | 2011年3月 4日 (金) 23時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/97372/41499982

この記事へのトラックバック一覧です: 奥多摩・御岳渓谷と吉野梅郷 ウォーキングストーリー :

» 人気商品 LUMIX [DMC-TZ5] が特価! [デジタルカメラ激安特価ショップ|ヨドバシカメラやビックカメラより安いお買い得なデジタルカメラを紹介します。]
トラックバックだから宣伝できる!沈胴式ライカDC VARIO-ELMAR(バリオ・エルマー)レンズを搭載したデジタルカメラが驚きの大特価!!!!!! [続きを読む]

受信: 2008年6月12日 (木) 15時50分

« 私のお気に入りの動画ベスト5(あなた、エイトマン、マッハGOGOGO、セシル、C-girl) | トップページ | 成東もとい山武市 ウォーキングストーリー »