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糖尿病って、どんな病気? with 日本振興銀行ノーリターン

 こんばんは。

 かなりご無沙汰してしまいました。

 日本振興銀行、やっぱし潰れちゃいましたね。

 去年の今頃、日本振興銀行のパンフを見て、あまりの定期預金金利の高さに食指がピクピク動いていたことを思い出します。

 普通預金に多少余裕資金があったので、やろーか、どうしようか、悩んだのです。金利は魅力だけど、パンフを読むとあまりにも胡散臭い。

 確か、定期の証書も通帳も発行せず、お金だけ銀行口座に振り込んでくれと書いてあったような。 

 もっとも、振興銀行も胡散くさいと思われることは覚悟していたようで、もし潰れても一千万円までなら国が補償してくれますよ、という趣旨のフレーズがあったのを覚えています。

 元銀行員からしたら、銀行の契約書ならともかく、ポスターやパンフレットにデカデカとこんなこと書くなんて信じられませぬ。

 いわば、ペイオフシステムを販促材料に使ったのですな。

 今回の破綻は確信犯だったといわれても仕方がないっすよ。

 それにしても、新銀行東京と言い、日本振興銀行と言い、エリートが自信満々で作った組織はどうしてこんなに脆いのか、と考えさせられます。

 両行に共通しているのは、エリートが上から目線で、資金も信用もない気の毒な中小企業を助けてあげようというポリシー。

 中小企業の発展に寄与するというポリシーは共感できますが、現場を知らないエリートが数字だけ見て、これはニーズがある、行ける!と思ったとしたら、あまりの短絡さに開いた口が塞がりませぬ。

 金利をあげれば、そこそこ預金は集まるかもしれませんが、融資先への営業という現実が彼らの頭の中からスッポリ抜け落ちている。

 貸したお金をキチンと返済してもらえる中小企業を一件開拓するのに、どれだけ時間と労力が必要か、やったことのない人はまったくイメージできないのかも。

 恐ろしいのは、現場を知らない世間知らずのエリートが、今の日本を動かしているということだと感じる今日この頃です。

 このままだと、延々と文章がつながっていきそうなので、今日は、「AYAちゃんの糖尿病事件簿」。

 今、気づいたのですが、前回で第一章がおしまいになったのでした。

 今日からいよいよ、「第二章 糖尿病って、何ですか」がはじまりま~す。

 その前に、前回まで更新が散発的で、何が言いたいのかよくわからなかったかもしれませぬ。

 そこで、第一章のポイントを以下にまとめてみました。御用とお急ぎでない方はご覧いただければ幸いです。


   < 糖尿病にならないためのチェックポイント1 > 

● 一般に、空腹のときの血糖検査が、110mg/dl以下、いつでも行える随時血糖検査では140mg/dl以下が「正常型」と言われている。また、空腹のときの血糖検査では、126mg/dl以上、随時血糖検査で200mg/dl以上なら「糖尿病型」と判定される。

● ヘモグロビンA1Cの検査は、過去1~2ヶ月の平均的な血糖の状態を知ることができる。一時的に節制して血糖値を下げても、長期間の血糖コントロールの状態がわかってしまう。正常値は、4.3~5.8パーセント。 

● 「正常型」と「糖尿病型」の中間を「境界型」と呼び、血糖値が上がり続けたままだと「糖尿病型」へ移行する。

● 血糖値は、多少高くても、自覚症状のまったくない人がほとんど。病気が進んで糖尿病になっても、よほど悪くならない限り自分が病気だとは気づかない。

● 糖尿病は、一度病気になると完全に治るということはない。一時的に血糖値が下がっても、一生自分で気をつける必要がある。

● 糖尿病になりやすい体質でも、その要因をシャットアウトすれば、糖尿病になる可能性をぐっと下げることができる。

● 血糖値が高い状態が続くと、動脈硬化が進んで脳卒中や心臓病が起こりやすくなる。そしてさまざまな合併症を引き起こす。たとえば、糖尿病性網膜症で失明したり、糖尿病性神経障害で末梢神経が妨げられ、全身にさまざまな症状が現れたりする。また、糖尿病性腎症で腎機能が低下すると、最終的には「人工透析」が必要になる。

● 一日のカロリー摂取量と適正エネルギー量を知ることで、どの程度、一日に食べたらいいかの目安にすることができる。

● 唯一、体の血糖値を下げるホルモンはインスリンで、糖尿病はインスリンが不足したり、あっても働きが弱くなったりして起きる病気である。

● 人間の体は、そのたどってきた歴史から飢餓に強い省エネ設計になっていると言える。もともと少ないエネルギーでも動けるようになっているのに、現代では過剰なエネルギーを摂取したり、体を動かす機会も減ったりして、高血糖になる人が急増した。



 前回は「糖尿病とインスリンの深い関係」を取り上げました。

 今日が始めての方、この記事に興味のある方は、先に前回、前々回の記事をお読みいただければ幸いです。

 今日はその続きです。
 
 登場人物は、病院の院長先生と現役女子高生のAYAちゃん(松戸あや)の二人。

 AYAちゃんは、将来、看護師になることを夢見る元気な女子高生。

 血糖値の上がったお父さんを救うため、糖尿病について勉強しているという設定でしたね。

 今日は、「糖尿病って、どんな病気?」が話題になります。

 それでは…。


第2章 糖尿病って、何ですか?


1.糖尿病ってどんな病気? ~ ブドウ糖の誘導係員が出勤しないと… ~


 私がインスリンについて長々と話した理由がやっとわかってくれたようだね。もう一度、糖尿病のメカニズムについて整理してみようか。健康な人の場合、食べ物は胃から腸に流れて消化吸収されるよね。食べ物の中には、脂肪とかたんぱく質とかもあるけど、エネルギー源となる糖分は肝臓に入ってからブドウ糖に変えられる。そしてそのブドウ糖の多くが血液に入って行くんだ。


● AYAちゃん「そうすると血糖値が上がってしまいますよね」


 上がりすぎた場合、体はそれに対処する必要がある。血糖値が高い状態の血液はすい臓にも流れてすい臓を刺激するんだ。そうするときっきも言ったように、すい臓のランゲルハンス島からインスリンという糖を下げるホルモンが出るんだよ。


● AYAちゃん「そういえば、サンダーバードの秘密基地も島にありましたよね。インスリンって、救助に向かうサンダーバード1号や2号の働きをするのか」


 ちなみに私は4号が好きなんだけど…。それはともかく、なぜインスリンによって血糖値が下がるかというと、このホルモンの力を借りてブドウ糖は、血液から細胞の中へ入るんだよ。つまりインスリンは筋肉に、ブドウ糖を取り込んでエネルギー源にするように指示するんだ。


● AYAちゃん「インスリンって、コンサート会場の入り口できちんと誘導してくれる係員さんみたい。私、よくライブコンサートへ行くんですけど、入口がたくさんあるとどこから入っていいかわからなくて、大混雑することがあるんですよ」


 うまいことを言うね。有能な係員がいれば、なかなか会場に入れなくて外でイライラ待っている必要はないわけだ。ブドウ糖が、スムーズに血液から細胞の中へ入ってくれないと、私たちは健康に生きてゆくことができない。とくに脳はブドウ糖しかエネルギーとして使うことはできないんだ。脳細胞は、私たちが起きているときだけじゃなく、眠っているときも常にブドウ糖が必要だからね。


● AYAちゃん「スムーズにブドウ糖が細胞に入っていけば、血液も糖分でぎゅうぎゅう詰めになることはないわけか」


 そう。でもブドウ糖がうまく細胞に入ってくれないと、血液は糖分が押し合いへしあいで大変な騒ぎになる。これが前にも言ったように高血糖の状態。逆にいえば、ブドウ糖が細胞にうまく入らない状態が糖尿病だ。


● AYAちゃん「それはインスリンという誘導係員に問題があるわけですか?」


 その通り。糖尿病は、インスリンというホルモンが減ったり、その働きが落ちたりしてくる場合に起きるんだ。その違いによって、糖尿病は4つのタイプに分けられるんだよ。


● AYAちゃん「そんなにあるんですか。知らなかったわ。どんなタイプがあるんですか?」



2.糖尿病にはどんな種類があるの? ~ 血糖値が高くなる仕組みによって、4つのタイプに分けられる ~


 まず、「1型糖尿病」と呼ばれるタイプ。これはさっき言ったすい臓のベータ細胞が破壊されて起きる病気だよ。結果としてインスリンの分泌量が少なくなってしまうんだ。


● AYAちゃん「えっ?どうして破壊されてしまうんですか?」


 たとえば、風邪や風疹、おたふくかぜなどのウィルスに感染して、自己免疫反応が起きるケースが考えられるね。ちなみに自己免疫反応というのは、本来自分の体を守る免疫の仕組みに異常が起こり、自分の体を攻撃してしまう反応だよ。


● AYAちゃん「それじゃ、この病気のタイプは、うちのお父さんみたいにカロリーの摂りすぎで高血糖になったわけじゃないのですね」


 そう。おたふくかぜや風疹などのウィルスが原因になる場合が多い。だから子供でも若者でも病気にかかるんだ。10歳ぐらいで発症することが多いから、以前は「若年性糖尿病」と言われたこともある。でも中年以降に発症することもあるから、「1型糖尿病」と呼ばれるようになったんだけど…。ただ、日本ではこのタイプはごく少数だよ。


● AYAちゃん「なるほど。うちのお父さんが気をつけなければいけないのはどのタイプなのですか?」


 それは「2型糖尿病」だね。日本でもっとも多いタイプだよ。40歳以上に多く見られて、食べ過ぎや運動不足、加齢や肥満などさまざまな要因が加わって発症するんだ。


● AYAちゃん「まさにビンゴですよ。うちのお父さんはほとんど当てはまります。ジムに通っているって言っても、最近はトレーニングの合間に休んでいる時間のほうが長いみたいだし…」


 それから忘れてはいけないのは、遺伝的な体質だね。AYAちゃんのおじいさんやおばあさん、お父さんの兄弟で糖尿病の人はいるかな。


 ( 次回はいつになるかわかりませんが、一応続く予定です )

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