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千葉市内 ウォーキングストーリー

 こんにちは。

 今回行ったのは、千葉市街。

 千葉は、ほろ苦い青春の思い出の地であるとともに、オイラの関東周辺ぶらり旅の発祥の地でもあるのですね~。

 それは確か、中学校の夏休みの中の一日だったと記憶しています。

 当時、電車に乗って学習塾に通っていたオイラは、代々木の駅でいつも見る黄色い電車にあこがれていました。

 山手線はぐるぐる都心を回っていますが、総武線には終着駅があります。しかも、電車の先頭に書かれているのは「千葉」の文字。

 まだ行ったことのない県庁所在地ですよ。

 中学生のオイラからしたら、とんでもなく遠い町に思えたのです。

 その思いが溢れかえるようになって、とうとう一人で総武線に乗って千葉へ行くことにしたのでした。

 でも、当時はお散歩のガイドブックがあることも知らず、家にあった関東地方の道路マップの中の「千葉市街図」一ページだけが頼り。

 たった1ページの地図のために、重たい本をカバンに入れ、炎天下、とぼとぼと市内を歩き回ったのを覚えています。

 地図の見方もよくわからず、当然のように迷子になって、交番のおまわりさんに道を尋ねたり…。

 でも、その思ったように歩けないもどかしい気持ちのトラウマが、その後のウォーキング発展の原点になったのかもしれませぬ。

 中学生のときは、思ったとおり歩けなかった街ですが、その後二回ほど訪れ、かなり千葉の街には詳しくなりました。

 前回行ったのは、十年ほど前。千葉港のそばのポートパークやポートタワーを時間かけて見たために、行けなかった場所もいくつかあったのです。

 今回こそ、千葉市街の完全制覇を図りたい。

 …ということでリベンジを図るため、ある休日の早朝、京成千葉駅へやってきました。

 都営地下鉄で本八幡を経由し、京成線で千葉へ入ると、千円とちょっとでオイラの家と千葉市内を往復できるのですね~。

 もちろん、一日500円で都営地下鉄乗り降り自由のお得なバスを利用するという裏技が必要ですが…。

 未来都市のようなモノレールが行き交う駅前を抜け、まず向かったのが千葉公園。

 実はこの近くへ来ると、思い出す味があるのですよ。

 それは、にんにくラーメン。

 10年前にここに来たとき、ふらっと入ったラーメン屋さんで、名物だと言うので何気に食べたラーメンの味が今でも忘れられないのです。

 新陳代謝の激しいラーメン業界にあって、まだ店があるのかなと思ったのですが、ちゃんとありましたぁぁぁ~

 それが、これ。

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 店の雰囲気は前と違っているような感じだし、器も昔と違っていると思ったので、オーナーが代わったのかなと思いました。

 でも、一口食べてみて、10年間も記憶に残った味を思い出すことができました。

 おろしにんにくや細切りにしたにくにくがたっぷり。

 にんにくだから、もっとこってりしていたイメージがあるのですが、醤油味で意外とあっさり味だったのですね。

 麺も細い縮れ麺で、こってりにくにくとあっさりスープによくマッチしていました。

 あっさり系で、後味がさっぱりしていたからいつまでも記憶に残ったのかも。

 今度はいつ行くかわかりませんが、きっと千葉に来たときはまた訪れることになるのだろうと思いました。

 にんにくをたっぷり食べ、オイラが吸血鬼ではないことを証明した後、千葉公園へ足を踏み入れます。

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 この公園は、戦後、陸軍の鉄道第一連隊跡地を整備して作られたらしい。

 公園の中心にある綿打池とまわりを取り囲む緑、そしてモノレールの白い高架が印象的でした。

 そして千葉公園で忘れてならないのが、大賀ハス。

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 一見、普通のハスのようですが、なんと2000年の眠りから覚めたハスなのだとか。

 解説板を読むと、昭和26年に、大賀一郎博士が市内の検見川でハスの種を発掘。それを発芽させて育てたものらしい。ちなみに、このハスは昭和28年に分根されたものなのですね。

 2000年ぶりに目覚めたというと、どうしても昔見た「ウルトラQ」のミイラ男をイメージしてしまいますが、植物の生命力はケタ違いなのだと思いました。

 公園を出てモノレールの高架の下をくぐり、国道126号の大通りをひたすら南下します。

 総武線の東千葉駅を超えて、ずんずん進むと、30年前、オイラが中学生の頃に見たのと同じ景色が…。

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 そういえば、当時はこの辺りで方角がわからなくなって迷ったのでした。

 まわりをキョロキョロ見渡すと、高い建物はないし、なんとなく昭和を感じさせる街並み。

 何だかタイムスリップしたみたい。

 当時、迷って途方に暮れている中学生のオイラを探しましたが、もちろん見当たりませんでしたが…。

 あの頃よりは、体力もついたし、地図の読み方も年季が入っているし、年をとった分だけ成長はしているのかも。

 近くには当時お参りした千葉神社があります。

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 この神社は、昔この地域を治めていた千葉氏の守護神である妙見菩薩を本尊とするお寺として建立されたそうです。

 源頼朝や徳川家からも手厚く保護されたようですが、明治初年の神仏分離によって神社となり、本尊も祭神に改められたらしい。

 もともと仏教の妙見菩薩と神道の天之御中主大神は長年神仏習合によって同一とみなされてきた経緯があったそうですね。

 神社であっても、日本有数の「妙見信仰」の中心となっているとのことでした。

 妙見菩薩は、北極星あるいは北斗七星を神格化した菩薩。

 千葉氏、北斗七星、というキーワードが並ぶと閃くのが、司馬遼太郎の傑作「北斗の人」ですね。

 千葉周作がなぜ北斗七星と関係あるのか、という謎が解明できました。もちろん本には書いてあると思いますが、中学生のときに読んだので…。

 北辰一刀流の北辰も、北極星のことだそうですな。

 中学生のときに読んだ本の謎も、オヤジになってから解明できたと喜びつつ、千葉神社へお参りします。

 お賽銭を10円入れましたが、そういえば中学生のときは50円入れたと思い出しました。

 こちらのほうは、中学生時代より退歩してしまったようで…。

 神社を出て、再び国道を南下すると、右手に千葉市中央区役所が見えてきます。

 その下の部分に、旧川崎銀行千葉支店の建物がビルに包みこまれるように保存されていました。

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 さや堂ホールというから、どういうネーミングかと思ったのですが、これはまさに平泉中尊寺のさや堂と同じ発想ですか。

 昭和2年に建てられ、8本の円柱が並ぶネオ・ルネサンス様式の空間は、現在、コンサートなども利用されているらしい。

 そして、次に向かったのが千葉城。

 千葉城は、都川という川の近くの丘陵上にありました。

 別名、亥鼻城と呼ばれるのは、下総台地から亥の方角に突き出した舌状の台地にあるからなのだとか。

 丘陵といっても、それほど高いわけではなく、急峻なわけでもないですから、中世の要害堅固な城というイメージよりは、防備の能力を持った館くらいの位置付けだったのかも。

 現在は、城の二の丸だったと言われる場所に、昭和42年に作られたという立派な天守閣が建っておりました。

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 この天守はもちろん、歴史上何のかかわりもないもので、中は郷土資料館になっています。

 忍城へ行ったときも思ったのですが、こちらの千葉城も小田原城の天守閣によく似ていますな。

 小田原の北条氏が関東を支配していた頃は、千葉も北条氏の領地だったのですが…。

 支店が本店を真似るのは不自然ではないですが、やはり千葉常重の銅像を正面に建てるのなら、千葉ならではのアイデンティティを前面に出してほしかった。

 …と思いつつも、城ヲタクしては立派な天守閣を目の前にして、何かに憑かれたように写真をバシバシ撮ってしまうのは、市の観光担当者たちの作戦に見事に引っ掛かっていたのでした。

 中は、千葉にまつわるさまざまな歴史資料が展示してありました。

 千葉は戦国時代の攻防の舞台になった土地で、歴史年表を見ても、ぐちゃぐちゃしていてよくわかりませぬ。

 天主の最上階は展望台になっていて、千葉の市内を360度見渡すことができました。

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 千葉城から最後の目的地、青葉の森公園へ向かう道は千葉大の医学部の敷地沿いにあります。

 その道の横にあるのが、「七天王塚」。

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 これと同じような塚が、千葉大学医学部の構内と近くの住宅街の、直径150mほどの範囲に点在しているらしい。

 七つといえば、千葉神社の妙見信仰にまつわる北斗七星が思い浮かびます。

 ちょうど、北斗七星の形に塚が並んでいるそうで、昔読んだ「アルセーヌ・ルパン全集」の中の「魔女とルパン」を思い出してしまいました。

 当時はすごいトリックだと思いましたけど、今だったら、何でそんな簡単な謎が解けないの?と突っ込みを入れたくなりますが。

 ただ、七天王塚が、いつごろ、何のために作られたのかが、よくわかっていないそうなんですよ。

 平将門の七人の影武者の墓であるという伝説もあるそうで、いろいろ妄想が膨らみそう。

 そして最後の目的地、青葉の森公園に到着。

 ここは、前回来た時見られなかった中央博物館があるのでした。

 でも、閉館時間を聞いたら4時半ですと…。

 あと、一時間弱しかありませぬ。

 広い館内でしたが、かなり端折って見学し、あとは広い公園内を歩くことにしました。

 千葉城を見てきた後だから、この細長い池は城の堀に見えるのですが、もちろん違うでしょうね。

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