« 決定!私が読んで面白かった小説大賞 2010年度 | トップページ | 「病の基本としくみ」が海外翻訳出版されました~♪ with糖尿病にはどんな種類があるの? »

はじめての避難所体験

 こんにちは。

 11日の大地震には驚きましたが、今日も余震が続いています。

 テレビを見ると、信じられないような映像が、次々に目に飛び込んできます。

 11日は、リアルタイムで地震の揺れを感じたのですけど、まさかこんな大災害だとは思いませんでした。

 私事で恐縮ですが、地震のあった午後2時46分、オイラは東京立川市の住宅街を歩いていたのです。

 突然、目の前が大きく揺れたので、貧血でも起こしたのか、と。

 そのあと、一軒の住宅から、「おおおおおお~」と雄たけびをあげながら、外へ飛び出してくるお兄さん。こっちが身構えてしまうほどの迫力でした。

 工場から、パートのおばさんたちも青ざめた表情で外へ走り出てきます。

 そのときはじめて地震だと気づいたのです。外を歩いていたから、あまり衝撃は感じなかったような。

 あとで、その場所は震度4だったと知りました。

 震度4といえば、オイラの決して短くない人生で経験した、震度のタイ記録ですよ。

 これは、電車が混むかもしれないから、早く帰ろう。

 そのときは、まさか都内の電車が完璧にストップするなんて思いもしません。

 急いで青梅線の中神という駅へ行くと、改札に貼紙があって中に入れないのです。

 青梅線がストップしても立川へ行けば何とかなるだろうと思い、パスがなかったので4キロの道のりをテクテク歩きました。

 途中、電車が走らないのに踏み切りの遮断機が降りっぱなしになっていたり、鉄橋の上で乗客の乗っていない電車が立ち往生したりしている光景を目にしたりして、だんだん事態の深刻さが伝わってきました。

Ca3a3431

 
 そうやく立川駅に着くと、改札のシャッターが下りていました。まわりには鈴なりに行き場を失った人たちで通路はあふれています。

 サラリーマンや高校生にまじって、今日が卒業式なのか、着物にはかまを穿いたおねーさんたちも。

 復旧に相当な時間がかかると、場内アナウンスが告げています。

 相当な時間って、2~3時間くらいかな。

 近くの昭和記念公園に避難所があるので、そちらへ進んでくださいとしきりにアナウンスが勧めるので、待ち時間をつぶすつもりで行くことにしました。

 ちなみに昭和記念公園は、昭和天皇の在位50年を記念して開設された東京都立川市と昭島市とに跨る国営公園。150ヘクタールの広大な面積があります。

 ところが、入り口付近には5~6人しか歩いていません。

 ホントに、避難所があるの?

 勧められて来たものの、なんだか不安になってきました。

 とりあえず、奥のほうにある近代的な建物まで行ってみて、誰もいなかったら戻ろうと考え、前に進みます。


Ca3a3443

 入り口の自動ドアを抜けて中へ入ると、椅子に腰掛けている多くの人たちが目に入りました。

 結構、大勢いるみたい。

 かなり奥行きのある建物ですが、行けども行けども人が途切れることがありません。

 集まっているのは、サラリーマンやOL、年配の人たち、大学生、高校生などバラエティに富んでいます。それから、赤ちゃんと一緒のお母さんたちも。

Ca3a3436

 午後8時過ぎに、ケータイで交通情報を確認したら、JRの復旧は本日中には無理とのことでした。

 立川から東京へ行く電車のルートはいろいろありますが、現時点で動いているのは多摩モノレールだけ。

 モノレールってすごいですね。羽田モノレールも地震の後動いていたと言いますし、地震に強い乗り物なのでしょうか。

 それはともかく、この時点で避難所での宿泊が確定してしまいました。

 うう、泊まるつもりじゃなかったので、飲み物や食べ物を何も買ってこなかった。

 のどが渇いたよ~。

 …と思ったら、「アサヒカルピスビバレッジ株式会社さまのご好意で、皆様にミネラルウォーターを一名様に一本をお配りいたします」との有難いアナウンスが…。

 おお、いつも飲んでいる富士山のバナジウム天然水じゃ。

Ca3a3438

 困っているときは、こういうさりげない親切はありがたいもの。

 その次は、毛布が配られました。年配の人、赤ちゃん連れの人、そして女性が優先ですが、大量に確保されているようで、オヤジたちにもすべて行き渡ったのでした。

Ca3a3439

 しかし、夜も更けるとお腹もすきまする。

 ひもじいよ~、と思ったら、何と、軽食までふるまってくれたのです。

 それは、パックに入ったおこわ。

Ca3a3434

 たっぷりの量で食べきれず、翌朝の朝食にもなったのでした。

 さて、夜も更けて、寝る人が増えてくるのですが、絨毯の敷かれたエリアで横になる人、椅子にすわったまま転寝をする人、フロアに直接横になる人など、さまざまな寝方をチョイスします。

Ca3a3437

 絨毯のコーナーは女性たちに譲ろうと、オイラは椅子に座ったまま毛布に包まって寝る道を選択しました。

 でも、腰が痛くなってきて、とても座ったままでは眠れませぬ。

 仕方なく、フロアに毛布を敷き、その上に寝てみたのです。

 やっぱり、寝るときは横になるのが一番とそのときは思ったのですが、下と上から冷やされて寒く、とても眠れたもんではない。

 しかも、起き上がったら、全身に電気が走るような痛みが…。

 これはいかんと、午前3時からは椅子を二つ並べて、足を伸ばして座り、毛布にくるまって眠ろうとしたのです。

 しかし、この姿勢も途中から腰が痛くなり、とうとう一睡もできないまま朝を迎えたのでした。

 こんな状況でも、いびきをかいて寝ている人が何人かいましたからね。どんな場所でも寝られる人ってうらやましいっす。

 でも、みんな朝起きてトイレに行くときは、ロボコップみたいなぎこちない歩き方になっていました。

 やはりいくら毛布があっても、硬いフロアに寝るのはものすごく大変だと身をもって感じました。

 たった一晩で、もうギブアップです。

 帰りの電車も200パーセントの混み具合でしたし…。

 これは、今朝の新宿駅の風景。

Ca3a3446

  こんなに混んでいる駅や電車を見たのは十何年ぶりですかね。


 あとで調べてみると、オイラが泊まった「みどりの文化ゾーン・花みどり文化センター」での避難者は最大で約600人、毛布が700枚、アルファー米が1000食分だったそうな。

 オイラは、眠れないと言いつつも、ずっと横になっていたわけでありますが、昭和記念公園のスタッフの方たちは、一晩中寝ないで避難者のサポートに当たっていたのには頭が下がりました。

 本来は、サポートされる側ではなく、サポートする側にならないといけないのだけれど。

 東北や長野の被災地でも、多くのスタッフやボランティアが活躍しているのでしょうね。

 被災されている方は、避難所でこれからも長く寝泊りすることを余儀なくされるケースが多くなると思います。

 阪神大震災のときも、長い間避難所で生活しなければいけなかったそうですし。

 今回も、苦しい避難所での生活が続くのではと思うと、胸が痛みます。


 被災者の方たちへ深くお見舞い申し上げます。被災された地域の復興を心から祈っております。

|

« 決定!私が読んで面白かった小説大賞 2010年度 | トップページ | 「病の基本としくみ」が海外翻訳出版されました~♪ with糖尿病にはどんな種類があるの? »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/97372/51117813

この記事へのトラックバック一覧です: はじめての避難所体験 :

» 着物リサイクル [着物リサイクル]
着物リサイクルの情報です。 [続きを読む]

受信: 2011年3月16日 (水) 18時10分

« 決定!私が読んで面白かった小説大賞 2010年度 | トップページ | 「病の基本としくみ」が海外翻訳出版されました~♪ with糖尿病にはどんな種類があるの? »